しばらく一時帰国していてブログがおろそかになっていますが、そろそろロンドンに戻ります。
ある日、東京の品川駅に電車で到着し、改札を出ようとすると奥の方になにやら店がいっぱいあるのが目に入った。見に行くとちょっとしたデパ地下みたいにおかずや弁当を売っている店とケーキ菓子類などがある上、エスカレーターで2階部分に行くと衣料品や文房具店まである。昔からレストランや飲み屋が構内にたくさんあるのは知っていたが、切符や定期を持っているJR利用者のみを相手にしてここまで発展していたとはついぞ知らなかった。 その店の中に丸善があったので最初は本でも見ようと思ったのだが、いろいろな文房具などが目についてついそちらの方に行ってしまう。その中でオヤと思って気になったのが写真に示すような道具。ホッチキスをちょっと大型にしたような形で、紙に穴を開けるパンチである。商品名をname-offという。普通のパンチは穴を2カ所開けてバインダーに綴じるわけだがこいつは7つの穴を一列に開けてしまう。目的は自宅に届いたダイレクトメールなどの住所、氏名などの部分をこいつで消してから捨てることにある。変な輩に住所氏名などを知られないようにするというのは現代社会では常識であるが、一般家庭にシュレッダーを備えるというのもちょっと大げさで躊躇するところである。こういう小型の道具なら机の引き出しにでもしまっておけるということでこれは「買い!」実は自宅に銀行やクレディットカードの明細書の古いのが一杯溜っていて、どういう風に捨てるか悩んでいたところなのだ。毎日来るDMなどはその都度鋏で切り刻んで捨ててもいいが、バインダーに綴じられた重要な書類は数年で手動シュレッディング意欲がなくなるくらい溜ってしまう。この道具を使えば必要部分だけ機械的にパンチしていけばすぐに処理できそうだ。 それにしてもイギリスでは毎年10万人の人が他人に自分の名前でクレディットカードを作られて身に覚えのない請求書を送りつけられているそうで、保険会社からこの手の詐欺(Identity Fraudと呼ばれている)を補償する保険に加入しろとうるさく勧誘してくる。全くやっかいな社会になったものだ。
私の車にはGPSナヴィゲーションシステムがついているが、ちょっと古いのでDVDではなくCDで動作するもの。したがって地図もUKのみで、フランスなどに行っても役に立たない。欧州の地図CDを買えばいいのだが、安くないし使用頻度が少ないものなので躊躇してしまう。ということで2年前のフランス旅行時は昔ながらの地図と道路標識だけで我慢し、結構道に迷ってしまった。
しかし、この夏はフランスとイタリアを2週間にわたってドライヴすることになっており、迷ってばっかりでは時間をロスするのでちょっと不安になってきた。でも、今更この旧式のシステムのCDを買い足すのも業腹なので、GPSナヴィゲーションも出来るけれどスケジュールやメールなども出来るPDAを用意することにした。これだと歩いているときでも使えそうだし。 ![]() 構成は、HPのPDAとTomTomのGPSキットの組み合わせ(上の写真)。以前、ソニーがClieというPDAを販売していたときは同様のキットを供給していたが、それとほぼ同じものである。GPS衛星受信部(写真右端)は15 x 40 x 90mm程度のコンパクトな形状で、BluetoothでPDAと通信する。これを車のダッシュボードに転がしておくか自分の胸ポケットに入れておけばよい。PDAにはSDカードに入った地図ソフト(写真中央)を挿入すれば画面に道路地図と現在位置が表示され、音声で指示が得られる。西ヨーロッパ全土の詳細地図は2GBのSDカードに収まる。UKだけだと128MBでよい。 これを使ってEssex州にある欧州最大規模といわれるショッピングセンターまでドライヴして性能を試してみた。片道約40kmである。結果は非常に良好で一度もルートから外れることなく到着できた。実用的である。 余談だが、このショッピングセンターは確かに規模が大きく、一つの建物だけでもとても全てを見切れないのに、そういう建物がいくつもある。目的の建物を決めて駐車しないと、徒歩で別の建物に行くというのは非現実的。しかし入っている店はイギリスのハイストリートのどこにでもあるやつが低級から高級まで全て集まっているだけのもので普通の日本人だったら鼻も引っ掛けない種類の店ばかりで全く魅力なし。値段もロンドンのデパートと変わりない。二度と行くことはないであろう。 その後、Route 66という別のソフトと今回のTomTomを比較してみた。UKの地図としては、Route 66の方が詳細であり新しい。TomTomの地図は新しく開発された(といっても5年も前の話)私のアパートが載っていないのにRoute 66には載っている。 しかし使い勝手はTomTomのほうが優れていることがわかった。出発前に詳細にルートを決めて記憶させることが出来、車に乗り込んだら直ちに目的地に向けて発車できる。 Rote 66は、いざ出発という段階で目的地を入力する方式。入力手段もTomTomでは郵便番号にも対処しているのにこちらは住所だけ。その他、TomTomは至れり尽くせりな配慮がなされており、イギリスで最も人気の高いのがなるほどと思える。 あと、GarminとNavigonというソフトの評価版の到着を待っている。いずれのソフトもGPS受信機そのものはインターフェースが標準化されているらしく、TomTomや他のものがそのまま流用できるようである。 ところで、PDAはイギリスで購入したので当然のことながらOSは英語版。それは最初からわかっていたことであるが、デスクトップPCと同期させてOutlookをみると、日本語メールが読めないのがことのほか悔しくなってきた。コストがかかってもOSを日本語版にしたいと英国HPおよび日本HPに相談するも、「あんたは日本でそれを買うべきだった。ウチじゃ面倒見ないよ」といずれもつれない返事。仕方ないから、CE-Starとかいうソフトをインストールしたけれど、日本語は何とか読めても汚いフォントだし、時々変な中国文字が代用されて極めてunhappyな気分。日本語を書いて発信できないのもつらい。
