ブダペスト祝祭管弦楽団演奏会

2008年10月1日、RFHにて。

プログラム
シェーンベルク:浄められた夜
マーラー:大地の歌

出演
Christianne Stotijn (mezzo-soprano)
Robert Dean Smith (tenor)
Iván Fischer
Budapest Festival Orchestra

会場はガラガラでしたが演奏はすばらしいものでした。このオケは多分初めて聴いたのじゃないかと思うのですが、とてもすばらしいヨーロッパ的サウンドでロンドンではなかなかこういう音にお目にかかれません。弦も木管も金管も全てとても柔らかい響きで、音を聴くだけで気持ちよくなるような感じです。最初の曲はその弦の特徴を見せようという意図か美しいだけでなく芯のある弦楽合奏でした。豊かな低弦に支えられて曲の奥に潜む不安感が表現されていたような。満足すべき出来です。

大地の歌は今年4月にエッシェンバッハの名演で聴きましたが、今回の演奏もすばらしいものでした。テノールが4月の時と違って遙かに上手なので完成度はこちらの方が上かもしれません。何よりもオケの実力がLPOより上で、各パートの美しい音色にぞっこん惚れました。このところ頻繁に聴く印象のあるロバート・ディーン・スミスですが今回も好調で大満足です。メゾソプラノのクリスティアンネ・ストテインは2000年までヴァイオリンを学んでいたのがその後歌手に転向したオランダ人です。ペトラ・ラングとはかなり違った味わいが感じられる歌唱でしたが、とても優しさが前面に出てくるような歌い方で第6楽章は感動しました。フルートやオーボエの名人芸とも思えるニュアンス豊かな音色をバックにした彼女の声は本当に心の奥に染み渡るもので、こういう音楽作りをするイワン・フィッシャーに脱帽です。

Christianne StotijnとIván Fischer
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Robert Dean Smith
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by dognorah | 2008-10-02 21:02 | コンサート
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