来シーズンの演目や出演者の詳細が発表されましたが、メインステージの演目について感じたことをコメントしてみたいと思います。
Faust (Gounod) 再演 9月のオープニングを飾ります。指揮はMaurizio Benini。 マルガリーテはAngela GheorghiuとKatie van Kootenのダブルキャスト。KootenはYoung Artists Programmeを卒業して早速主役です。実力が認められてきたんですね。タイトルロールはPiotr Beczala。John Relyeaがメフィストフェーレ。 La Juive (Halevy) – Concert 9月です。 作品も作曲者も初めて聞く名前です。珍しくバービカンホールで演奏します。 Daniel Oren指揮。Dennis O’Neill他。 La Finta Giardiniera (Mozart) New production 9月、10月。 これも初めて聞く初期の作品。久々にGardinerが振るのが話題になりそう。 Lady Macbeth of Mtsensk (Shostakovich) 再演 9月、10月。Pappanoが振りTomlinsonが出演。 La Boheme (Puccini) 再演 10月、11月。ハンサムな指揮者Jordanが振る。 ロドルフォはAlvarezとLopardoのダブルキャスト。 ミミはKootenとHei-Kyun Hongのダブルキャスト。Kootenは二つ目の主役だからすごい。 The Queen of Spades (Tchaikovsky) 再演 11月、12月。Semyon Bychkovの指揮。 Vladimir Galouzine、Katarina Dalayman、Gerald Finleyなどが出演。 Carmen (Bizet) New production 12月、1月、2月。PappanoとPhilippe Auguinが分けて指揮。この演目は久しぶりの上演です。 カルメンはAnna Caterina AntonacciとMarina Domashenkoのダブルキャスト。 ドン・ジョゼはJonas KaufmannとMarco Bertiのダブルキャスト。カウフマンは久しぶりなので楽しみです。カルメンをやるAntonacciはまだ聴いたことがない人です。 La Fille du Regiment (Donizetti) New production 1月、2月。これも知らないオペラです。 Natalie DessayとJuan Diego Florezの共演が見もの。 Il Trovatore (Verdi) 再演 1月、2月。Nicola Luisottiが指揮。 マンリーコはAlvarezとZoran Todorovichのダブル。レオノーラは今期トスカを歌うCatherine Naglestad。 Madama Butterfly (Puccini) 再演 2月、3月。これもNicola Luisottiが指揮。 Liping ZhanとAndrew Richardsの共演。ZhanはDVDを持っていますが蝶々さんに適した姿格好ですね。 Orlando (Handel) 再演 2月、3月。これも初めて聞く名前です。指揮はMackerras。 カウンターテノールのBejun MehtaとソプラノRosemary Joshua。 The Tempest (Ades) 再演 3月。作曲者自身による指揮。Keenlyside、Bostridge、Spenceの共演が見ものか。 L’Heure Espanole (Ravel) / Gianni Schicchi (Puccini) 3月、4月。Pappano指揮。 ラヴェルのオペラは始めて聞く名前です。どっちもNew productionです。 Christine Rice + Bonaventura Battone (L’Heure Espanole)。 Bryn Terfel + Dina Kuznetsova (Gianni Schicchi)。 ターフェルは来期はこれだけですね。 Stiffelio (Verdi) 再演 4月、5月。Mark Elder指揮。 Jose Cura + Sondra Radvanovsky。やっぱりクーラでしょうね。 Pelleas et Melisande (Debussy) New production 5月。Simon Rattleが今年のザルツブルグ・イースター音楽祭で振るプロダクションをそのまま持ってきます。彼の指揮はガーディナーと同様久しぶりです。KeenlysideとFinleyがAngelica Kirchschlagerと共演。Kirchschlagerはバラの騎士のオクタヴィアン以来久しぶりです。 