先日日本で求めたものにICレコーダーがある。半導体メモリーに音声を録音する器械で、イギリスには売っていないものである。日本ではほとんどの大手電機メーカーが製造販売しているが、その中でも音楽をハイファイでステレオ録音できるものはソニーとサンヨーが出しているだけ。今回は、扱っているファイル形式がmp3であるサンヨーのものを買った。モデルはICR-S310RMで、512MBのフラッシュメモリーが内蔵されている(写真)。
![]() 周波数特性:40-15000Hz ビットレート:128kbps(44.1kHZ) 録音時間:8時間50分 コンサートに行って、胸ポケットに忍ばせておくとFMラジオ並みの音質でステレオ録音できることが実証された。いろいろなコンサートに行くと名前さえ聞いたことのない現代作曲家の作品が立て続けに演奏されることがあるが、印象が散漫になってどれがどうだったかレヴューするのも困難になる。そういうときには後から時系列で聴き直せるので演奏中に感じた印象を思い出すことが出来、非常に重宝する。帰宅してから本体のUSB端子をPCに接続するだけで簡単にファイルを取り込んで直ちに大音量で再生できるのも便利である。どんなに長いオペラだってこれだけの録音時間があれば全く問題がない。 デフォルトの設定では、ボタンを押すたびにピッと鳴ったり、音声ガイドが再生されたりとうるさいが、オプションですべて無音に出来るし、録音インジケーターランプさえ消すことが出来るのでコンサートホールでこっそり録音するのにも適している。カメラと共に手放せない小道具である。
先般の一時帰国の際にはいろいろGadgetを買い込んだが、その中のひとつにワイヤレスヘッドフォンがある。
これは2.4GHzの電波で信号伝送する方式で、従来の赤外線によるワイヤレス方式と違って壁やドアなどの障害物があっても伝送してしまう分行動の自由度が大きい。今はPCのオーディオ出力を光ケーブルで本体に接続して使っているが、居間やトイレに行ってもそのまま音楽は楽しめるのでこの上なく便利である。製品はソニーのMDR-DS6000(左の写真)というものだが、2.4GHzの信号を発信する本体には、アナログまたはデジタルでオーディオ信号を入力してやる。私はオーディオ信号をPCのUSB端子から直接光デジタルに出力する小物(右の写真)と光ファイバーで本体に接続している。![]() 音質はいいし、かけ心地もよく、長時間使用しても疲れない。ただ、どのヘッドフォンも同じであるが、5.1サラウンドサウンドなんてほとんど実感できない。入力がDTSでもドルビーでもPCMステレオでもほとんど変わりなく、単なるステレオと思った方がよろしい。このあたりは5.1chスピーカーシステムとは雲泥の差で、土台2つのイヤーピースだけでサラウンドなんて理論的にはともかく実際は無理な話なのだろう。 もうひとつ気を付けなければならないのは、インターネット接続を2.4GHzのワイヤレスLANにしている場合で、お互いにチャンネルがかぶらないようにしないと干渉が起こる。実際、私が初めてこれを接続して音楽を試聴していたら、別室でノートPCを使っていた家人が、「インターネット接続できない」と騒いでいた。 ![]() まず時刻だが、電波時計なので正確無比。夏時間も自動的に調整してくれる。曜日と日付も表示されている。もちろんアラーム機能もある。そのアラーム音だが、普通の電子音とフェラーリの排気音とを選べる。一度排気音で目覚ましをかけてみたら非常に寝覚めが悪かったが(^^; 非常に気に入っているのが、時刻を壁や天井に投影する機能。写真の向かって右側にある傾いている部分が投影機で、それを動かすことで投影場所を選べる。次の写真が、暖房用のラジエーターの上の壁に投射されている時刻の例。夜中や朝方に目が覚めたとき、近視の私でもはっきりと読める大きさで大変重宝している。なお、立ち上がっている馬の絵はフェラーリのマークである。 ![]() さらに、これは温度計も持っている。それも室外と室内の両方を表示できる。室外は、その次の写真のように6x4cm位のリモートユニットが付属していて、電波で本体に温度をレポートする仕組みになっている。私はベランダにそれを設置した。温度は最高と最低を記憶する機能もある。この冬の当地の最低気温は-1.5度と記録されており、あまり低くなっていないことがわかる。 ![]() もうひとつ、こいつは天気予報の機能も持っていて、12ないし24時間先の天気を予報してくれる。予報は4種類で、晴れ、雨、曇り、うす曇の4種類で当たる確立は70%だそうだが、外出するときなどかなり参考になっている。恐らく気圧変化を分析して予報を出すプログラムが組み込まれているのだろう。最初の写真で真ん中左にあるマークがそれで、このときは雨という予報になっている。 あまり安くはなかったが、とても気に入っている一品である。 < 前のページ次のページ >
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プロフィール
ロンドンに在住です。オペラ、バレー、コンサート、美術展などで体験した感動の記憶を記事にし、同好の方と意見を交わしたいと思っています。最新の記事はもちろん、過去の記事でもコメントは大歓迎です。メールはここにお願いします。 検索
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