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2006年 04月 05日 ( 1 )

Ellsworth Kelly展

エルスワース・ケリーは1923年ニューヨーク生れの現代アーティストで、第2次大戦後の抽象絵画世界でユニークなスタイルを保ち続けてきた人である。1948-54の間はパリに住み、当時のヨーロッパの現代作家、とりわけアルプ、ブランクーシ、マティス、ピカソなどの影響を受けたといわれている。

c0057725_1947138.jpg今回ロンドンでごく少数だが彼の2002年以降の作品が展示されている催しがあったので見てきた。作品はほとんどが油彩画であるが、立体的な作品もある。絵画はほとんどが大きなカンヴァスに単色の絵の具を丁寧に塗り、それを他の色のものと縦や横に並べたり、あるいは重ねたりしたものである。左の絵はその中の一枚で、Blue Black Red-Violet 2004(Oil on canvas, three joined panels, 204.5 x 110.5cm)。

アイデアとしてはユニークなのかもしれないが、簡単に私でも真似が出来そうに思える。多くの現代絵画はそういう類のものなので特に驚きはしない。色の選定と組み合わせはその作家独自のものであるし、見ていると何か安心できるというか、邪魔にならないというか、しかしなんとなく独自の空間を提供してくれることは認めざるをえない。この展示を見てからしばらく時間が経過しているが、印象はとても鮮やかである。c0057725_1957477.jpg
右の絵は100枚限定で販売されているリトグラフ。作品名はRed Curve 2006 (30.5 x 17.1cm) 。

Ellsworth Kelly
18March – 21 May 2006 
Serpentine Gallery, Kensington Gardens, London
by dognorah | 2006-04-05 20:01 | 美術