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オッフェンバックのオペラ「ホフマン物語」 - DVD視聴記

Jacques Offenbach(1819-1880): Les Contes d’Hoffmann
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2002年10月のパリオペラ座(バスティーユ)公演を収録したもの。

詩人ホフマンが、お目当てのプリマドンナが公演を終えて出てくるのを待つ間の酒場で求めに応じて過去の3人の女性遍歴を話して聞かせるが、酔いつぶれてこの歌手も逃してしまう。落胆しているとミューズが現れて、また詩を書きましょうよと慰められ、気を取り直す。

主なキャスト
Hoffmann: Neil Shicoff
Lindorf, Coppelius, Dr Miracle, Dapertutto: Bryn Terfel
La Muse, Nicklausse: Susanne Mentzer
Olympia: Desiree Rancatore
Antonia: Ruth Ann Swenson
Giulietta: Beatrice Uria-Monzon
演出:Robert Carsen
指揮:Jesus Lopez-Cobos
管弦楽と合唱:Orchestre et Choeurs de Opera National de Paris

私は2004年にコヴェントガーデンでこの演目を見ているが、伝統的な作りこんだ舞台だったので、それに比べるとこれは簡素で現代的である。なかなか良く出来ていて、各場面ともそれにふさわしい雰囲気を出している。指揮も舞台によく合ったしなやかな演奏である。

歌手陣では、主人公を演じるシコフは歌も演技もしっかりしている。女性陣ではアントニア役のスウェンソンがうまい。しかしなんと言ってもターフェルが抜群である。ドスの効いた歌と演技がこのオペラにしっかりとした輪郭を与えている。同様の感想を「ファウスト」のメフィストフェーレ役で感じたが、彼はあの風貌が悪役はとてもよく似合う。

DVDとしてのカメラワークもまあまあと思うが、各歌手のアップはこんなに多用する必要はないのではないかと思う。特にターフェル(^^;
by dognorah | 2005-08-06 20:03 | DVD
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