カテゴリ:テニス( 8 )

フェデラーが5連覇---ウインブルドンテニス

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最終3日間が奇跡的に晴れて予定通り8日の日曜日で終了したウインブルドンテニス大会、男子決勝はロジャー・フェデラーが大方の予想通り優勝した。フェデラーもナダルもほぼ互角の伯仲する試合で最初から最後までTVの前で釘付けとなった。フェデラーは途中ブレークポイントをしばしばナダルに掴まれながらも何とか耐えて3-2で勝ったがこの5年間でもっとも苦労して取ったタイトルではなかろうか。サンプラスからタイトルをもぎ取ったときに彼は泣いたが、今日久し振りに彼の泣くところを見た。それだけナダルは強敵だったということだろう。私も見ていてナダルと交代する時期かしらと思ったりしたものだ。グラスコートでもここまで戦えるまでに強くなったナダルからフレンチオープンのタイトルを奪うのはまず無理だろうと思わせる強さであった。
今期導入されたヴィデオ判定システムは両者とも遠慮なく使ったが、フェデラーの勘とは異なる結果がしばしば出て相当苛立つ場面もあった。ヴィデオ判定が出た後も審判に文句を言う始末。それだけ勝負に執着していたと思われる。
このCHALLENGEと名付けられたシステムは興味深く見ていたが、わかったことは線審達が意外に正確な判定をしているということだ。線審が間違えている場合でもこれはちょっと無理という微妙なボールばかり。あのボールの早さを考えたら相当訓練を経てそのレヴェルを保っているのだろう。
5連覇のかかった試合ということで過去に5連覇したことのあるビヨン・ボルグが招待されていたが最初は誰だかわからなかった。言われてみてああそうかという感じ(下の写真)。
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by dognorah | 2007-07-09 02:58 | テニス

パリ・オープン・テニス・トーナメント

パリ市内Bercyという場所にある室内競技場で開催された上記大会を一日だけ見てきました。フェデラーやナダルなどのランキング上位の選手が次々とキャンセルしたので1.5流でしたが、各プレーヤーの水準は高く、すばらしいショットの応酬で試合そのものは堪能しました。しかし昼ごろから夜遅くまで何試合も見ていると座席のちゃちなことも手伝ってかなり疲れます。

この記事の内容は試合そのものではなく、ボールの判定について主催側も少し進歩的になってきたことについてです。以前、ウインブルドンテニスの記事でも触れましたが、打球がインかアウトかの判定で電子的手法を取り入れない保守的なテニス協会を批判しました。ところが、この大会で公式に使っているのを目の当たりにしました。下の写真のようにヴィデオカメラによるボールの軌跡を追って着地点を正確に表示するシステムを運用し、結果を大画面で観客に見せるのです。リコーが提供しているようです。
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試合は通常のごとくちゃんと線審付きで行われますが、選手の一方が判定に不満があるときはそのヴィデオ判定システムをチェックするように要求します。主審の指示により間髪を入れず画面にボールの軌跡と共に結果が表示されます。そしてその結果がオフィシャルとなります。何度もその場面がありましたが、大体において選手の勘が正しく、誤審が目立ちました。恐らく誤審の多い線審は今後の雇用が危うくなることでしょう。
なんといってもこのシステムで正しく判定していこうとすることを決定した組織に拍手を送りたいと思います。テニス通の家内によれば、USオープンで初めてこのシステムが取り入れられ、次のオーストラリアオープンでも使用する予定だとか。フレンチオープンはクレーコートなのでもともとこういうシステムを使う必要がありませんが、問題はウインブルドンが取り入れるかどうかですね。
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by dognorah | 2006-11-10 09:24 | テニス

