2012年5月2日、RFHにて。
Leos Janácek: The Cunnning Little Vixen Suite Antonin Dvorák: Piano Concerto in G minor Interval Josef Suk: The Ripening - symphonic poem, Op.34 London Philharmonic Orchestra Vladimir Jurowski conductor Martin Helmchen piano Ladies of the London Philharmonic Choir 「利口な女狐」組曲は作曲家自身が編曲したのかどうか知りませんが随分端折ったもので20分ぐらいの演奏時間しかありません。それでもあの美しいメロディを聴くと情景が彷彿としてきます(ただし覚えているのは最初の方の情景だけですが)。音響的には十分楽しめました。 ドヴォルザークのピアノ協奏曲を実演で聴くのはこれが初めてです。第1楽章はスケールが大きく、かなり力を入れて作曲したんだなぁと想像できるものです。第2楽章になると彼独特の郷愁を呼び起こすようなメロディがふんだんに出てきて、ここでも沸々と湧き起こる創作意欲が強く感じられます。とても好ましい音楽です。第3楽章もその流れを敷衍しながら展開していきます。ピアノ独奏のマーティン・ヘルムヒェンは第1楽章ではまあ普通のピアニストかなぐらいの印象でしたが楽章が進むにつれて詩的な雰囲気を強く感じさせる弾き方と美しい音が好感度を増していきます。全曲終わってみれば大変すばらしい演奏だったと思わせるもので、会場も沸きました。残念ながらアンコールはありませんでした。 最後のスークの曲は全く初めて聴く音楽です。彼の曲といえばヴァイオリン協奏曲を聴いたことがあるかなぁとか思って調べるとそんなものは存在しなくて、孫の高名な同名のヴァイオリニストが弾いたドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲の演奏と混同していたことに気付くお粗末さ。ということでこれが作曲家スークの音楽初体験ということになります。残念ながらあまり好きな音楽ではありませんでした。管弦楽編成は大きく、舞台せましと奏者が並びますが、大きな音ががんがん鳴るもののやや単調で音楽にのめり込めません。それにしてもユーロフスキーは珍しい音楽を引っ張ってくるものです。お陰で客の入りはかなり悪いものでした。 今日は友人につきあって参加したコンサートなのであまりいい席ではなく、写真は撮れませんでした。
by dognorah
| 2012-05-07 01:40
| コンサート
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Comments(4)
チェコもの大好きなので、ロンドンに住んでたらきっとこのコンサートに行ったと思います。上記3人の作曲家では、ヤナーチェクがダントツで好みです。『利口な女狐』の音楽の心に染み入る叙情性!
でも、確かにこのプログラムでは集客が難しいでしょうね。。。 20年前にプラハに5泊したとき、毎日コンサートに行ったのですが、当時はプログラムに必ず一曲はチェコ(もしくはスロバキア)に縁のある作曲家の作品を入れるべし、というお達しがあったようで、チェコものを聴きまくることができました。モーツァルトもチェコに縁のある作曲家です。 プラハでは、ヴァイオリニストのスークが弾く祖父スーク作曲のヴァイオリンとオーケストラのための幻想曲(ドボルジャークのVコンとのカップリング)のCDを買いました。懐かしくなって今聴いてます。 その後チェコ音楽に入れ込んで、市立図書館で古くなった楽譜を安く放出すると、スークやドボルジャークのピアノ楽譜を買ったりしました。
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変わったプログラムだったので、行かれたと聞いた時は、dognorahさんの好み?と思ってたのですが、そういうわけだったのですね。(もしかしたらヤナーチェク目当て?とも思ったりしたのですが。)でもドヴォルザークお楽しみになったようでよかったです。
レイネさん、私にとってもヤナーチェックは別格です。彼のオペラは本当にすばらしい音楽ですね。女狐に限らず心にしみいる叙情性が一杯です。
felizさん、どんなコンサートでも行けば大抵何か発見がありますよね。曲にしろ演奏者にしろ発見したときは嬉しいものです。
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ロンドンに在住です。オペラ、バレー、コンサート、美術展などで体験した感動の記憶を記事にし、同好の方と意見を交わしたいと思っています。最新の記事はもちろん、過去の記事でもコメントは大歓迎です。メールはここにお願いします。
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