Fidelio (Beethoven) New production 5月、6月。Pappano指揮。レオノーレはKarita MattilaとYvonne Howardのダブル。フローレスタンはEndrik WottrichとSimon O’Neillのダブル。ロッコはHalfvarson。マッティラのDVDを持っていますが本当に男といわれても異論なし。 Don Giovanni (Mozart) 再演6月、7月。Ivor Volton指揮。 フィガロで好評を博したErwin Schrottがタイトルロール、レポレロにJonathan Lemalu、そしてDonna AnnaにNetrebkoが2度目のお勤めです。これは楽しみ。 Kata Kabanova (Janacek) 再演 6月、7月。 Mackerrasの指揮。Janice Watson、Felicity Palmer、Kurt Streit、Chris Merritt、Toby Spenceなどが出演。 Thais (Massenet) – Concert 6月。Andrew Davis指揮。 Renee FlemmingとThomas Hampson共演の豪華キャスト。 Tosca (Puccini) 再演 7月。Mikko Franck指揮。 今期に続いてこれもVioletta Urmana、Salvatore LicitraとMark Delavanという豪華版。 Rigoletto (Verdi) 再演 7月。Renato Palumbo指揮。 Alexandru Agacheのタイトルロール。彼は1994年にもこの役で出演したそうです。マントヴァ公爵はチビコロながら歌の上手いGiuseppe Gipali。ジルダはPatrizia Ciofi。 Cosi Fan Tutte (Mozart) 再演 7月。Colin Davisの指揮。 フィガロでロジーナを歌ったDorothea Roschmannなどが出演。 以上ですが、結構豪華な歌手が出るものの相変わらず偏っているという感じがします。指揮者についてもそうですね。
by dognorah
| 2006-03-31 01:46
| オペラ
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Comments(15)
おぉ、もう来年の話ですか。
Pelleas et Melisandeはちょっと無理してベルリンで聴きに行こうか迷ってたのですがやめることにします。有益な情報をありがとうございます(笑)。 歌手陣、本当に豪華ですね。個人的にはやっぱり連隊の娘が楽しみです^^。
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>個人的にはやっぱり連隊の娘が・・・
ホッホッホ!多分そうだろうと思っていましたよ(^^)
私もstmargaretsさんと同じで、この二人の連隊の娘が楽しみ。マスネの「タイス」はフレミングとハンプソンでCD持ってますが、とても素敵なのでこれもしめしめ。
アルバレスが出てくれるのは嬉しいけど、アラーニャは来年も来ないんですね。がっかり。The Tempest、プレミアもよかったですからお見逃しなく、です。又そのときと同じ豪華メンバーなのが嬉しいです。他に歌える人がいないんでしょうけど。
はじめまして。ミクシィから来ました。
来シーズンへの大きな不満は、2シーズン続けてシュトラウスがない、「スペインの時」に予定されていたらしいバルトリがでない、またもヴェルディとプッチーニばかり。 嬉しいのは、レシュマンが再び、それとマッティラです。ヘンデルの「オルランド」は、セットはともかく、音楽は素晴らしいです。バロックオペラにご興味が有れば、楽しめると思います。先日のバービカンでの「ヘラクレス」とはまた違った趣があります。いずれにしても、 お財布が潤う暇は無いですね。
ロンドンの椿姫 さん、来ない人はほんとに来ないですね。私はアンドレア・ロストをもう一度聴きたい。ネトレプコが2年ぶりに登場するのはうれしいですが。
守屋さん、はじめまして。ロンドン在住のようですね。オペラはずいぶん詳しそうで、これからいろいろ教えてください。シュトラウスもそうですが来期はワーグナーも皆無なんですよね。もっとも2007年にはリング4部を一挙に上演するそうですが。
ワーグナーが無くて喜んでいる人物がここに…(笑)モーツァルト以外はイタリア物の方が好きなので私はかなり満足です♪っていうか、来年行けるかどうか分からないんですけどね~。歌手、指揮、演出家がワンパターンになるのは、それぞれのオペラハウスの個性を出すためなのかな~?と思います。カルメンのAキャスト、アントナッチなどは久しぶりなんじゃないですか?
