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DVD焼きソフトの比較

2003年12月にソニーのリライタブルドライブDRU-530Aを購入し、それ以来200枚以上のDVDを焼いてきた。使用した焼きソフトの種類は次の5種類でそれほど多くないが一応現時点での印象をまとめておく。
(1) Nero v.6.6
(2) CyberLink EZProducer 2
(3) Sonic Record Now! V.6.7.1
(4) Alcohol 120% v.1.9.2
(5) DVD Decrypter v.3.5.2

この中でVIDEO_TS形式のファイルとイメージファイルの両方を扱うことのできるのは(1)(2)(3)で、(4)(5)はイメージファイルしか焼けない。

まず、VIDEO_TSファイルを焼く場合のそれぞれの特徴を次に述べる。
(1) Nero
最も使いやすいソフトと思う。VIDEO_TSフォルダの中身さえあればフォルダの名前はどうでもよく、ソフトがDVDの体裁を整えて焼いてくれる。
ただ、Version 6.6になってから気づいた不具合であるが、4倍速の+RWメディアを挿入して速度をMaxというデフォルト設定にしておくと、2.4倍速でしか焼かない。したがって、焼く前に手動で4倍速を選ばないと時間を無駄にしてしまう。Version 6.3ではこういうことはなかった。

(2) EZProducer
Neroと違って、VIDEO_TSとAUDIO_TSというフォルダを含んだフォルダを指定しないとDVD用のファイルとは認識してくれない。それさえやってあげればちゃんと焼いてくれる。ところが、焼きあがったDVDを再生できないプレーヤーがあることがわかった。私の場合、VAIOのノートを持っているのだがそこについているDVD-ROMプレーヤーはこのディスクを認識しないのだ。NeroやRecord Now!ではこういうことはない。

(3) Record Now!
このソフトの場合は、VIDEO_TSとAUDIO_TSの二つのフォルダをデータとして焼いてやるとDVDビデオとして認識されるディスクになる。最初は間違えてこの二つのフォルダを含むフォルダを焼いてしまったら、まったくプレーヤーでは再生できないただのデータディスクになってしまった。ずいぶん不親切なソフトだ。
しかしこいつの最大の問題点は、非常に焼きミスの多いソフトであるということだ。ずいぶんトーストを作ってくれたよ。

次に、イメージファイルを焼く場合であるが、この5種類で結果には大きな差はないものの、やはりRecord Now!は不安定でいまいち信頼性にかける。使い勝手の点で私が多用するのはDVD Decrypterである。ネットでアップされたファイルを焼くことが多いのだが、中には作成ソフトのせいかファイルサイズが4.7GBをわずかに超えるものもあるらしい。こういった場合、(1)から(4)までのソフトは一様に「ディスク容量が足りません。もっと大きな容量のディスクを挿入してください」といってディスクを吐き出してしまう。ところが、DVD Decrypterは、「容量が足りません。でも、とりあえず焼いてみますか?」みたいなせりふが出てきて、OKすると焼き上げてしまう。私は4.7GBのディスクの容量がどの程度ばらつきがあるのか知らないが、たいていの場合、超過したデータ量はごくわずからしく、問題なくDVDは完成する。こういうソフトはフレキシビリティがあっていいねぇ。これはしかもフリーソフトときている。こんないいソフト使わない手はない。

以上をまとめると、VIDEO_TSを焼く場合はNeroを、イメージを焼く場合はDVD Decrypterが今のところお勧めである。
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by dognorah | 2005-02-28 04:19 | コンピュータ

私のお気に入りgadget


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昨年クリスマスシーズンにあるネットショップから案内をもらって思わず買ってしまったのがこれ。フェラーリと提携してデザインされた時計だ。ベッドサイドに置く時計で適当なものを探していたのだが、私の要求をぴったし満たしてくれる機能を備えている。17x10x3cmの大きさ。

