Jacob van Ruisdael (1628-1682)はレンブラントやフェルメールが活躍したオランダ絵画の黄金期に風景画家として名を成した人である。今回欧米各地より油絵が60点程度、デッサンも数十点程度が集められて集中的に見られる展覧会がRoyal Academy of Artsで開催されていたので彼を知るいい機会と思い見てきた。(左の絵はWindmill at Wijk bij Duurstede, c1670) 17世紀のオランダ絵画は当時からイギリスが最大の購入者であり、そのためイギリス中の美術館で彼の作品を散見する機会が多いので名前は覚えていたが、それほど印象に残るほどの画家でもない。しかしながらゲインズバラ、レイノルズ、コンスタブルあるいはターナーといったイギリスの代表的な画家はすべてこの人の影響を受けたようである。 当時のオランダ絵画の一般的な例に漏れず、彼の絵も写実的な画風が多く、技術的にも非常に精緻であるが、ペンを使ったデッサンなどを見ると舌を巻く上手さである。代表的な風景画は地平線の上に大きくスペースを占める空が特徴で、明るさと見通しのよさが気持ちよい。 ![]() ざっと見てみたものの、この一枚という感じの強い印象を持った絵は見つからなかったが、次の絵は比較的気に入ったもの(Hilly Landscape, 1652-55)。 ![]() Jacob van Ruisdael: Master of Landscape Royal Academy of Arts (Piccadilly, London) 25 February - 4 June 2006
by dognorah
| 2006-03-20 02:22
| 美術
|
Comments(2)
ロイスダールは、こういう絵を描く画家で一番好きです。というか、こういった風景画は基本的に苦手なジャンルなのですが、ロイスダールは別なんです(^_^;)
>空気も描こうとしたのではないかと あ、分かる気がします。彼の絵の雲の重なり方なんて、大気の厚みを上手く描いていると思うんですよ。だから大好き~。 結構長期間やっているんですね。ぜひ行きたいです。
0
Sardanapalus さん、ロイスダールがお好きとは意外でした(^^;
彼の雲は存在感がありますよね。
|
最新の記事
以前の記事
2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 カテゴリ
プロフィール
ロンドンに在住です。オペラ、バレー、コンサート、美術展などで体験した感動の記憶を記事にし、同好の方と意見を交わしたいと思っています。最新の記事はもちろん、過去の記事でもコメントは大歓迎です。メールはここにお願いします。
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||