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ピアッティ弦楽四重奏団演奏会

2012年3月29日、St Peter's Church, Eaton Squareにて。

Piatti String Quartet
Bach (arr. Mozart): 5 Fugues, K.405
Beethoven: String Quartet No.10 in Eb, Op.74 'Harp'
Smetana: String Quartet No.1 in E minor, 'From My Life'

現在開催中のLondon Wigmore International String Quartet Competition(Wigmore Hall主催)で世界中から選ばれた12の団体の中で唯一UKから選ばれた弦楽四重奏団の演奏会です。
最初の曲はバッハの平均律クラヴィア曲集からモーツァルトが5曲を選んで弦楽四重奏用にアレンジしたもの。合奏するというよりも各楽器が一つのフーガを演奏するようにアレンジされていていかにもバッハという印象で大変楽しめます。

2曲目の第1楽章が始まった途端4人の奏者の上品で洗練された音に釘付けとなりました。アンサンブルも見事でまるで絵筆で背骨を撫でられたようにゾクゾクしてしまいました。弦楽四重奏の演奏でこういう感じに見舞われたのは初めてです。2009年に結成されたのでまだ3年程度の経験しかありませんがこれほど聴衆を魅了してくれるとはたいした実力と言えるでしょう。

休憩後の3曲目はスメタナ。音の響きは相変わらず美しく、始めて実演に接したこの曲は親しみやすいメロディもあって音楽を堪能しました。特に第3楽章は豊富な内容ですね。

さてこの団体は今回のCompetitionでどういう成績になるのか楽しみです。世界には沢山実力団体がいるでしょうから楽観は出来ませんが。ちなみに今月27日から今日までが予選で、本日の午後五時にパスした6団体が発表になるようです。そして明日の準決勝で3団体に絞られ、4月1日に決勝が行われます。聴きに行きたいのですがすでに私のスケジュールは一杯で残念ながら行けません。
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by dognorah | 2012-03-30 23:38 | コンサート

フリューベック・デ・ブルゴス指揮LSO演奏会

2012年3月25日、バービカンホールにて。

Glinka Overture: Ruslan and Ludmila
Mendelssohn: Violin Concerto
Rimsky-Korsakov: Scheherazade

Rafael Frühbeck de Burgos conductor
Alina Ibragimova violin
London Symphony Orchestra

この指揮者は何十年も前からレコードなどで名前を知っている人で実演も90年代にロンドンで聴いたことがあります。未だに健在とはついぞ知りませんでしたが1933年生まれ、今日の指揮振りを見るとまだまだ元気です。演奏する音楽はちょっと田舎くさい木訥さを感じますが音楽的には立派なもので暖かさもあります。それにしてもLSOの音がこのように変化することは驚きですが個性的な指揮者のもとではまあ当たり前のことなんでしょう。細部にあまりこだわらない大づかみな演奏はスケールも大きく大変楽しめました。特に「シェヘラザード」はコンサートマスター(カルミネ・ラウリ)を始め独奏楽器が皆さんすばらしく演奏としてはレヴェルの高いものでした。最近では2010年12月に同じ曲を同じオケで聴いていますが演奏としては今日の方が好みです。

2曲目の協奏曲は実はバルトークのピアノ協奏曲第2番が予定されていてフリューベックと共にそれも楽しみで切符を買っていたのでした。しかし独奏する予定だったYuja Wangという中国人ピアニストがindisposedということで間際になって降板してしまったのでメンコンに差し替えられたのでした。恐らく大あわてで代わりのアーティストを捜した結果こういうポピュラーな曲になってしまったのでしょう。私は会場に着いてから変更を知って一瞬切符を返そうかと思ったぐらいがっかりしましたが、もう会場まで来てしまったことだし仕方がないと不満ながらそのまま座席に座ったのでした。聴く方はまあ気楽なものですが関係者は大わらわだったでしょうね。
で、そのヴァイオリン協奏曲ですが、これが何ともすばらしい演奏でいっぺんに機嫌が直ってしまいました。まずヴァイオリンの音が美しさに溢れた瑞々しいもので、演奏も全く奇を衒うことのないまっとうなもの。美しい音で高音まで一杯にながーく伸ばして演奏する私好みの演奏でもうどきどきものでした。カデンツァも惚れ惚れする出来。名前も聞いたことのないこのロシア人ヴァイオリニストは1985年生まれの26歳という若い人でUK在住らしい(だから簡単に代役ができる)。以前プロムスでヴェンゲロフの代役に引っ張り出されたらしいので実力はかなり知られた存在なのでしょう。