まず時刻だが、電波時計なので正確無比。夏時間も自動的に調整してくれる。曜日と日付も表示されている。もちろんアラーム機能もある。そのアラーム音だが、普通の電子音とフェラーリの排気音とを選べる。一度排気音で目覚ましをかけてみたら非常に寝覚めが悪かったが(^^;
 

非常に気に入っているのが、時刻を壁や天井に投影する機能。写真の向かって右側にある傾いている部分が投影機で、それを動かすことで投影場所を選べる。次の写真が、暖房用のラジエーターの上の壁に投射されている時刻の例。夜中や朝方に目が覚めたとき、近視の私でもはっきりと読める大きさで大変重宝している。なお、立ち上がっている馬の絵はフェラーリのマークである。
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さらに、これは温度計も持っている。それも室外と室内の両方を表示できる。室外は、その次の写真のように6x4cm位のリモートユニットが付属していて、電波で本体に温度をレポートする仕組みになっている。私はベランダにそれを設置した。温度は最高と最低を記憶する機能もある。この冬の当地の最低気温は-1.5度と記録されており、あまり低くなっていないことがわかる。
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もうひとつ、こいつは天気予報の機能も持っていて、12ないし24時間先の天気を予報してくれる。予報は4種類で、晴れ、雨、曇り、うす曇の4種類で当たる確立は70%だそうだが、外出するときなどかなり参考になっている。恐らく気圧変化を分析して予報を出すプログラムが組み込まれているのだろう。最初の写真で真ん中左にあるマークがそれで、このときは雨という予報になっている。

あまり安くはなかったが、とても気に入っている一品である。
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by dognorah | 2005-02-27 10:03 | 日用品

フランスドライブ旅行(その2) -ドーバー海峡を渡る

イギリスからフランスへ車で行くとすればいくつかのルートが選べる。ドーバー(Dover)からはいくつかのフェリー会社とご存知Channel Tunnelを利用する鉄道も選択肢である。

フェリーの場合はフランス側の港を2箇所選択できる。それは、カレー(Calais)かブーローニュ(Boulogne-sur-Mer)で、南の方面を目指す場合はより南にあるブーローニュが便利である。時間的に最も早いのは鉄道(車で専用車両に乗り込む)利用だろう。これはイギリス側は、フォークストン(Folkestone)というところが乗り場で、フランス側はカレーの近くの高速道路付近で下ろされる。鉄道で移動する時間は約30分で、ずっと車に乗っていてよいので道路を走るのと大して違わない。乗るときも降りるときも高速道路と直結だから非常に便利ではあるが、料金はこれが一番高い。
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我々は今回最初にノルマンディ地方に行くのでイギリスの南海岸にある港のPortsmouthやNewheavenからノルマンディのル・アーブル(Le Havre)や、昔カトリーヌ・ドヌーブの映画で有名になったシェルブール(Cherbourg)に行くルートも考えたが、シーズンオフでかなり不便であることがわかったので、比較的新しいサービスであるドーバーとブーローニュ間の高速フェリーを利用することにした。所要時間は約50分。ネット上で予約してConfirm Pageをプリントするとそれが切符になる。チェックインも係員が粗末な小屋に一人いるだけ。徹底的にコストを削減して低料金を実現しているらしい。
上の写真はイギリス側の港ドーバー。桟橋が多く、かなり大きな施設になっているが標識がしっかりしているので目的のフェリーまで迷うことは無い。