私も来シーズンのこと記事にしたんですが、何故か今so-netに繋がらないので、復活したらTBしに来ますね!
あ、ワーグナー嫌いだったんですね。ROHの場合、自分で選ぶというよりエージェント任せのところがあるらしく、普段使っているエージェントも限られているので幅広くアーティストを呼べないみたい。
餡となっちは私は聴いていませんが過去に出たことがあるんですね?
アントナッチはこの7年間、一度もROHには出てませんし、名前が出たこともないと思いますよ。去年か一昨年、バービカンでオッターと共演する予定でしたがキャンセルして私はがっかりしたものです。
でもあまりカルメン向きではないと思うんですけどね~。
アントナッチはソプラノとメゾの両方歌えるとのことなので、カルメンを歌うときはちゃんと切り替えるのかも。二人を比べる楽しみがありますね。
私の上のコメントはひどい変換を見逃しちゃっていますね(^^;
コヴェント・ガーデンというのは、良くも悪くも、やはり日本と同じような島国なんだなぁと、先日行った時に思いました。ロンドンの場合は簡単にパリやブ
ラッセルまで聴きに行けてしまう、というところがTOKYOとは違いますが。実際、土曜のパリのTCEあたりでは、よく英国風の発音を耳にしますしね。 アントナッチは伝説的な歌手ファルコンにたとえられる声を持った歌手ですが、かなり好き嫌いは別れると思います。この数年パリでは結構な人気で、実は来シーズンのバスティーユのLa Juive(《ユダヤの女》)、ミンコウスキの指揮で歌うはずでした。結局ミンコは降りちゃいましたけれど、彼女は歌います。ロンドンでもラシェル役は彼女かな? アントナッチはつい先月ロンドンで歌っているはずですよ。バービカンかウィグモアで2月27日、《ヴィアルドの夕べ》で。ちようどその日ロンドンに着くので、もし切符があれば、と思っていたのですが、見事に早くに売り切れていました。
《連隊の娘》はヴィーンでも来シーズンはこの二人ですね。東京では今年の6月にボローニャの来日で聴くことができます。もちろんドゥセではありませんが。
私だったら、やはりベジュン・メータを聴きたいですね。指揮者のメータの甥で、ボーイ・ソプラノとして活躍していたらしいのですが、成人になってからはカウンター・テナーとして活躍しています。Giulio CesareのトローメオやTamerlanoなど、一種の悪役ものを歌わせたらこの人が今のところいちばん!!
Bowlesさん、そうなのです、ここはこれに限らず島国であることはよく感じます。
コヴェントガーデンのLa Juiveのラシェル役は未定なのです。 >アントナッチはつい先月ロンドンで歌っている・・・ ウイグモアホールですね。私が12月にチェックした時点で売り切れでした。プログラムそのものはかなり地味だと思うのですが、歌手で売り切れたんですね。フォン・シュターデも出演していましたし。 >《連隊の娘》はヴィーンでも・・・ ヴィーン、MET、コヴェントガーデン3者の共同制作なのです。 ベジュン・メータという人の名前もはじめて聞くのですが、あの指揮者の甥なのですか。ROHの紹介文ではアメリカのカウンター・テナーとしか書かれていませんでした。最近はバロックオペラを積極的に聴いているので私はいくでしょう。
来年のプログラム、この中では私も絶対La Fille du Regiment かな。ただ、フローレスは声や技術は素晴らしいけれど、ステージ栄えしないんですよね。この間イドレドを歌ったのですが、どこにいるんだか... (笑)。
>フローレスは・・・ステージ栄えしない・・・
そうかもしれませんね。私も前に「ドン・パスクワーレ」を見たときは歌はともかく舞台栄えはしなかった印象があります。今回はまだ聴いたことのないドゥセが楽しみです。
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ロンドンに在住です。オペラ、バレー、コンサート、美術展などで体験した感動の記憶を記事にし、同好の方と意見を交わしたいと思っています。最新の記事はもちろん、過去の記事でもコメントは大歓迎です。メールはここにお願いします。
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