スポーツ雑感

7月1日はイングランドとポルトガルのフットボールの試合がある上に、ほぼ同時刻にウインブルドンではイギリス希望の星アンドリュー・マレーがシード3位であるアメリカのアンディ・ロディックと対戦したのでイギリスのスポーツファンは大忙しだったことだろう。
実は、フットボール試合のせいでウインブルドンはすくであろうから見に行こうかと思っていたのだが、マレーがここまで勝ち進むことを予想していなかったので残念ながら目論見は外れてしまった。午後4時ごろ、家人が偵察に行ったらウインブルドンは長蛇の列だったとのこと。すいていたのは道路とスーパーマーケットだけだったらしい。

c0057725_2121268.jpgマレーはしかし強くなったもんだ。ノーシードながら第3シードを破ったのだから。しかも3セット連取のストレート勝ち。試合をTVで見ていて、ものすごく相手を研究していたんだなぁということがよくわかる作戦だった。そのためにロディックは第1サーヴを入れないとポイントが取れない状況になり、まんまとやられてしまった。今日は特に調子がよかったということもあるが、イギリスにおける新人類である印象を強烈に与えてくれた。まずコートに入ってくる段階でiPodで音楽を聴いている。こういう選手は見たことがない。あの若さで、判定に不満があったら臆せず(柄悪い印象は問題だが)審判にいちゃもんをつける。勝ちビビリなんていう言葉はどうも通用しないのではないかというマッチポイントでの心臓の強さ。

それにしても毎年のことであるがウインブルドンにおける線審の誤審の多さはほとほと呆れる。興をそがれることはなはだしい。TVで見ると、あんたは目が見えるの?と言いたくなる年寄りが線審であったりする。サーヴにしたって、フォールトのときは電子音が鳴ることになっているが出鱈目なことが多く、全く信頼性に欠ける代物。伝統的なテニスクラブの頭の固い役員たちは改善しようとする前向きの姿勢がぜんぜん感じられない。この電子音システムにしてもどこかの会社から導入してもう10年は経つと思われるがなんら技術的に改善されていない。キックバックでも貰っているのじゃないかと勘繰りたくなる。こんな不良システム速やかに撤去すべきだろう。
我らが杉山はヒンギスに勝ったがあの試合も杉山に不利な判定がBBCの解説者と私で意見の一致を見たものだけで2件はあった。BBCのディジタル判定システムは不快の念でウインブルドンテニス協会から見られているが、技術屋の私から見てボールがちゃんと入ったかどうかの電子的判定ぐらいは簡単に出来ることで、さっさとあのシステムを導入して誤審をなくす努力をして欲しいと思う。どだい、プレイをしていない人間の目であの速い球を判定するのは無理があるのだから。

フットボールはイングランドが負けてしまったが、昔から日本と同様、点を取れないチームなので当然の結果という印象ではある。しかしこの試合もお粗末な審判というかポルトガル贔屓の審判というか。明らかなポルトガル側のハンドを見逃しているし、ルーニーが退場に至った絡みも正確には見ていないと思われる。スローヴィデオで見ても退場に値する行為かどうか疑問だ。だからこそ彼は激昂したのだろう。
一方、フランスはなんだかんだと言われながらもブラジルに勝って予想外の4強入り。アンリはさすがというべきか。あのシュートは上手かった。

2日の日曜日はどちらもお休みで、ファンも手持ち無沙汰。余裕あるテニス選手は夏のバーゲンセール入りしたイギリスで買い物にうつつを抜かせるが、ドイツにいるフットボール選手は気の毒に何も出来ない。それともドイツの休日営業規制も少しは変わったかしら?
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by dognorah | 2006-07-02 21:29 | テニス

エナン-アーデンがフレンチオープン2連覇

サッカーよりテニスに興味があるので我が家のTVはもっぱらテニスの中継にチャンネルが合っています。

c0057725_913715.jpg10日はフレンチオープンの女子決勝が行われ、予想通りジュスティーヌが勝ったけれど苦しい試合だった。ラリーになるとクズネツォヴァに打ち負けている状態だったのに要所での相手の凡ミスに救われた形である。

今年のエナンはかつて「カミソリエナン」と世間に言わしめた鋭いバックハンドショットが少なかった。昔彼女が一躍世界の舞台で大活躍し始めた頃のバックハンドはスピードといい角度といい目を見張るすばらしさで、私はそれに惚れこんでファンになったようなものだ(何を隠そう、私はバックが下手なのだ)。168cmと小柄なのに技で大型選手を倒す小気味よさもあったし。
今日の試合に限ると、そのショットがほとんどなかった。バックハンド自体のコントロールも悪く、クロスもストレートもアウトになるケースがしばしば。思い切って打ってもボールはとんでもない方向に行ってしまう。今日が特別調子が悪かったにしても、大会を通じて「カミソリエナン」ショットが少なかったということは恐らく加齢から来る筋肉の衰えがラケットを振る速さを遅くしているのだろう。ということで、クレーコートではこうして実績を積み上げたものの、今月下旬から行われるウインブルドン大会の芝では残念ながらあまり通用しないだろうと思われる。

