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フランスドライブ旅行(その14) -ボルドーのシャトー巡り4

ポイヤック村から南のほうへ走っているD2という地方道はワイン街道という名前が付いている。名だたるシャトーが道の両側に所狭しと並んでいるのだ。ポイヤックからその道を南へ約20kmいくとマルゴー村に着く。次の訪問先は、マルゴーを通り越してカントナック村に入る地点にあるシャトー・プリーウレ・リシーヌ (Ch. Prieure-Lichine) だ。
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ブドウ畑のほうはマルゴーにあるということでワインはマルゴーのアペラシオンに属する。ここは第4級格付け。格付けは1級から5級まであるが、何百とあるメドックのシャトーで格付けされたのはたったの60だから4級5級でもたいしたものなのだ。

訪れると、祝日なのでガイド役の若い女性が一人しかいなかった。英語の堪能な人で詳細に説明してくれる。ここはムートンと違って発酵槽はコンクリート製である。毎年の掃除が大変だといっていたが、このワイナリーではこれがいいという伝統らしい。ツアーの最後に試飲させてくれる。シャトー・プリーウレ・リシーヌの2001年と2002年、セカンドワインのLe Cloitre du Ch. Prieure-Lichine 2002年、それにメドックでは希少な白ワインであるLe Blanc du Ch. Prieure-Lichine 2002年の4種類である。赤ワインはビンテージが新しい割にはタンニンがあまり強くなく、どれもベリー系の香しい芳香を放っていてスムーズに飲める。ドライな白ワインはソービニオンブランとセミヨンの混醸であるが爽やかで味わいの深いものである。すべて買っても損はないが、赤ワインのシャトー・プリーウレ・リシーヌ2001年と2002年を6本ずつ木箱に入れてもらう。このワインの感想については2月15日のブログで述べたので参照して欲しい。そこでも述べたが、白ワインを買わなかったことに後悔している。これらのワインは日本でもそれほど高くないようだが、間違いなくおいしいのでお勧めである。

初日の最後は再びポイヤック方面に帰り、その南端にあるシャトー・ピション・ロングヴィル(Ch. Pichon Longville (Balon))を訪問した。シャトーの前に池があり、たくさんの鯉が飼われている。
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ここは隣にあるピション・ラランドと昔はひとつだったのが遺産相続で二つに分かれたということだ。

ここの醗酵槽はステンレス製であった。それがずらっと並んでまるで何かの近代工場のよう。とにかく今日一日でオーク、コンクリートおよびステンレスと3種類の代表的な醗酵槽をすべて見たことになる。それぞれのワイナリーはこれがベストと信じて設備投資をしたわけだ。おそらく細かく見ていくとその他のプロセスも少しずつ異なるのであろう。ワインの性格は畑の土壌が最も影響すると言われているが、これらのメーカーがもし同じ畑で仕事をすると味や香りなどのワインの出来にかなり差が出てくると思われる。

いろいろガイドの女性に質問していたら、あなたの質問は非常に専門的だ。ワイン業界に携わっているのか、と訊かれてちょっと面映くなる。

シャトーを出るともう薄暗くなっていた。ポイヤック村の中心まで戻り、相変わらず少ないチョイスの中から今夜はベトナム料理を選ぶ。料理は悪くはなかったがベトナム人亭主はあまり愛想は良くなかった。(続く)
by dognorah | 2005-03-20 07:48 | 旅行
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