カテゴリ:バレー( 44 )

ロイヤルバレー「Concerto」他

2010年3月23日、ROHにて。

・CONCERTO
Music: Dmitry Shostakovich
Choreography: Kenneth MacMillan
(1)First Movement
Yuhui Choe and Steven McRae
Bethany Keating, Hikaru Kobayashi, Samantha Raine, Kenta Kura, Ernst Meisner, Johannnes Stepanek
(2)Second Movement
Marianela Nuñez and Rupert Pennefather
Bethany Keating, Hikaru Kobayashi, Samantha Raine, Kenta Kura, Ernst Meisner, Johannnes Stepanek
(3)Third Movement
Helen Crawford
Yuhui Choe and Steven McRae
Marianela Nuñez and Rupert Pennefather
Bethany Keating, Hikaru Kobayashi, Samantha Raine, Kenta Kura, Ernst Meisner, Johannnes Stepanek

音楽は管弦楽部は大したことがないけれど、ピアノが入る部分は美しく振り付けとよく合っている。ダンサーではYuhui ChoeとMarianela Nuñezにどうしても目が行ってしまう。

カーテンコールの写真はクリックで拡大します。
Kenta Kura
c0057725_27358.jpg

Yuhui Choe
c0057725_28343.jpg

Yuhui Choe, Steven McRae, Rupert Pennefather, Marianela Nuñez, Helen Crawford
右後方の男性はピアノ独奏のHenry Roche

c0057725_291592.jpg


・THE JUDAS TREE
Music: Brian Elias
Choreography: Kenneth MacMillan
The Foreman: Carlos Acosta
His Friends: Edward Watson, Bennet Gartside
The Woman: Leannne Benjamin
Workmen: Ryoichi Hirano, Andrej Uspenski, Valeri Hristov, Kenta Kura, José Martín, Erico Montes, Michael Stojko, Eric Underwood, James Wilkie, Thomas Whitehead

マクミランがこういうものを手がけていたとは知らなかった。カナリーウォーフの建築現場で働く男達のところにある女が来て、男達のリーダーであるThe Foremanとその友人達は彼女に惹かれる。しかしリーダー達がいない日に彼女は他の男達によって輪姦される。怒ったフォアマンは彼女を殺して自分も首つり自殺する。労働者姿の男性ダンサー達とベンジャミンの踊りはかなり激しく、アコスタもワトソンも汗びっしょりで、回転すると汗が四方八方に飛び散るすさまじさ。音楽はドライな感じの現代音楽。

終了直後の舞台
c0057725_2101045.jpg

Edward Watson
c0057725_2105960.jpg

Carlos Acosta and Leannne Benjamin
c0057725_2113956.jpg


・ELITE SYNCOPATIONS
Music: Scott Joplin and other ragtime composers
Choreography: Kenneth MacMillan
Sunflower Slow Drag (Scott Joplin with Scott Hayden): The Company
Elite Syncopations (Scott Joplin): The Company
The Cascades (Scott Joplin): Mara Galeazzi, Laura McCulloch, Iohna Loots
Hot-House Rag (Paul Pratt): Paul Kay, Steven McRae, Liam Scarlett, Jonathan Watkins
Calliope Rag (James Scott): Mara Galeazzi
Ragtime Nightingale (Joseph F. Lamb): The Company
The Golden Hours (Max Morath): Iona Loots, Liam Scarlett
Stop Time Rag (Scott Joplin): Sarah Lamb
The Alascan Rag (Joseph F. Lamb): Laura McCulloch, Paul Kay
Bethena (Concert Waltz)(Scott Joplin): Sarah Lamb, Valeri Hristov
Friday Night (Donald Ashwander): Steven McRae
Cataract Rag (Robert Hampton): The Company

ずっと前のTsunami GalaでElite SyncopationsをDarcy Busselが踊る部分のみ放送されたのを見たことがあるだけで全てを見るのは初めて。楽しい以外の何物でもないカラーフルで親しみやすい音楽と舞台だ。

終了直後の舞台
c0057725_2122279.jpg

Sarah Lamb and Valeri Hristov
c0057725_213432.jpg

Steven McRae and Mara Galeazzi
c0057725_2133651.jpg

[PR]
by dognorah | 2010-03-28 02:14 | バレー

ロイヤルバレー「くるみ割り人形」公演

2009年11月26日、ROHにて。

The Nutcracker: Ballet in two acts
Music: Pyotr Il’yich Tchaikovsky
Choreography: Peter Wright after Lev Ivanov
Original Scenario: Marius Petipa after E.T.A. Hoffmann’s “Nussknacker und Mausekönig