Alina Ibragimova
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Rafael Frühbeck de Burgos
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by dognorah | 2012-03-27 08:32 | コンサート

アンドリュー・デイヴィス指揮BBC交響楽団演奏会

2012年3月23日、バービカンホールにて。

Hugh Wood: Violin Concerto No. 2 London premiere
Tippett: A Child of our Time

Sir Andrew Davis conductor
Anthony Marwood violin
Nicole Cabell soprano
Karen Cargill mezzo-soprano
John Mark Ainsley tenor(Toby Spenceの代役)
Matthew Rose bass
BBC Symphony Chorus
BBC Symphony Orchestra

最初の曲は作曲家の名前もヴァイオリニストの名前も初めて聞く全く白紙状態でしたが、これがなかなか内容豊富な曲で三楽章形式のしっかりした構成。聴き応えのする協奏曲で大変楽しめました。作曲家のヒュー・ウッドは1932年生まれなので今年80歳です。終演後は元気な姿を舞台上に見せてくれました。とても80歳には見えません。このヴァイオリン協奏曲第2番は2004年に完成されたものですが初演は2009年にMilton Keynesで行われたとようです。5年間も演奏されなかったとはイギリスでもあまりポピュラーな作曲家じゃないようですね。

Anthony Marwood & Hugh Wood
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次の曲はティペットのオラトリオです。この人の作品は2005年11月にROHでオペラ「真夏の結婚」を見て以来久々に聴きました。歌われている英語は聞きにくいので内容はよくわかりませんが音楽は違和感なく楽しめます。独唱陣もなかなかの歌唱でしたが合唱がとにかく凄くてこういうレヴェルで演奏されるなら合唱だけ聴いてももペイするかなという感じです。
1938年にパリでユダヤ人青年がナチスの外交官を殺した事件に刺激を受け、1939年にイギリスがドイツに宣戦布告した二日後から作曲を始めて1941年に完成したそうです。この時代の政治的背景を色濃く反映した歌詞になっています。

Nicole Cabell & Karen Cargill
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Matthew Rose & John Mark Ainsley
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Karen Cargill & Sir Andrew Davis
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by dognorah | 2012-03-27 06:40 | コンサート

バレー「不思議の国のアリス」(ドレスリハーサル)

2012年3月17日、ROHにて。

Alice’s Adventures in Wonderland
Music: Joby Talbot
Choreography: Christopher Wheeldon
Conductor: Barry Wordsworth

Alice: Sarah Lamb
Jack/The Knave of Hearts: Steven McRae
Lewis Carroll/The White Rabbit: Ricardo Cervera
Mother/The Queen of Hearts: Itziar Mendizabal
Rajah/The Caterpillar: Eric Underwood
The Duchess: Gary Avis
Footman/Fish: Sander Blommaert
Footman/Frog: Kenta Kura
Alice's sisters: Leanne Cope, Beatriz Stix-Brunell
Orchestra of the Royal Opera House

昨年初めて上演されたバレーですが見損ないました。今年はリハーサルチケットが入手できたので行ったわけですが、こんな楽しいバレーだったら昨年も見ておけばよかったなぁと思いました。大人でも子供でも楽しめること請け合い。
ストーリーはほぼ原作を踏襲しているようです。私はこの物語を読んだことがないのですが一緒に行った友人が教えてくれました。
音楽はジャズやポップスの要素も織り交ぜたものでバレーとしては非常にいい音楽だと思いました。音楽だけでも楽しい。
舞台はヴィデオを多用して状況を表現していますが、実によくできていて登場人物(動物)のすばらしい衣装と融合して雰囲気は最高です。
ダンサーはリハーサルにもかかわらず力一杯踊っている様子で大いに楽しませてくれます。特にスティーヴン・マクレーのダンスは素敵でした。