さて、11日の男子決勝は第1シードのフェデラーと第2シードのナダルの激突。私はフェデラーのファンではあるけれど、クレーでのナダルの実績を大いに買っている。フェデラーは決め球は華麗だけど、ミスが多いのが欠点である。その点、ナダルはウインニングショット的なものがない代わりにミスが少ない。とにかく拾い捲る。相手のミスを待つタイプだ。こういうのにフェデラーは弱いのだ。
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by dognorah | 2006-06-11 09:15 | テニス

女子テニス界はシェープアップがトレンド?

ローラン・ギャロスで開催中のテニスも前半が終わり、男女とも8強が出揃った。男子の方はナダルがどこまで連勝を伸ばすか、フェデラーの優勝の可能性はあるのかというところに興味はあるが全体としてはいまいち面白くない。クレーコートの球足の遅さもその原因かなと思う。
しかし今年の女子はダヴェンポートやセリーナ・ウイリアムズの欠場はあるもののヒンギスをはじめ元気な人が多く誰が優勝するのか予断を許さない面白い状況である。クライシュテルズ、ヒンギス、ヴィーナス・ウイリアムズ、モーレズモを破った17歳のチェコ娘ヴァイディソヴァ、それに私の応援するエナンーアーデンなどの激突が楽しみ。
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ヴァイディソヴァ(Vaidisova)は初めて映像で見たが(上の写真)この人もモデルになれる美人プレーヤーだ。人気のシャラポワや、杉山とダブルスを組んでいるハンチュコヴァも美人だけれど、最近の女子テニス選手は何でこんなにと思うほど美人が多い。特に東欧の人たち。美人にしかテニスをさせないんじゃないかと思うくらい(^^; その影響を受けているのか従来それほど美人とは思えない選手もきれいになったなぁという人も多い。例えばミスキナもその一人。ロシアの野暮ったい田舎娘と思っていたら、今回はちょっと痩せて垢抜けた顔になっている。あのヴィーナスでさえ、あれっというくらい変化が認められるし。クライシュテルズもちょっと痩せたような感じがする。肉付きがよくなったのはヒンギスくらいか。で、ますますTVの前に釘付けになる。

ところで、今年はBBCが毎日ローラン・ギャロスからTV中継してくれるのでこれだけ観察できるわけだ。放送は新聞の番組表にも載っていない地上ディジタル波の隠れチャンネルで、偶然見つけたのだが、ひょっとして今までもやっていたのかしら?

話はそれるが、BBCはディジタルTVだけで10チャンネルぐらい持っており、ラジオもそれくらい持っている。普段使っていない予備チャンネル的なものも含まれるが、例えばウインブルドンテニス中継時にはそれを使って同時に4試合の中継を見せたりする。
日本ではNHKがTVとラジオを合わせて8つのチャンネルを使っているのは多すぎるという議論があるようだが、たった8つのチャンネルでけちな議論をするものだ。結構質の高い番組を放送しているNHKのチャンネルを減らすのは私は反対だ。むしろ民放のチャンネルを減らしてNHKにもっとチャンネルを配分してほしいくらい。たまに日本に帰っても、気分が悪くなるような低俗な番組ばっかりやっている民放は全く見る気がしない(こちらの民放も同じようなものだが)。
NHKは資金難で運営が大変らしいが、BBCのように法制化して強制的に受信料を徴収すればいいのだ。でないと私のような不届き者はまじめに払わないのだから。ここイギリスでは強制的に年間2万7000円(昨年で£131.5)の受信料を払わされており、年々大幅値上げもされている。不払いが発覚すると罰金が約20万円。店でTVを買うと店は購入者の住所氏名を当局に通報する義務がある。高くて不満ではあるが、たまに放送される質の高い番組がなくなると困るのでやむをえない。もっと頻繁にオペラ、コンサート、スポーツを放送してくれるといいのだが。
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by dognorah | 2006-06-06 03:07 | テニス