Conductor: Koen Kessels
The Orchestra of the Royal Opera House

Herr Drosselmeyer: Gary Avis
Clara: Iohna Loots
Hans-Peter/The Nutcracker: Ricardo Cervera
The Sugar Plum Fairy: Miyako Yoshida
The Prince: Steven McRae
Rose Fairy: Helen Crawford
Artists of the Royal Ballet

吉田都さんのくるみ割り人形ももうそろそろ最後かなと思って見に行きました。全くその通りになったようで、今日Naoko Sさんのブログを見たら今シーズン限りでロイヤルバレーを退団されるようです。ロンドン最後の舞台は来年4月の「シンデレラ」になる模様。

実は「くるみ割り人形」の公演を見るのは初めてです。予想以上にすばらしい振り付けで、1幕も2幕も大変楽しめました。Herr Drosselmeyerの手品も堂に入ったもので感心。舞台装置も衣装も華やかでよくできています。
吉田さんの踊りもとても美しいもので、ダンサーとしては高齢の44歳ながらまだまだ問題なく踊れそう。得意の役で鑑賞できてよかった。相手役のスティーヴン・マクレも躍動感溢れるダンスですばらしかったし。
Koen Kessels指揮するオケも好調で美しい音が気持ちよかった。
今日は他にも日本人ダンサーが沢山出演していたようです(あまり顔と名前を一致させられないのです)。Akane Takada、Yuhui Choe、Ryoichi Hirano、Kenta Kura、Yohei Sasaki。
今日は録画収録していて、このDVDは来年発売だそうです。
吉田さんが本当に最後なら来年4月のシンデレラも見てみようかなという気になりました。

左から Gary Avis、Miyako Yoshida、Steven McRae
c0057725_3195792.jpg

Miyako Yoshida
c0057725_3211374.jpg

Miyako Yoshida & Steven MacRae
c0057725_322020.jpg

The Mirlitons. 左から2番目が Akane Takada
c0057725_3223297.jpg

Yuhui Choe
c0057725_323690.jpg

[PR]
by dognorah | 2009-11-28 03:26 | バレー

ロイヤルバレー「オンディーヌ」ドレスリハーサル

2008年11月29日、ROHにて。
c0057725_656198.jpg

写真はカーテンコールで、左からYuhui Choe、Yohei Sasaki、Genesia Rosato、Valeri Hristov、Alexandra Ansanelli、Kenta Kura、Mara Galezziです。

Ondine
Ballet in 3 acts

Music: Hans Werner Henze
Choreography: Frederick Ashton
Conductor: Barry Wordsworth
The Orchestra of the Royal Opera House

Ondine: Alexandra Ansanelli
Palemon: Valeri Hristov
Berta: Genesia Rosato
Tirrenio: Kenta Kura

c0057725_6572531.jpg
最近はリハーサルでしか見ないバレーですが、昔ベータマックスヴィデオテープでマーゴ・フォンテインが演じるこの演目を持っていた記憶が作用して見ることにしました。人気がないようでリハーサルはかなりガラガラでした。また、これを宣伝する右の写真のようなポスターも記憶にあり結構魅惑的なのですが、実際の舞台ではこれに類するシーンは一切ありませんでした。

主役のアレクサンドラ・アンサネッリは妖精らしいすばらしい踊りで大満足。相手役のワレリー・フリストフは登場したときは貴族的雰囲気をたっぷり漂わせていい感じ、踊りも悪くないのですが、二人で踊っているときの表情が単調でちょっといただけません。呆けたように口を半分開けて踊る癖はやめてほしい。片やアンサネッリは場面に応じた仕草や表情も見事なので余計目立ってしまいました。蔵健太は上手かったと思うのですが衣装のせいで微妙な動きは目立ちません。第3幕に出演した佐々木洋平、Mara Galezzi、Yuhui Choeはなかなか魅せる踊りだったと思います。水の精や森の精による群舞が沢山あって、よくできた振り付けでとても楽しめます。

全幕を通して舞台装置も衣装もよくできていてそれらしい雰囲気がよく出ています。第2幕の船が波に揺られてローリングを繰り返すシーンなど甲板の船員達が前傾および後傾姿勢を状況に合わせて取ることでまるで船がローリングしているような錯覚を与えてくれますし。第3幕ではパレモンがベルタと結婚してしまったのを責めるように波間に見えつ隠れつしながらオンディーヌが踊るシーンなどとても上手く考えられたダンスと舞台装置です。