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by dognorah | 2012-03-21 10:07 | バレー

新作オペラ「Miss Fortune」

2012年3月16日、ROHにて。

Miss Fortune
Music and Libretto: Judith Weir

Director: Chen Shi-Zheng
Set design: Tom Pye
Costume design: Han Feng
Video design: Leigh Sachwitz
Conductor: Paul Daniel

Tina (Miss Fortune): Emma Bell
Lord Fortune: Alan Ewing
Lady Fortune: Kathryn Harries
Fate: Andrew Watts
Hassan: Noah Stewart
Donna: Anne-Marie Owens
Simon: Jacques Imbrailo
Royal Opera Chorus
Orchestra of the Royal Opera House

Bregenz Festivalとの共同制作で、ブレゲンツではすでに昨年上演されました。作曲家ジュディス・ウイアは1954年生まれのイギリス人です。

オペラのあらすじ
世の中の経済状況の悪化に伴って富豪だったフォーチュン家は財産を失い、娘のティナは両親と別れて放浪するも不運続きで生活は好転しない。路傍でケバブの屋台を経営するハッサンに頼まれて留守番をするもある晩ヨブ達に襲われて屋台は炎上し、ハッサンは全財産を失う。彼女はクリーニング屋でアルバイトするもアイロンがけなどの仕事がきつくてへとへとになる。そういう状況に「Fate(運命)」に文句を言ったら、宝くじに当たるようにしてくれる。しかし同時にクリーニング屋の顧客で若くて金持ちの青年に見初められ、宝くじは放棄して彼との生活を選択する。

オペラにしては何とも変てこなストーリーですが、作者は現在の政治状況の下で人々の生活がどんどん厳しいものになっていく課程をテーマにしたかったのでしょう。それはそれで納得できるものの、音楽が何とも魅力のないもので歌手やオケは頑張っているもののオペラとしては失敗作と言えるでしょう。

歌手は全員特に不満のない出来で、カウンターテノールのアンドリュー・ウォッツは「ロンドンの椿姫」さんによると初日はあまり声が出ていなかったようですが今日は十分まともでした。若い金持ち実業家のジャック・インブライロはROHのヤング・アーティスト出身ですがなかなか印象的な歌唱でした。

指揮者は恐らく初めて見た人ですが、悪くはないでしょう。

舞台は演出も美術も中国人と思われる方々の仕事ですが、美しい出来でよい印象を持ちました。となるとやはり音楽が大変見劣りしますね。

Emma Bell
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Jacques Imbrailo
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Noah Stewart
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Andrew Watts
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Paul Daniel
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by dognorah | 2012-03-20 02:09 | オペラ

ティッチアーティ指揮LSO演奏会

2012年3月15日、バービカンホールにて。

Strauss: Tod und Verklärung
Mahler: Kindertotenlieder
Brahms: Symphony No.2

Robin Ticciati: conductor
Christopher Maltman: baritone
London Symphony Orchestra

この指揮者は2年前のプロムスでグラインドボーンオペラの演目「ヘンゼルとグレーテル」を指揮したときが私の初体験で、そのときにえらく感心したので今回のLSO定期演奏会の切符を買ったのでした。グラインドボーンでの活躍は多くの人たちが評価したののでしょう、昨年ウラディミール・ユーロフスキーの後任としてグラインドボーン音楽祭の音楽監督に選任されました。1983年生まれなのでまだ弱冠29歳です。

