ハイティンク指揮シカゴ交響楽団

2008年9月8日、RAHにて。Prom 71。

今年のPROMSも今週限りで終了ですが、今日が私の行く最後です。

プログラム
Mark-Anthony Turnage:Chicago Remains (UK Premier)
Mahler:Symphony No.6 in A minor

演奏
Chicago Symphony Orchestra
指揮:Bernard Haitink

最初の曲は1960年生まれのイギリスの作曲家に委嘱された新作で、世界初演はシカゴで演奏されましたが、今回がイギリス初演です。開始は、ジャン、ジャン、ジャンと打楽器主体に物々しく始まります。全編を通して流れるメロディはスムーズで悪くない曲ですが、特に感銘したというほどでもなく、もう一度聴きたいか?と問われると、別にぃーというところ(^^; 演奏時間はプログラムによると約16分。
次の写真は舞台に現れたターネイジ氏と、右はハイティンクです。
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マーラーは期待通りすばらしい演奏でした。ハイティンクらしいカチッとした輪郭の演奏で格調高いもの。激情のほとばしりというものはなく、全編至って冷静なのもいつもの彼らしいスタンスです。第2楽章はスケルツォで、アンダンテは第3楽章に置かれた伝統的な順序で、ついでに弦の配置もチェロが右側最前列に来るもので、共に最近流行のスタイルではないです。第4楽章に、木槌で板をどかんと叩くところがありますが(今回は2回叩いた)、奏者は華奢な中国系の女性でした。今まで見た演奏ではいつも男声がよいしょとやっていましたが女性が叩いたのは初めて見ました。この「楽器」もCSOのものは結構凝った作りになっていて、女性が叩いたにしてはかなりそれらしい大きな音がしたので何か工夫がしてあるのでしょう。ハイティンクは自分も一緒に叩くみたいに腰を折り曲げてキューを出していたのがおかしかった。
アメリカの雄CSOの音はすばらしく、豊かな低弦、柔らかい音色の豊麗な金管群、洗練された音色とアンサンブルの弦と木管、どれを取っても満足すべきもので、たった1回のコンサートを比べただけですが、先日のヨーロッパの雄BPOにはっきり勝る音でした。私が今年PROMSで経験したオケのベストです。
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by dognorah | 2008-09-09 22:19 | コンサート
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