音楽はヘンツェにしてはおとなしいもので、さすがにバレーのために作曲しただけに美しいフレーズもありますが全体としてはそれほど魅力的な音楽とはいえないと思いました。でも、バレーとしてはかなり楽しめるもので、あまり上演されないのが不思議です。

次の写真は左からValeri Hristov、Alexandra Ansanelli、Kenta Kuraです。フリストフの後ろに小林光が写っています。
c0057725_65759100.jpg

[PR]
by dognorah | 2008-12-02 07:00 | バレー

ロイヤルバレー「Mixed Programme」ドレスリハーサル

2008年4月22日、ROHにて。

演奏はすべてBarry Wordsworth指揮のThe Orchestra of the Royal Opera House。
(1)Serenade
Music: Pyotr Il’yich Tchaikovsky
Choreography: George Balanchine
出演
Marianela Nuñez
Lauren Cuthbertson
Mara Galeazzi
Fedelico Bonelli
Rupert Pennefather
その他

シンプルながら優雅なドレスでチャイコフスキーの美しいメロディに乗って流れるように踊られる素敵な振り付けである。ボネリとニュネスがやはりすばらしい。
写真は最前列左からMarianela NuñezとLauren Cuthbertson(多分)。次列はFedelico Bonelli。その次の列の右端に小林光がいる。
c0057725_8312051.jpg

(2)Rushes, Fragments of a Lost Story
Music: Sergey Prokofiev
Choreography: Kim Brandstrup
出演
Alina Cpjocaru
Laura Morera
Carlos Acosta
その他

ROHが委嘱した作品で世界初演。舞台は白い糸によるすだれで奥行きが3つのスペースに区切られている。時々最前面のすだれにヴィデオで④、③、②,①と映画開始時のような丸数字が投影されて次のアクションが始まる。恐らく一番手前のスペースが現在ですだれの向こうが過去か。ダンサーは自由にすだれを通過できる。アコスタが赤いワンピースを着たモレラを追いかけるものの振られる雰囲気。逆にグレーのワンピース姿のコジョカルがアコスタを追いかけるが彼は気がない風。そのアクションの最中に奥のスペースで5-6組のカップルが様々な踊りを披露する。すべてバレーというよりモダンダンスである。衣装はすべて現代風のありきたりのもの。アコスタと二人の女性が時にアクロバティックなダンスを見せるがやや退屈。また見たいとは思わなかった。
写真は左からLaura Morera、Carlos Acosta、Alina Cpjocaru。
c0057725_8321654.jpg

(3)Homage to The Queen
Music: Malcolm Arnold
Choreography: David Bintley、 Michael Corder、 Christopher Wheelden、 Frederick Ashton、Christopher Newton
出演
Leanne Benjamin
Federico Bonelli
Miyako Yoshida
Sarah Lamb
Eric Underwood
Kenta Kura
Alexandra Ansanelli
David Makhateli
その他

豪華な衣装と舞台で視覚的には本日一番。Earth、Water、Fire、Airの4部で構成されており、それぞれプリンシパルが登場するので見所の多いバレーである。The Queen of the Waterに予定されていたコジョカルが降りて代わりに吉田都が登場。彼女を見るのは久し振りなのでこの交代は良かった。またKenta KuraがSpirit of Fire役で結構ダンスの量が多くこんなに彼のダンスを見たのは初めて。
最初の写真は最終場面Apotheosisで4部の出演者がすべて集まって固まったところ。トップにリフトされているのは左からSarah Lamb、Alexandra Ansanelli、Miyako Yoshida、Leanne Benjaminである。
c0057725_8331738.jpg

次の写真はThe Queen of the EarthのLeanne BenjaminとMiyako Yoshida。男性ダンサーの名前は?
c0057725_8335721.jpg

次はKenta KuraとDavid Makhateli。
c0057725_8345639.jpg

次はThe Queen of the Air役のAlexandra AnsanelliとDavid Makhateli。
c0057725_8353119.jpg