フェリーは想像したよりも大きな立派な船でそれが時速50kmぐらいで突っ走り揺れも小さかったがこれは天候にもよるだろう。シーズンオフのせいであろう利用者の数はそれほど多くない。さっさと予約者が乗船したので定刻よりも10分ぐらい早く出発した。
海峡のちょうど真ん中ぐらいで携帯電話を見ていたらイギリスのオペレーターからフランスのそれに切り替わり、歓迎メッセージが入る。
次の写真はこのフェリーで、背景はブーローニュである。
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朝11時ごろ出発で、時差の関係で現地到着は午後1時ごろ。ちょうど昼飯時だ。船を下りて誘導路に沿って行ったらすぐブーローニュの町に出る。ここは、今まで高速道路で通過したときに教会の高い尖塔が見える印象があったことを憶えているが町の中に入るのはこれが初めてである。その教会がたぶん見所のひとつだろう(下の写真)。
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適当に運転しているとすぐ賑やかな通りに入った。ふと見ると道路脇に駐車スペースがいくつか空いていたのですぐに駐車した。ラッキーだった。その後何台も地元の車が空きスペースを探してうろうろしていたから。フランスのパーキングメータはうれしいことに昼飯時の2時間は駐車料が無料になる。早速レストランを探してうろうろしたが最寄の定食屋が一番ましそうだったのでそこに入る。路上に黒板が出ていて、本日の定食7ユーロと書いてある。約5ポンドだからイギリスに比べて安い。英語をしゃべらない愛想のいいおじさんが席に案内してくれる。小さな店だ。我々以外はみんな地元の人たちで、オヤジや給仕と気さくにおしゃべりしている。料理は子牛肉の煮込みだった。そして、一口食べただけで、ああ、フランスに来た!と思った。それほどおいしかったのだ。量もタップリで、これが7ユーロねぇ。感激!

この町も散策したいところだが、今日の宿泊地ル・アーブルまで250kmもある上、もう2時半なので昼食後はすぐに出発。料理学校へ直接行くプランでは遅刻する可能性があるので前日に学校の近くの港町に泊まることにしたのだ。そこまで内陸の高速道路で行くか海沿いの一般道路を走るかの選択肢があったが、フランスの高速道路はイギリスと違って有料で、それも結構高いことと海を見ながら走りたいということで海沿いを走った。しかし実際は道路はそれほど海沿いを走っているわけではなく、単なる平野部を走っているだけで海などほとんど見えない退屈極まりない道路であった。Dieppe、Fecampといった港町を通過しながらル・アーブルには8時ごろ到着し、予約済みのホテルにチェックイン。(続く)
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by dognorah | 2005-02-26 04:12 | 旅行

今日のワイン

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パートナーが里帰り中なので毎日食事を用意しなければならない。彼女は肉が嫌いで、おかずは魚系にしたがる。私も魚は好きであるが肉も食べる。従って必然的に私一人だと肉を使った料理になる。昨日は、ラムのアバラ部分。例の骨の付いたやつだ。ローズマリーをタップリ入れて焼く。今日はローストビーフを作る。1キロぐらいの塊なので一人で食べる分にはしばらくはもつだろう。

香り豊かなラムにぴったし合うワインとして選んだのが写真のワインである。ローストビーフにもいけるはずだ。南アフリカはシュテレンボッシュ(Stellenbosch)地域にある古いワイナリーVergelegenが醸造する最高級品。

ラベルが一風変わっていて、写真のように小さなマークと名前だけ。他の商品はみんなちゃんとデザインした大きなラベルが貼ってあるのにこれだけはなぜかシンプルなのだ。ボトルも一本ずつ紙で包んでシールを貼り、6本入りの木箱に納まっている。ボルドーやブルゴーニュの高級品はすべて木箱に6本または12本入りで販売されているが、一本ずつ紙で包むなんてことはしない。それだけこのワインにはワイナリーの心意気が込められているのだろう。ここはいろんな種類のワインを作っているが、それぞれブドウの品種を書いて、その下の行にVergelegenとメーカー名を記してあるのに、このワインの名前は単にVergelegenという。販売店はVergelegen Prestigeといって区別しているが。オランダ人が17世紀に創設したワイナリーなので現地では恐らくフェルヘレーヘンとでも発音するのだろうか。イギリスでは当然ヴァーゲレーゲン。