今日のウインブルドンテニス – 6月30日

午後1時現在ほんのわずかながら雨が時折降る天気で、ローンコート以外なら問題なく決行出来るコンディションなのですが、コートにカバーをかけて様子見が続きました。結局試合が開始されたのは午後5時が過ぎてから。本当はセンターコートで女子のシングルス準決勝2試合が行われる予定のところ、非常事態でセンターコートでは当初2番目に予定されていたシャラポワとヴィーナス・ウイリアムズの試合が行われ、並行して第1コートでダヴェンポートとモーレズモの試合となりました。第1コートの切符保持者にとってはラッキーです。

TVで私は迷うことなくシャラポワ-ヴィーナス戦を選びましたが、ものすごい試合でした。私は6月23日の記事でシャラポワの悪口を書いたけれど、今回はここまで勝負にこだわるプレーを見せてくれた彼女を見直しました。わずかに及ばず負けてしまいましたけれど。
コマーシャルにいっぱい出たりモデルまがいの事をやって大金を手にした彼女にハングリー精神はないだろうと思っていましたが、なんのなんの敬服するプレーでしたね。相手が往年の絶好調さ以上の調子だったヴィーナスでなければ誰が相手でも勝っていただろうと思われるプレーでした。第1セット5-2でリードされてから連続して3ゲーム連取しての粘りは強い精神力を感じます。、解説のトレーシー・オースティンも感嘆していましたが本当にHigh Quality Matchでした。シャラポワが力いっぱいコーナーを攻める玉をヴィーナスはすべて返すのです。第2セットは結果的に6-1という圧倒的なスコアですが内容はその数字からは想像できない密度の濃さでした。シャラポワは実力を出し切っての敗戦なので悔いはないでしょう。このままテニスを続けてくれることを期待します。昨年から今年にかけての実力アップは目を見張るものがあり、このまま練習に精を出せば来年は再び女王に輝くことは目に見えています。それにしてもヴィーナスの復調振りには感嘆しました。特に今日は凡ミスの数が少なく、サーヴィスもリターンもレベルの高い試合運びでものすごく安定していました。今年は久しぶりに彼女が優勝するでしょう。

この試合が事実上の決勝戦とはいえ、もうひとつのダヴェンポートとモーレズモの試合も再放送で見ましたがなかなか見ごたえがありました。スピード感は俄然劣りますが両者ともヴェテランらしいうまいテニスでした。残念ながら再び降り出した雨のため第3セットの途中で順延となって勝負の行方は不明となってしまいましたが。恐らくダヴェンポートがこのままリードを守って勝つでしょうが。

明日は男子準決勝もあるので外出できません。天気がちょっと心配ですが。
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by dognorah | 2005-07-01 08:16 | テニス

ウインブルドンテニストーナメント(2)

今日は中日の日曜で試合はお休みです。この1週間TVでいろいろな試合を楽しませてもらいましたが、その感想などを述べてみたいと思います。

男子第1シードのフェデラーはここまであまり危なげなく勝ち進んでいます。でも圧倒的に強いという印象はそれほど持っていません。彼はあのレベルですから昨年よりうまくなったかどうかは微妙。それに比べてランクの下の方の人は確実に実力を上げているので、その差は縮まっている印象です。でもやはり優勝候補の筆頭でしょう。エラーの数はそれほど少なくないのですが、スーパーショットの頻度はやはりかなりのもので、相変わらず見ていて気持ちがいいです。

第2シードのロディックも昨年と比べて成長している節は見えません。むしろサービスの速さでは昨年より落ちている感じです。昨年は最高時速146マイル(234km)付近をばんばん出して我々を驚かせたものですが、今年はせいぜい130マイル台です。じゃあストロークがより安定したかというとそうでもなく、2回戦で対戦したイタリアのブラッチアリが同程度のサービスを連発して力強いストロークで攻めてきたときは負けるんじゃないかと思ったくらいです。主催側もまさかフルセットになるとは思わなかったみたいで、時間の読みを誤って日没中断にまでなってしまった。二日にわたったとはいえ、この試合はすごく面白かった。とてもエキサイティングでしたね。