[PR]
by dognorah | 2008-04-24 08:37 | バレー

「眠れる森の美女」ドレスリハーサル

2008年3月13日、ROHにて。1年半前にも同じ演目のドレスリハーサルを見ていますが今日のオーロラ姫はタマラ・ロホです。

The Sleeping Beauty

出演
Princess Aurora: Tamara Rojo
Prince Florimund: Federico Bonelli
The Lilac Fairy: Marianela Nuñez
Princess Florine: Sarah Lamb
The Bluebird: Yohei Sasaki
他多数

ロホとボネリは共に安定していてすばらしいダンスでした。ロホの気品のある表情も美しいし。ヌネスは前回も同じ役でしたが今日もぬかりなし。ラムと佐々木のコンビもソロ、パドゥドゥ共に見応えがありました。しかし豪華な舞台ですね。指揮も前回と同じValerie Ovsyanikovでしたが今日は前回より大人しめの音楽作りでまあ普通の出来でした。この曲に関しては私はもう少し華やかな演奏の方が好きなんですが。
写真はカーテンコールのTamara RojoとFederico Bonelliです。
c0057725_8165015.jpg

[PR]
by dognorah | 2008-03-14 08:17 | バレー

ロイヤルバレー「Jewels」(ドレスリハーサル)

2007年11月22日、ロイヤルオペラハウスにて。

Jewels: Ballet in three parts
Choreography: George Balanchine
Set designs: Jean-Marc Puissant
Costume designs: Barbara Karinska
Lighting: Jennifer Tipton
Conductor: Valeriy Ovsyanikov
The Orchestra of the Royal Opera House

1966年にニューヨークを訪問していたバランシンがマンハッタンの宝石店のショーウインドウを見たときにひらめいて創作したバレー。特に筋はなく、エメラルド、ルビー、ダイヤモンドと名付けられた3つのパートから成り、それぞれ異なった音楽を用いた。翌1967年にNY City Balletで初演された。1970年末になってロイヤルバレーで一部上演されたりしていたが、3部が完全な形で公演されたのは2000年と比較的新しい。
ドレスリハーサルとはいえ豪華メンバーによる公演ですばらしいダンスを楽しめた。

(1)Emeralds
Music: Gabriel Fauré
Tamara Rojo
Leanne Benjamin
Edward Watson
Ivan Putrov
Deirdre Chapman
Laura Morera
Steven McRae
Artists of The Royal Ballet

コスチュームは当然エメラルド色に擬似エメラルドをあしらったもの。心の中に響くような美しいフォーレの音楽に乗ってソロ、デュエット、群舞が踊られるが音楽の性格上激しい動きはない。ソロではロホの可愛くまとまったダンスに比べてベンジャミンはよりスケールが大きく好ましい。
写真は前列左からマクレー、モレラ、ワトソン、ロホ、プトロフ、ベンジャミンかな。
c0057725_2205973.jpg

(2)Rubies
Music: Igor Stravinsky
Sarah Lamb
Carlos Acosta
Zenaida Yanowsky
Artists of The Royal Ballet

音楽はストラヴィンスキーにしては割と古典的ながらリズミカルなので振り付けもきびきびした動きが主であるが一部体操を思わせる動きがあまり好みじゃない。その中でアコスタとラムのデュエットは流れるようなスムーズな動きでさすがと思わせるダンス。見応えがあった。写真は左からヤノフスキー、アコスタ、ラム。
c0057725_2213849.jpg

(3)Diamonds
Music: Pyotr Il’yich Tchaikovsky
Alina Cojocaru
Rupert Pennefather
Deirdre Chapman
Lauren Cuthbertson
Isabel McMeekan
Laura Morera
Valeri Hristov
Kenta Kura
Yohei Sasaki
Thomas Whitehead
Artists of The Royal Ballet

視覚的には白とクリーム色のコスチュームで前の二つに比べるとやや地味という印象であるが、やはりバレーはチャイコフスキーの音楽が一番しっくり来ると思わせる振り付け。スムーズさとメリハリが感じられる。コジョカルとペニファーザーの組み合わせは珍しいが、彼はサポートで手一杯という印象でコジョカルの相手にはちょっと役不足の感は免れない。でも、ソロの部分ではなかなか見せるダンスで、今後の成長が期待される。
写真はコジョカルとペニファーザー。
c0057725_2222218.jpg

[PR]
by dognorah | 2007-11-23 22:03 | バレー

Michael Clark Company – Stravinsky Project

2007年10月31日、バービカン シアターにて。

出演
Choreography: Michael Clark
Dance: Michael Clark Company
Soprano: Constance Novis
Mezzo-contralto: Sylvia Clarke
Tenor: Gediminas Varna
Bass: Julian Close
Choir: New London Chamber Choir
Piano Duo (The Rite of Spring): Philip Moore, Andrew West
Conductor: Jurjen Hempel
Orchestra: Britten Sinfonia