さて、このワインは使われているブドウがカベルネ・ソービニオン、メルローおよびカベルネ・フランの3種類でいわゆるボルドータイプである。
今回飲んだものは2000年の作でアルコール濃度は14.5%と高い。実は私はこのワインの存在を知ったのは昨年秋で、ジンバブエに赴任した友人が日本へ里帰りする途上ロンドンに立ち寄り、私にこのワインをプレゼントしてくれたのだ。それは2001年物でアルコール濃度はさらに高い15%であったが、それを飲んでぶったまげてしまった。香りといい味といいボルドーの名の知れたGrand Vinに全く引けを取らないものだった。

早速ググって見たらいくつかの販売店が見つかり、ミレジムは違うけれど購入した次第で、今回飲んだのがそれである。一本25ポンド前後の値段が付いているが、これがボルドー産だったら倍くらいの商品価値はあるだろう。

アルコール分が0.5%低いということは2001年より天候が悪かったということだろう。ボルドーは12.5%に調整するが他の国では出来たそのままにするところが結構ある。

味は最初の印象とほぼ同じで、色は非常に濃いルビーレッド、鼻を近づけるとまずもわーっとベリー系ブラックカラント系の香りが立ち、グラスを回すとバニラ香などが出てくる。口に含むと果実味がタップリで滑らか、喉越しもスムーズであるがタンニンの渋さもかなり強烈である。あと10年ぐらい寝かせても平気だろう。
料理とともに少しずつ飲んでいくと、途中でシガーの香りがしだした。その後はあまり変わらず。

しかし好みのワインが新しく見つかって幸せである。教えてくれた友人に感謝したい。
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by dognorah | 2005-02-25 00:51 | ワイン

マノン(Manon) -ロイヤルバレー公演

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   Tamara.RojoとCarlos AcostaによるManonの1シーン

昨夜コベントガーデンのオペラハウスで見たバレーの感想を述べる。
演目はマスネー(Jules Massnet)の作曲した同名のオペラのバレー版。振り付けは高名なChoreographerであるケネス・マクミラン(Kenneth MacMillan、故人)による。
原作は18世紀のAbbe Prevostの小説。同じ内容でマノン・レスコーという題でプッチーニもオペラを作曲しており、オペラとしてはこの方が有名である。

あらすじは、兄の斡旋で娼婦として金持ちから金銭を得ているマノンがあるときグリューという名の学生と恋に落ちる。金持ちの金を盗んで彼との生活を楽しむが警察に捕まり、アメリカに放逐される。グリューも一緒についていくが放浪の末マノンは死んでしまう。

今夜の主演は、マノン役にタマラ・ロホ(Tamara Rojo)、グリュー役にカルロス・アコスタ(Carlos Acosta)という共に当代世界屈指のダンサー。アコスタはこれまで何度かロイヤルバレーで見たことがあるが、ロホは今まで当日不出演などがあって私にとって今日が初めてである。

この二人が一緒に踊るバレーは筆舌に尽くしがたいくらいすばらしい。第1幕で二人が出会ってお互いに愛を告白するシーンと第3幕最後でマノンが死ぬ直前のデュエットは息を呑むパーフォーマンスであった。振り付けは曲芸的な動作を要求しているが、二人の動きを見ると非常にスムーズなので一見苦も無くやっているように見える。しかし細部を見るとそれぞれが高度なテクニックを連続して組み合わせたもので、息の合ったこの二人だからこそ演出家の要求する感動的な空気を余すところなくかもし出すことが出来たものと思われる。

私はアコスタと言う人はしなやかな筋肉で持って激しい動きを美しく表現する人と言う印象を持っていたが、今日の公演を見て微妙な感情も感動的に表現できる人であることを発見した。ロホも高名なバレリーナであることは知っていたが、今日目の当たりに見て並外れた技量を持った人であることを確信した。