第3シードのヒューイットはまあ順調に来ているので往年の力を取り戻しつつあるようです。このまま勝ち続けて準決勝でフェデラーと対戦するでしょう。これは楽しみです。

第4シードの全仏覇者ナダルはあっさりと2回戦負けで、本人が戦前に語っていたようにやはりローンコートはかなり不得意なのでしょう。

第5シードのサフィンは意外にもスペイン人のロペスに負けてしまいました。しかしこの試合でのロペスは絶好調で、4回戦で当たるアンチッチも戦々恐々でしょう。同国人のナダルが観客席からこの試合を見ていましたが、「なるほど、ローンではああするのか」といったかどうかは不明ですが、かなり先輩の試合を感嘆して見ていました。

第6シードはわれらがイギリスの英雄ヘンマンだったのですが、今の実力からするとまあ順当負けでしょう。第6シードにしたのは主催側の贔屓であることはみんな知っています。

ということで、月曜からの4回戦は、
   (1)フェデラー対フェレーロ
   (2)ゴンザレス対ユーズニ
   (3)ヒューイット対デント
   (4)アンチッチ対ロペス
   (5)ミルニー対ヨハンソン
   (6)ナルバンディアン対ガスケ
   (7)トゥルスノフ対グロジャン
   (8)コリア対ロディック
となります。この中の(5)と(6)の中の4人から誰が準決勝まで進むか、私は彼らを全くウオッチしていなかったので全然予想がつきません。シードの順位からするとヨハンソンが一番上なのですが。

ところで、25日の土曜日はロンドンへのオリンピック誘致活動の一環としてそれに協力的なオリンピックメダリストなど数十人を招待してセンターコートで見てもらうというイベントがありました。招待客の中にはかつてのアメリカのテニス女王ビリー・ジーン・キングや俳優のショーン・コネリーもおり、最後まで試合を楽しんでいました。特にショーン・コネリーは同じスコットランド人のマレイという18歳のホープを声を上げながら応援していましたね。残念ながらフルセットの末逆転負けしてしまいましたが。これでイギリス勢は全滅です。

女子の方は4回戦の組み合わせは、
   (1)ダヴェンポート対クライシュテルズ
   (2)マレーヴァ対クズネツォワ
   (3)モーレズモ対リコフツェワ
   (4)ミスキナ対デメンティエワ
   (5)ペンネッタ対ピアス
   (6)ウイリアムス対クレイバス
   (7)ペトロワ対ペシュケ
   (8)デシー対シャラポワ
この中では(1)の試合が見ものですね。クライシュテルズが大分復調していますから。でもダヴェンポートにはかなわないかな。
あと、(6)が興味津々です。クレイバスの昨日セリーナ・ウイリアムスを倒しているので姉妹退治がなるかどうかです。あの試合はほんとに面白かった。野獣のように吼えたり悲鳴を上げたりしながらばしんばしん打つセリーナに対して全く表情を変えず黙々と、時には私は何でこんなつまらないことをしているんだろう、みたいな顔をしながら、すごいプレースメントを連発した31歳のクレイバスに感嘆しました。曇天の上8時半を過ぎてかなり暗くなっていたので明日に延期しましょうみたいなことを審判に訴えていたけれど、続けてプレーしてよかったね。2セット連取して(2セット目はタイブレーク)勝ったら初めて笑顔を見せて小躍りして喜んでいました。
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by dognorah | 2005-06-27 08:04 | テニス

ウインブルドンテニストーナメント

6月20日から今年のウインブルドンテニストーナメントが始まったので雑感を少し述べてみよう。

今のところ例年になく上天気で、少なくとも今週は日程の消化が捗りそうだ。ちょっと暑すぎる嫌いがあるくらい。これが開催されるテニスコートはなだらかな起伏の中とはいえ谷底にあり、盆地効果でウインブルドンの他地域よりより暑い。私はそこから徒歩10分程度の高台に住んでいるが、体感的に温度は2-3度違う。

さて、この大会、なぜか年々人気が上昇しているようで、なかなか入場が難しい。個人の場合は前売り入場券は前年の12月末までに郵便で申し込んで、ゲットする。売り出す切符の枚数に比べて希望者が多いので切符の割り当てはテニスクラブ側が何らかの方法でやる。抽選とは書いていない。すべてクラブにお任せなのだ。当たったとしても、どの日のどのコートになるか、希望など一切聞いてもらえない。完全なあてがいぶちで、1回戦のこともあれば決勝戦のこともあるようだ。気に食わなければお金の払い込みをしなければいい、というシステムである。