プログラム
Apollo
The Rite of Spring
Les Noces

マイケル・クラーク率いるダンスカンパニーのストラヴィンスキー音楽に振り付けた新作公演。
Apolloは管弦楽をバックに踊るが割とゆっくりした動作が多くあまり面白くない。
春の祭典はピアノ・デュオを使う。これもストラヴィンスキーが作曲を残しているらしい。これは舞台奥に作られた8枚ぐらいの扉の動きと多彩な照明やとっかえひっかえする衣装もあってダンスはかなり面白い。男性がスカートをはいて踊ったりする。音楽が生かされている感じ。第2部の後半は上半身裸の女性ダンサー一人によって踊られる。しかしピアノで聴いてもいい音楽だ。写真は春の祭典のダンサー達。ガウン姿の女性がヌードで踊った人。
c0057725_2132981.jpg

Les Nocesは4人の独唱と合唱隊、管弦楽というストラヴィンスキー指定の編成をバックに踊るものだが正直言ってダンスはいまいち。
[PR]
by dognorah | 2007-11-04 21:34 | バレー

ロイヤルバレー「La Bayadère」公演

2007年10月13日、ROHにて。

La Bayadère (The Temple Dancer)
Ballet in three acts

Music: Ludwig Minkus orchestrated by John Lanchbery
Choreography: Natalia Makarova after Marius Petipa
Production conceived and directed by Natalia Makarova
Set designs: Pier Luigi Samaritani
Costume designs: Yolanda Sonnabend
Conductor: Valeriy Ovsyanikov
The Orchestra of the Royal Opera House

Nikiya: Alina Cojocaru
Solor: Zachary Faruque
Gamzatti: Laura Morera
The High Brahmin: Alastair Marriott
Rajah: David Drew
Magdaveya: Steven McRae
Aya: Genesia Rosato
Solar’s friend: Bennet Gartside
The Bronze Idol: Yohei Sasaki

前期に怪我をして暫く休んでいたアリーナ・コジョカルが久し振りに元気な姿を見せてくれました。しかし今度はパートナーのヨハン・コボルグが怪我をしてしまったようで今日は休場。

バヤデールというバレーは初めて見ましたがなかなか盛りだくさんな内容でバレー団のダンスを堪能できました。主役のニキヤはジゼルと同様死んでからも亡霊となってたっぷり踊ってくれるのもいい。

第1幕第3場でニキヤの恋人ソロルがガムザッティと結婚することになったことを祝う宴で踊りを強要される場面でのコジョカルの憂愁を帯びた動作と表情にはぐっと来ました。真っ赤なドレスもよく似合って彼女のダンスを際立たせます。恋人から花束を贈られたと誤解して喜びに切り替える表現の可愛いこと。

コボルグの代役を務めたザチャリー・ファルクはPrincipalの代役としては随分格下のFirst Artistですがソロ部分でのダンスは力強くジャンプも十分高いのでなかなか見栄えがしました。しかしニキヤやガムザッティと組んだときはややもたもたする場面もあってまだまだという感じです。

佐々木洋平のThe Bronze Idolは決めるところをびしっと決めてしっかりしたダンスでした。第2幕のコールドダンスは振りも美しいしよく揃っていて美しい音楽をバックに見栄えがしました。ただ、第2幕と第3幕は前面に紗幕を下ろしっぱなしなのはあまりいただけない演出です。
写真はAlina CojocaruとバックはAlastair Marriott。
c0057725_21305445.jpg

[PR]
by dognorah | 2007-10-14 21:32 | バレー

再びロイヤルバレーの「白鳥の湖」

2007年5月15日、ROHにて。
c0057725_2129444.jpg

出演
Roberta Marquez: Odette/Odile
Johan Kobborg: Prince Siegfried
Pavel Sorokin: Conductor