数十人に及ぶ共演のダンサーたちも一流といえる技量を持つ人が多く、ロイヤルオペラの層の厚さを感じさせる。日本人ダンサーはRyoichi Hiranoという人が参加していた。
しかしこのような感動的パーフォーマンスを日常のごとく見ることの出来るロンドンというところは底知れぬ芸術都市である。それを育ててきた英国人のよき伝統にも拍手喝采したい。私がロンドンを離れられぬ理由のひとつである。
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by dognorah | 2005-02-23 21:56 | バレー

フランスドライブ旅行(その1) -プロローグ

過去に何度もフランスへ自分の車で(時にはレンタカーで)ドライブ旅行をしたが、昨年晩秋に久しぶりにロンドンから車を転がして行ったのでその旅行記をまとめてみた。

過去に行ったところは、パリ近郊、ロアール川沿いノルマンディ、シャンパーニュ、ブルゴーニュ、アルザス、プロバンス、ローヌ川沿いなど結構ワインの産地を含んでいるが、ボルドーは次回のたのしみにと言っていつも素通りしていた。それで今回はぜひボルドーへ行ってシャトー(ワイナリー)巡りをしたいというのが主な動機である。ボルドーはイギリスのはるか南にあり、一日で現地入りするにはかなりきつい距離(カレーから約900km)なので、まずノルマンディ地方を再訪し、その後ボルドーへ移動するというプランにした。

現地宿泊はB&Bを主体にし、やむをえない場合のみホテルを使うといういつもの方針を今回も踏襲する。ここでいつも我々夫婦の間で意見の一致を見ないのが宿泊場所の確保の仕方で、私はその日暮らし、すなわち現地へ行って気に入ったところを見つけて泊まるというのが好きだが、彼女はあらかじめ予約をしたがる。

一度私の方針で旅をしているときに、なかなか宿が見つからず(全部満室)16軒ぐらい訪ね歩いてやっと空室にありつけたことがあって、それ以来彼女は満室恐怖症なのだ。しかしフランスの場合それが起こるのは土曜日と休前日だけなので、そこだけちゃんと事前に手当てをすれば問題ない。

にもかかわらず彼女が同意しないので妥協策として、旅の前半は彼女がプランを作り、宿はすべて事前にアレンジする。後半は私が現地主義でやるということになった。で、彼女が提示したプランはノルマンディで4日間の料理コースに参加すること!場所はイギリス人女性とフランス人男性のカップルが経営するB&B。それを私が受け入れたので、旅の前半は二人で料理を習う羽目になったわけである。(続く)
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by dognorah | 2005-02-23 09:36 | 旅行

ロンドン水族館

ヨーロッパ最大級という触れ込みの水族館があることを聞き見学にいった。
場所は、London Eyeのすぐ隣、旧市庁舎の地下一階と二階部分に作られている。
脱線するが、この旧市庁舎という建物、なかなか壮大なもので中を見ても特に傷んでいる様子は無く、なぜ新市庁舎をTower Bridgeのそばに建設する必要があったのかよくわからない。現在は日本の不動産会社の持ち物らしいが、水族館だけではなくホテルや美術館などいろいろな施設が入っている。

さて水族館は、入口がテームズ川に面した遊歩道にあり、入場した後は半円形にぐるっと右奥まで歩かせられ、そこから地下一階部分に降りる構造になっている。
中は14のゾーンに分けられ、最初は川に住む淡水魚から始まる。海水魚は太平洋、大西洋、インド洋などに分類され、どういうところにどんな魚がいるのかが比較的わかりやすく展示されている。太平洋と大西洋はそれぞれ巨大で2レベル分の深さがあり、水深の浅い部分と比較的深い部分に生息する種類が一緒に入れられてそれぞれが自分の適した環境の中で泳ぎ回る工夫がなされている。自然と同じく鯖など集団を形成して回遊している様が面白い。
太平洋の水槽にはサメが何匹かいて、他の魚と交錯しながら回遊している。なぜ他の魚が食べられないか不思議だが、係員の説明によると定期的に餌をやっており、サメは余程の空腹でないと他の魚を捕らえて食べないという。