最初の曲「死と変容」は過去に聴いたときはそれほど惹かれなかった曲ですが、今回も曲自体はあまり好きになれないものの、演奏はさすがと思わせる出来で、改めてティッチアーティの実力を思い知りました。哲学的な深遠ささえ感じられます。テンポはゆっくりめで各楽器をたっぷり鳴らし、大変ダイナミックレンジの広い音量でした。オケを大音量で操る技術はなかなか凄いものです。今日は3曲とも弦は両翼配置で、そのために低弦群が私の座っている左側に集中したっぷりと低音を聞けたのも好ましかった。

次の「無き子を偲ぶ歌」を歌ったモルトマンはやや明るめの美しい声で感情豊かに歌い上げ、大変楽しませてくれました。最近よくウイグモアホールなどで歌曲のリサイタルをしているだけに上手いものです。

最後のプログラムはブラームスの交響曲第2番。この曲だけは暗譜指揮でした。やはりテンポを遅めにとって旋律を豊かに歌わせる指揮で、全く私の好みです。驚いたことにシュトラウスの「死と変容」で8挺だったコントラバスを9挺に増強していました。それだけ低音を強調したかったのでしょう。各楽章とも単にテンポが遅めなだけでなくエスプリの効いた豊かな知性を感じることが出来ます。田舎の野暮ったさではなく洗練された響きです。いい演奏でした。これからも頻繁にロンドンのオケを演奏して欲しい人です。

Robin Ticciati
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by dognorah | 2012-03-19 22:35 | コンサート

16歳のピアニストJan Lisieckiの感動的演奏

2012年3月9日、バービカンホールにて。

Jan Lisiecki: piano
Jiří Bělohlávek: conductor
BBC Symphony Orchestra

Mozart: Piano Concerto No.20
Mahler; Symphony No.7

最初の曲のピアニストについては事前に何の調査もせずに臨んだ演奏会でした。
舞台に出てきた長身の人を見て「ああ、随分若い人なんだ」ぐらいにしか思わなかったのですが、演奏が始まると「この人はいったい何者?」と思わせるすばらしい響きに完全に引き込まれてしまいました。音の一音一音がとても美しい上、まるで細いガラス細工のように繊細な表現が心の襞に染みこむような感触を覚えます。第1楽章や第3楽章のカデンツァにも心を捉える説得力と美しさがあります。ビエロフラーヴェクの指揮するオケは序奏部のテンポがやや速過ぎるのが気になったもののピアノとのコンビはすばらしく、小編成故の美しいアンサンブルと相俟って密度の高い演奏でした。ピアニストにはブラヴォーを進呈。この曲は何度も聴いたことがありますがこんなに感動したのは久しぶりです。
家に戻ってからこのジャン・リシエッキ(と読むのでしょうか)というピアニストを検索したら1995年生まれの16歳という事実が現れ、驚愕しました。ポーランド人両親のもと、カナダで生まれて教育を受けた人でした。アンコールに呼び戻されて演奏する前に聴衆に話しかける落ち着いた態度から度胸の据わった人でもあるようです。なお、アンコールはモーツァルトのソナタ第11番の第3楽章「トルコ行進曲」でした。
こういうことがあるから生の演奏会は楽しい、ということを再発見したのでした。

Jan Lisiecki & BBC Symphony Orchestra conducted by Jiří Bělohlávek
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2曲目のマーラー7番がまたすばらしい演奏で、今日は密度の高いコンサートでした。
ビエロフラーヴェクは強弱を特別に強調せず、むしろサラッとメロディを流していくだけのように思えましたが、それがツボにはまった感じで、終始聴き惚れました。この曲は豊富な楽想がぎっしり詰まったような構成ですが、こういうスタイルの演奏は自然体でマーラーを歌わせるような印象受けます。それが功を奏しているのでしょうね。尤も、過去に聴いた様々な演奏はすべて名演でしたから、どういうスタイルでも聴かせてしまうポテンシャルが曲自体にあるのでしょうけど。私のなかでは第6番と共に最も好みの曲です。
BBC交響楽団の音の響きもなかなかのもので、よいアンサンブルでした。なお、第2楽章のカウベルのうち舞台裏で鳴らされるものはパイプオルガン並びにある小窓の内側に据えられて演奏時は窓を少し開放して音量を調節していました。またマンドリンやギターは通常の楽器のなかに目立たないように配置されていましたが、音はどうしても目立ってしまいますね。
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by dognorah | 2012-03-13 06:45 | コンサート