ロイヤルバレーの白鳥は2月に見たばかりですが、先日オネーギンを見たとき、コジョカルがすばらしかったので知人と相談して彼女の白鳥を見ようということになりました。ところがコジョカルが練習中に怪我をしてしまい、今日は代役のマルケスです。第2幕の詩情あふれるオデットと第3幕の父親の意図通りに王子の誘惑に成功する悪女としてのオディールはすばらしい表現でしたがやはりコジョカルで見たかった。
パヴェル・ソロキン指揮の管弦楽は美しい演奏でした。
トップの写真は、天国で結ばれたオデットと王子が現れる最終シーン。下の写真はカーテンコールのマルケスとコボーグです。共にクリックするともう少し大きくなります。
c0057725_21302342.jpg

[PR]
by dognorah | 2007-05-16 21:32 | バレー

ロイヤルバレーのマイヤリンク(Mayerling)

4月10日、ROHにて。

MAYERLING: Ballet in three acts
Music: Franz Liszt Arranged and orchestrated by John Lanchbery
Choreography: Kenneth MacMillan
Designs: Nicholas Georgiadis
Scenario: Gillian Freeman
Lighting: John B. Read
Staging: Grant Coyle, Monica Mason, Monica Parker
Principal Coaching: Lesley Collier, Jonathan Cope, Donald MacLeary, Monica Mason, Monica Parker
Conductor: Martin Yates
The Orchestra of the Royal Opera House

ダンサー
Crown Prince Rudo/f of Austria-Hungary: Johan Kobborg
Baroness Mary Vetsera: Alina Cojocaru
Princess Stephanie: Roberta Marquez
Emperor Franz Josef of Austria-Hungary: Christopher Saunders
Empress Elisabeth: Isabel McMeekan
Countess Marie Larisch: Laura Morera
Baroness Helene Vetsera: Genesia Rosato
Bratfisch: Jonathan Howells
Archduchess Sophie: Sandra Conley
Mitzi Caspar: Deirdre Chapman
Colonel 'Bay' Middleton: Valeri Hristov
Four Hungarian Officers: Zachary Faruque, Kenta Kura, Ludovic Ondiviela, Andrej Uspenski
Katherina Schratt: Elizabeth Sikora
Alfred Grünfeld: Paul Stobart
Count Hoyos: Johannes Stepanek
Count Eduard Taafe: Alastair Marriott
Princess Louise: Natasha Oughtred
Prince Philipp of Coburg: David Pickering
Princess Gisela: Christina Elida Salerno
Princess Valerie: Francesca Filpi
Princess Valerie as a child: Romany Pajdak
Mary Vetsera as a child:..Alina Cojocaru
Loschek: Michael Stojko
Count Larisch: Bennet Gartside

オーストリーハンガリー帝国の皇太子が1889年にヴィーン郊外のマイヤリンクという村で17歳の愛人と心中した事実を題材にしたお話。私は10数年前に観光でその館を訪問した記憶がありますが、そのときはあまり気にもとめない史実でした。

音楽が珍しくリストの作品を使っており、チャイコフスキーのような華やかさはないものの重厚で聴き応えのある音楽で、リストらしくピアノの音が第3幕に入っています。チェンバロならよく見ますがグランドピアノが狭いピットの中にででーんと置かれている様は珍しいものです。ついでに言うと今夜の管弦楽演奏は音も含めて(金管がちょっと、という場面もありましたが)すばらしく、音楽だけでも十分楽しめました。

今夜は記念すべき第100回目の公演でしたが、値段の高いストール席にかなりの空席がありました。人気的には地味な作品なのでしょう。バレーにしてはちょっと人間関係が複雑で不必要と思われる場面もてんこ盛りで、ハンガリーの分離主義者が絡む政治的背景もあります。上のキャスト表に見られるように登場人物が多すぎて誰が誰なのかを判断するのに手間取るくらい。恐らくルドルフ王子が死に至る過程の心理描写を克明にしようとしたためでしょう。それをバレーで表現するというのはかなり困難な仕事と思いました。相手役のメアリーにしても簡単に死に憧れる状態になることの表現は易しくないだろうし、事実二人のバレーとしての動作はいつものように見応えがあってもあまり説得力のあるものには思えませんでした。その点先日見たオネーギンはわかりやすいし、二人のダンスも心理面も含めて完成度がより高いものでしたが。

舞台の仕草はかなり官能的なもので、初めてメアリーがルドルフのアパートで密会するときはルドルフがメアリーの上半身を裸にする場面があってどきっとします。観客側からはコジョカルの背中しか見えませんでしたが。

写真は舞台挨拶するコジョカルとコボーグです(クリックするともう少し鮮明になります)。
c0057725_2045378.jpg

[PR]
by dognorah | 2007-04-11 20:48 | バレー