キーンリーサイドの「ドン・ジョヴァンニ」公演

2008年9月10日、ROHにて。

Don Giovanni
Opera buffa in two acts
Music: Wolfgang Amadeus Mozart
Libretto: Lorenzo da Ponte

Conductor: Charles Mackerras
Director: Francesca Zambello

CAST
Don Giovanni: Simon Keenlyside
Donna Anna: Marina Poplavskaya
Don Ottavio: Ramón Vargas
Donna Elvira: Joyce DiDonato
Leporello: Kyle Ketelsen
Masetto: Robert Gleadow
Zerlina: Miah Persson
Commendatore: Eric Halfvarson

The Royal Opera Chorus
The Orchestra of the Royal Opera House

この日がROH公式のシーズンオープンですが、実は8日にオペラファンの裾野を広げる目的で大衆紙「Sun」の読者のための特別公演があったので、出演者にとっては初日ではありません。
それはともかくちょっと今日の公演は不調という印象でした。まずタイトルロールのキーンリーサイド、こんな調子の悪い彼を見たのは初めてというくらい声に張りがなく歌唱も魅力的じゃなかったと思います。そしてドンナ・アンナを歌ったマリア・ポプラフスカヤがそれに輪をかけたようなひどい歌唱で全く話にならない出来です。一応開演直前に、調子が悪いけど歌う旨がアナウンスされましたが、キャンセルしてアンダーに歌わせるべきだったでしょう。
ただ、他の歌手は大体が好調で、特にジョイス・ディドナートは終始安定した歌唱で絶好調でした。ラモン・バルガスも持ち前の美声を発揮していたし、カイル・ケテルセンは1年前と同様上手いし、ツェルリーナ役初登場のミア・パーソンも好ましい歌唱でした。ヤング・アーティスト・プログラム卒業後久し振りに見たロバート・グリードウも持ち前の声がよく出ていました。彼はここで本格的な役をやったのは初めてだと思いますが、順調なスタートですね。
マッケラスの指揮がこれまたあまり好調とは言えず、序曲からして平凡な音。カタログの歌なんかもう少し流暢な音運びで、きりっとして欲しかった。全体にやや退屈な演奏でした。
下の写真は、ドン・ジョヴァンニ役のSimon Keenlysideとレポレロ役のKyle Ketelsenです。
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次の写真は、ドン・オッタヴィオ役のRamón Vargasとドンナ・アンナ役のMarina Poplavskayaです。
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最後の写真は、ドンナ・エルヴィーラ役のJoyce DiDonatoとツェルリーナ役のMiah Perssonです。
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by dognorah | 2008-09-11 22:25 | オペラ
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