ECOのコンサート

2012年3月7日、カドガンホールにて。

Anna Hashimoto (橋本杏奈): clarinet
Paul Watkins: conductor
English Chamber Orchestra

Schubert: Symphony No.8
Mozart: Quintet for clarinet and strings
Wolf: Italian Serenade
Weber: Clarinet Concerto No.1 in F minor, Op.73

1曲目の未完成交響曲、第1楽章の解釈はごく標準的なものでおもしろみが全くありません。私の好みは思い入れたっぷりな演奏でこの曲の持つデモーニッシュな側面を強調したものです。オケ自体は室内管なので仕方がないかも知れませんが弦と木管の音量バランスに難があり、もう少し弦に厚みが欲しいところです。第2楽章はこれらの点がやや解消されていますが、全体としては満足度の点で物足りない演奏でした。

2曲目はオケの弦楽奏者と橋本さんの協演です。彼女は以前同じホールの聴衆としていらしていたときにお会いして少し話したことがありますが大変小柄な人です。それにしてもクラリネットがやけに大きく見えたので、これは普通のものじゃないんだなと思いました。結構低い音が出ていましたし。インターヴァルに会った友人のKさんがあれはbasset clarinetというもので、モーツァルトのこの曲はそれ用に作られたものとの解説をいただきました。橋本さんは敢えてそれを使用し、しかもヴィブラート無しで演奏したとのことです。道理でCDなどで聴いたものとは印象が違って随分地味に聞こえたのでした。どちらかといえば私は現代楽器で派手に演奏されたものが好みですが。

3曲目のヴォルフのイタリアセレナードはオーボエの独奏(独奏者はオケの団員)付きの曲で、短いものながら颯爽としてなかなか魅力的な作品です。演奏も軽快で佳演。

最後のヴェーバーのクラリネット協奏曲は本日一番楽しめた曲で、今回は通常のクラリネットを使用した演奏です。これを聴いて彼女が高い評価を受けている理由がよくわかりました。柔軟で美しい音色は大変魅力的で、オケの演奏も大変立派で見事な協奏でした。ブラヴォーです。

basset clarinetでの演奏を終えた橋本さん
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通常クラリネットで協演のECOと
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by dognorah | 2012-03-09 02:31 | コンサート

バレー「ロメオとジュリエット」

2012年3月3日、ROHにて。

Choreography: Kenneth MacMillan
Music: Sergey Prokofiev
Conductor: Barry Worsworth
Orchestra of the Royal Opera House

Juliet: Alina Cojocaru
Romeo: Johan Kobborg
Mercutio: Ricardo Cervera
Tybalt: Bennet Gartside
Benvolio: Kenta Kura
Paris: Johannes Stepanek

この演目を見るのは久しぶりならコジョカルを見るのも久しぶりです。2007年に「オネーギン」「Mayerling」「La Bayadère」「Jewels」と4演目を見て以来なので4年半前になります。2008年に怪我をして暫く舞台から遠ざかっていましたが相変わらず細やかな表現はすばらしいし少女っぽさの演技は上手いです。今年5月に31歳になるのでもうヴェテランの域ですね。昨年コボルグがプロポーズしたそうなので間もなく正式に結婚するのでしょう。バレーを見始めてすぐ好きになったダンサーの一人なので、これからもいろいろな演目で見てみたいです。
今日の指揮者はワーズワース、ヴェテランのROHバレー専門指揮者ですが作る音楽は非の打ち所のないものでプロコフィエフを堪能しました。

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Ricardo Cervera, Bennet Gartside & Kenta Kura
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Barry Worsworth
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by dognorah | 2012-03-07 01:41 | バレー