TVで、センターコートのサイドで真ん中辺のいい席がずらっと空席、というのをご覧になったことはないだろうか。実はあれ、企業が接待用に買い占めたものなのだ。接待相手に切符を贈ったけれど、来なかったというやつ。私が企業に勤めていた頃、こういう席を斡旋する会社から顧客用にひとついかがですか?と売り込みをかけられたことがある。数年前だが相場は一席あたり£700(約14万円)。確かクラブ内での食事とワインつき。このテニスクラブ、なかなかの商売熱心なのだ。

私の場合は今年の割り当ては外れた。そういう場合は当日券を求めて行列すればよいのだが、これがまた大変な行列で、午前中に行くと炎天下を延々と1キロ以上並ぶことになるだろう。センターコートなど希望者が多いので切符売り場に到達しても買えないことが多く、大抵は第3コート以下のマイナーコートを自由に見れる切符で我慢することになる。
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午後5時を過ぎると切符の値段は下がるので、それを目当てに行列の数は減らない。写真は大会が始まってまだ3日目の22日午後6時ごろ撮ったものである。撮った地点は切符売り場から200メートルくらい離れたところである。丘の上の先は見えないが、確かめたところさらに300メートルは続いていた。

昨年は、前半は雨が多く、試合の消化が捗らず、やむを得ず中日の日曜も急遽試合を決行することになった。その決定は前日だったので、すべての席を先着順で売り出すことになり、大勢の人がセンターコートに入れた。私も地の利を生かし、早朝から行列して簡単にセンターコートに入ることが出来た。フェデラー、ヘンマン、セリーナ・ウイリアムスなどを目の前で見た。フェデラーのテニスを見て感じたことだが、昔東京で見たプロ選手のテニスよりさらに技術的に発展している。スピードと玉のコントロールの度合いが違う。だからローンコートとはいえ最近は昔ほどサーブアンドボレーが通用しない。とにかくそれで彼に魅せられて、今でも応援している。

今年は天気がよすぎる。日曜は通常のごとくゲームはお休みだろうから私に見るチャンスはない。こういうときはTVで我慢だ。BBCはこのイベントには並々ならぬ力を注ぐ。従来のTV放送でも二つのチャンネルを使って同時に二つの試合を中継することもある。しかし、地上波デジタル放送ではもっとサービスがよくて、全時間帯で3つの試合を同時に中継する。テレテキストと連動させて特殊なメニューを表示し、対戦する選手名でその試合を選択できるのだ。これはBBCにとっても便利だ。メジャーな試合二つと、イギリス人選手が登場するマイナーな試合ひとつを組み合わせて、幅広く視聴者の要望に応えることができるというものだ。

女子は私の好きなジュスティーヌ・エナン・アーデンが1回戦で負けてしまってがっかりだ。日本選手も全滅してしまったし。昨年はシャラポアが杉山に勝ってからは彼女を応援していたけれど、今年はもう鼻持ちならないので応援はやめた。あの若さで金を稼ぎすぎてちょっと精神が異常だ。昨日か今日か忘れたが、BBCのインタヴューに出て、インタヴュアーが話している最中に携帯に入ったテキストを見てげらげら笑っている。インタヴュアーも頭にきて「She is a crazy girl!」と毒づいていた。

ウインブルドンでは、ひとつ何とかしてほしいものがある。審判の誤審だ。フレンチオープンはコートの性質上すべての人が納得する判定が可能で、事実疑わしいときは審判がボールの跡を見に行ってから判定している。その大会の後にローンコートの試合だ。余計誤審が目立つ。人間の目での判定など100%正確にはできないことは誰でも知っている。テニスクラブ側が開発したフォールト判定のピーッと鳴るシステムも鳴ったり鳴らなかったりで信頼性は今一だ。ところがBBCの開発したボールの正確な軌跡の映像化でビデオ判定が可能になっているのである。TVでそれを視聴者に披露して誤審の多さを印象付けている。にもかかわらず、主催側はかたくなにそのような技術の採用を拒否している。保守的な日本の大相撲でさえ物言いがつくとビデオでの判定結果が参考にされているのに。ひとつの誤審で一生懸命プレーしていた選手がプッツンしてそれ以降の試合が面白くなくなる例があって、金を出して見ている方はたまらない。
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by dognorah | 2005-06-23 18:37 | テニス