この水槽は最近見たCloserという映画の中に登場している。Clive OwenとJulia Robertsが出会う場面である(写真参照)。

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この映画の中のJulia Robertsみたいにポーっとして水槽を見ていると心が休まる感じがする。ヒラメやカレイが底の砂の上で色を変えたり、ひれを小刻みに動かして砂の中に潜り込み、目だけ出しているのも微笑ましい。
工夫を凝らした小さめの水槽が沢山あるがなんといっても大きな水槽の中を雑多な魚たちが泳ぎまわる状態を観察するのが面白い。
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by dognorah | 2005-02-22 04:37 | 観光

絵画を買う楽しみ(その2)

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今日は先日に続き、フランスノルマンディ地方の町オンフルールで買った2枚目の絵を紹介。1枚目の絵を梱包してもらっている間に店内を見て回り、家内がこれも欲しいと言い出したのがこの絵。題名はRose sur Symphonie Torquiseという。大きさはF12号(50x60センチぐらい)。いい絵だと思ったものの、私は他のアトリエで違った作家のものを買おうと思っていたので難色を示した。しかし彼女は居間の雰囲気とカーテンの模様にぴったしだから絶対欲しいという。一方、私の意中の作品はF20号ぐらいで大きい分大変高価で、それを買う余裕があるかどうかちょっと思案どころだと思っていたこともあり、今回は譲歩することにした。しかし、今でもその絵は心にはっきり残っている。ちなみに画家の名前はNadia Casciniというイタリア人である。私が買おうと思った絵の写真は無いが、例えば下に掲げた写真のような画風である。
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by dognorah | 2005-02-21 02:27 | 美術

Windows XP Media Center Edition 2005について

このOSを入手して私のPCのDドライブにインストールしてみた。
しかしOSがなかなか能書き通りには動作しない。主なトラブルは、そのままではDVDが再生できないのと私が以前から使っているTVチューナー(アナログ)を認識しない、など。雑誌の情報によるとDVDの再生にはmpeg2デコード用ソフトが必要で、MSはそのためにはCyberlinkのPowerDVD 6またはNvidiaのDVDデコーダーをインストールすることを推奨しているとのこと(だったら最初から自前のDVD再生ソフトなんか付けなければいいのに)。そして、グラフィックスカードも最新でなくてはならず、例えばATIならRadeon 9800、X700、X800シリーズという最上級品でしかもこのOS用に特別なドライバをATIのホームページからダウンロードしてインストールする必要がある。TVチューナーも特定の機種を選ばなくてはならない。やはり最初からその目的でPCを組み立てる以外使いこなしが難しそうだ。MSから提供されたすべてのノウハウを元に組み立てられたメーカー製を買うのが無難というところか。単なる最新のWindows XPとして割り切ってしまえばそれでもいいのだが新機能として宣伝されているものが使えないのがちょっと悔しい。
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by dognorah | 2005-02-20 08:07 | コンピュータ

オペラの楽しみ -ワーグナーのニーベルンクの指輪-第1部ラインの黄金

先般コベントガーデンのRoyal Opera Houseにてこのオペラを鑑賞した。バイロイトと違ってここでは1年かけて「ニーベルンクの指輪」4部作を上演する。今回はその第1部であり私は非常に楽しみにしていた。

ところが当日はハプニングがあり、主役ともいうべきWotanの役をするBryn Terfelが風邪を引いて声が出なくなってしまった。オペラ開始時に係りの人が舞台に出てきてこの事実を告げたとき、観客席からは失望のため息がユニゾンで漏れた。劇場側は当日の朝ドイツにいたDonald McIntyreというベテランのWotan役に連絡を取り、急遽ロンドンに来てもらうことにした。当日は強風でフライトが遅れ、到着した空港もロンドンから最も遠いGatwickであったが何とか開演時間は遅らせずにすんだ。しかしそういう状況だから舞台で演技できるわけがなく、彼はオーケストラピットの中で歌うだけで、舞台上では声の出ないBryn Terfelが口パクをやるという苦肉の策が取られることに。その説明が進行する間、観客席からは、McIntyre代役のニュースに拍手、ピットで歌うことに再び失望、Terfelの口パク出演に笑いと拍手で何とかこのアレンジを受け入れた。

