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ピーター・ドイグ展

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Peter Doig: Milky Way (1989), Oil on canvas, 152 x 203.5cm

Peter Doigは1959年エディンバラ生まれの画家。直後に両親と共にトリニダードに、次いでカナダに移住。19歳の時にロンドンに来て美術学校に学ぶ。その後一旦カナダに帰ったが1989年に再びロンドンで美術を学ぶため来英。90年代の作品で注目を集め、いくつかの賞を取ったりターナー賞候補にもなる。2002年にトリニダードに帰り現在に至る。
今回は最近20年間の画業数十点が展示されているが、大作に魅力的な作品が多く、充実した時間を過ごせた。基本は具象画であるが自由奔放な色とデフォルメで表現される空間の描写で個性的な世界を現出している。時にはとてつもないスケールの空間の広がりを感じることもあり詩情にも溢れ、深く引き込まれた。一見の価値あり、お薦め。

Peter Doig
5.02 – 27.04.08
Tate Britain, London
by dognorah | 2008-04-03 07:20 | 美術 | Comments(2)
Commented by Primrose at 2008-04-03 08:43 x
ご無沙汰していましてすみません。ドイグの企画展には、私も先日、行きました。個人的には、後期の作品よりも、前期の作品の構図や色使いの方が好きでした。細かい描写が多くあるので、実物の絵画を観てみないと、画集や絵はがきでは分からないものが多くあるように思えます。
Commented by dognorah at 2008-04-03 09:28
Primroseさん、お久しぶりです。私も実は前期の方が好みでした。まさに仰る通り、写真では原画の繊細で多彩な色遣いは再現できませんね。ここに掲げた写真も色が少しおかしいですし(特に緑系)。
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