2011年3月30日、St Mary Magdalene教会にて。
Prokofiev: Piano Sonata No.3 in A minor, Op.28 Haydn: Piano Sonata in E minor Rudi: Arbereshe Bells Grieg: Improvisation on two Norwegian Folksongs, Op.29 Liszt: Annees de Pelerinage Liszt: Deuxieme Annee, Apres une lecture de Dante Yllka Istrefi(今回のコンサートでは眼鏡をかけていたが) イルカ・イストレフィはコソヴォ出身で、コソヴォとマケドニアで教育を受けた後奨学金を得てGSMDに留学、学位を取った後はRCMに移ってマスターを終了、そのままロンドンに在住している。 最初のプロコフィエフで大変腕の立つ人という印象を受けた。非凡なテクニックを駆使して力強くがんがん鳴らすタイプ。2曲目のハイドンもそのノリで演奏している風ながら第3楽章になってやっとハイドンらしいしっとりさが出てきた。その後の曲もダイナミックな曲想のものが多く、どうやらそういう曲が好みらしい(本人談)。音はぴしっと決まる硬質のものですばらしいのだが、もう少し叙情的なものも聴いてみたかった。アンコールに演奏されたショパンのワルツはなかなか雰囲気が出ていて、もう少し続けてほしいなと思った次第。 終了後のワインレセプションの時に本人と話したが、私が日本人と知ると簡単な日本語が出てきてちょっとびっくり。日本へ演奏旅行に行ったときにかなり日本に惹かれてその後ちょっと勉強したらしい。住みたい国の一つだとも言い、今回の災害で私の家族や友人のことを気遣ってもくれた。ということで結構親しみを覚えてしまった。今後のコンサートに注目することになろう。 追記 本人の希望により、彼女の名前はイルカとカタカナ表記にしてくださいということです。
by dognorah
| 2011-04-01 08:23
| コンサート
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