フィルハーモニア管のシーズン開幕

2008年9月23日、RFHにて。

プログラム
バルトーク:中国の不思議な役人、組曲 Op.19
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63
ストラヴィンスキー:エディプス王

出演
Esa-Pekka Salonen (指揮)
Vadim Repin (ヴァイオリン)
Stephen Gould (Oedipus)
Ekaterina Gubanova (Jocasta)
Kyle Ketelsen (Creon/Messenger)
Franz-Joseph Selig (Tiresias)
Andrew Kennedy (Shephard)
Simon Russel Beale (Speaker)
Philharmonia Voices
Philharmonia Orchestra

シーズン幕開けにふさわしい快調な管弦楽でした。
バルトークの組曲はこの作曲家らしい才気溢れるオーケストレーションが素敵で、演奏も溌剌として楽しめました。
プロコフィエフは、あまりらしくない優美なメロディが感じられる佳作で、気品ある美しいレーピンの音色がぴったしという感じです。第2楽章は特に美しい。また第3楽章のカスタネットが効果的で、こういう場面でカスタネットを使うという発想に感心しました。尤もそのときに流れているメロディはスペイン風なので当然かもしれませんが。
次の写真は今夜のVadim Repinです。
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インターヴァル後はストラヴィンスキーの大作オペラオラトリオOedipus rexです。始まる前までは、この曲を聴くのは初めてかなぁと思っていましたが、曲が始まってすぐに最近聴いたことがあるのを思い出しました。帰宅してから調べたら昨年5月にゲルギエフ指揮LSOで聴いていたのでした。そのときはちょっと退屈したと書いていますが、今回は緊張感が持続してあまり退屈じゃなかったです。サローネンのコントロールはよく効いていました。フィルハーモニア・ヴォイシズという男声合唱団がすばらしいハーモニーだったのも好印象です。独唱は先月バイロイトでジークフリートを歌ったスティーヴン・グールドが声量の大きさで目立ちます。ただ、黒い髭が結構伸びた顔を見て一瞬別人かと思いました。頭髪だって黒いし。バイロイトの舞台ではメーキャップで両方とも薄い茶色にしてあったし、髭も薄かったのです。おまけに今回は譜面を読むために眼鏡をかけていましたのでイメージは全く異なりました。つい先日までROHのドン・ジョヴァンニに出演していたカイル・ケテルセンが、エーッと言うぐらい声が響かず、ちょっとびっくりしました。尤もROHでは舞台すぐそばで聴いていたのですが(今回はバルコニー)。メゾソプラノのエカテリーナ・グバノワはよく通る声でしたし、他の歌手もまずまず。
下の写真は、左からStephen Gould、Kyle Ketelsen、Ekaterina Gubanovaです。
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by dognorah | 2008-09-25 01:26 | コンサート
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