2005年 08月 31日 ( 1 )

クリーブランド管弦楽団演奏会 -8月30日

連夜のPROMSです。今日は昨日より一段と温度が上がって25度くらい。今回の夏のもどりはよく晴れているにもかかわらず湿度が高くて、歩くとすぐ汗をかきます。恐らく50-60%はあったでしょう。いつかロイヤル・アルバート・ホールは改装時にエアコンがついたと書いてしまいましたが、それはうそのようです(^^; 数千人が入っている内部は蒸し風呂のようでみんなプログラムを扇代わりにしています。

さて、今日は、大曲なので1曲のみです。
マーラー:交響曲第3番ニ短調

メゾソプラノ:Yvonne Naef
合唱:The Cleveland Orchestra Chorus(女声のみ)
   Trinity Boy’s Choir
管弦楽:The Cleveland Orchestra
指揮:Franz Welser-Möst

マーラーの合唱を使う大曲は演奏機会が少ないので、私は第3番の実演はこれが初めてです。管弦楽の編成も大きく、ホルンだけで9挺も使います。打楽器奏者も数えたら7人も。このオケは奇数が好きなのかヴィオラは11人、コントラバスが9人。ヴァイオリンも後ろの方で一人で弾いている人がいたから奇数でしょう。チェロは10人でしたが。木管も各種オンパレードですね。

このオケを聴いたのはもう10年以上前になりますが、今日久しぶりに聴いてとてもいい楽団と改めて思いました。音量が豊かでアンサンブルがすばらしいし、弦の音もしなやか。木管や金管も言うことなし。今年のプロムスを聴くのはこれが5回目ですが、一番いいオケでした。

c0057725_743343.jpgヴェルザー-メスト(写真の左)の指揮も、すべてのフレーズでマーラーを感じさせ、流麗かつ密度の高い演奏で、90分以上の演奏時間を全く飽きさせません。満足しました。この人は1960年オーストリア生まれで、欧米で大人気の指揮者ですね。クリーブランド管の音楽監督としては10年契約で3年過ぎたところ。

メゾソプラノ(写真の右)も美しい良く通る声で、ゆっくり目のテンポのオケをバックに哲学的世界を描く感じでした(ツァラトゥストゥラから取った歌詞だからというわけではありませんが)。このイヴォンヌ・ネフという人は1957年スイス生まれで、チューリッヒオペラでメストとは馴染みのようです。

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この曲は好きだけれど、いつも何かをしながらCDで聞き流していたのであまり気が付きませんでしたが、大勢の女声合唱と少年合唱を使うのに第5楽章でちょっと歌うだけ(メゾソプラノは第4楽章で独唱)。この大勢がこれだけのためにはるばるクリーブランドからやってきたわけで、ちょっと気の毒。マーラーも罪なことをしますね。そういえば先日聴いた第4番のソプラノ独唱もほんの数分でしたね。写真は終演後拍手に応える出演者です。

オケのメンバー表を見ると日本人女性のヴァイオリニストが副コンサートマスターも含めて4人いました。昨日聴いたチューリッヒのトンハレ管弦楽団も4-5人の日本人ヴァイオリン奏者がいましたが、日本人音楽家が世界中で沢山活躍していらっしゃる姿を見ることはうれしいことです。
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by dognorah | 2005-08-31 07:45 | コンサート