悪いことにその日が最終公演でBBCがTVカメラを持ち込んで録画する予定であった。それより以前の公演日にも録画取りをしていたなら問題ないけど、この日だけだとどうする気だろうとちょっと心配になった。ピットで歌う歌唱は観客には迫力がなかったけど、録音ではレベル調整ができるからあるいはそのまま放送するかもしれない。まだ放送する日が発表されていないがぜひ結果を確かめてみたいものだ。

さて前置きが長くなったが、オペラそのものはWotanの迫力不足を除き見事なできばえだった。音楽監督で今回の指揮者でもあるAntonio Pappanoも任期中の一大イベントだからさぞ張り切っていたことだろう。構成ががっちりしながらもしなやかな演奏だった。主な出演者は次のとおり。
Wotan: Bryn Terfel (Donald McIntyre)
Albelich: Gunter von Kannen
Fricka: Rosalind Plowright
Freia: Emily Magee
Fasolt: Franz-Josef Selig
Fafner: Phillip Ens
Loge: Philip Langridge

舞台構成はフローレンスのMaggio Musicale原作らしいが実によくできている。2時間半の公演を休憩時間なしにぶっ通しでやれるのはこのオペラ劇場の優れたメカニズムによるもの。ウイーン国立劇場では円形舞台の4分の1だけが観客に向いており、場面転換はその舞台をくるっと90度回転するだけでできる。ここロンドンでは、舞台全体が天井までせりあがることで下に用意した次の場面が現れる仕掛けになっているが、実に効果的にそのテクニックが使われ、目の前で実現される場面転換のスマートさに観客は大満足である。
最近は欧州各地の歌劇場(時にはアメリカ)と提携して舞台を共同制作することで経費を節約する例が多いが、少ない予算で豪華な舞台が実現できるのでわれわれ観客にとっても歓迎すべきことである。

このオペラではラインの黄金を守る水の精たちが最初に登場するが、薄暗がりの中とはいえヌードで登場する。オペラに登場する人物は歌手と舞台俳優で構成されていて、今までは俳優たちが全裸になるシーンはたとえばリゴレットなどで見受けられたが、実際に歌ういわゆるオペラ歌手が裸になるのを見たのは今回がはじめてである。映画化されたオペラではそういう場面は何回か見ているが、おそらく世界的にそういう傾向なのであろう。ちなみに、今回の登場人物たちの衣装はかなり現代的で、おそらくこれは4部ともそういう方針で貫かれるのであろう。これも世界的にすべてのオペラでそういう傾向にあり、バイロイトの公演でもビデオで見る限りかなり前からそうなっている。

歌手たちは総じて十分楽しませてくれる水準にあり、これでBryn Terfelが万全な状態だったらどんなにかすばらしかったことだろう。彼はウエールズ出身のバスで歌のうまさと演技力を併せ持った逸材で安心してオペラに没頭させてくれる偉大な歌手である。ラインの黄金の前には昨夏グノー作曲のファウストでメフィスフェレス役を演じていたのを見たがAngela GheorghiuやRoberto Alagnaを圧するすばらしいパフォーマンスで終演後は私も他の観客とともにブラボーを連発した記憶がある。

来月はこれの第2部、Warkureの公演があるが、非常に楽しみである。Brunnhilde役には私が最高の賛辞を捧げているオーストラリアのソプラノLisa Gasteenが出演するので二重の楽しみである。そのときはまたここで報告しようと思っています。
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by dognorah | 2005-02-19 07:05 | オペラ