ユーロフスキー指揮LPO(Prom68)

2008年9月5日、RAHにて。

プログラム
リムスキーコルサコフ:Kashchey the Immortal(オペラ、不死身のカシェイ)
ストラヴィンスキー:火の鳥(全曲)

演奏
Vyacheslav Voynarovsky: Kashchey (tenor)
Tatiana Monogarova: Princess (soprano)
Pavel Baransky: Ivan Korolevich (baritone)
Elena Manistina: Kashcheyevna (mezzo-soprano)
Mikhail Petrenko: Storm Knight (bass)

BBC Singers
London Philharmonic Orchestra
Vladimir Jurowski conductor

今日のコンサートは同じロシアの民話を題材にした二つの作品を演奏するという趣旨で構成されたものです。どちらの作品も悪役のカシェイに捕らわれたお姫様を王子が助けるというものですが、その手助けをするのがリムスキーコルサコフのオペラでは嵐の騎士、ストラヴィンスキーのバレー音楽では火の鳥です。

Kashchey the Immortalというオペラは上演時間は70分程度の1幕ものです。初めて聴きましたが音楽的には大変美しく、なかなかすばらしいものです。歌手達の水準も高かったと思います。中でもメゾソプラノのエレーナ・マニスティーナは声も歌唱もすばらしく、声量もあります。ソプラノもなかなかですし美しい容姿が印象を押し上げています。テノールは何でこんなに太っているんだという巨漢。ロイヤルオペラなら首になりそうなくらい。
次の写真は左から、Mikhail Petrenko、Pavel Baransky、Elena Manistina、Tatiana Monogarova、Vyacheslav Voynarovsky、Vladimir Jurowskiです。
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2曲目の「火の鳥」は華麗な音が各パートから出てくる洗練された演奏で、今回もユーロフスキーのオケコントロールのすばらしさを実感させてくれましたが、この曲の全体としてのアプローチはややまとまりに欠けた嫌いがあります。

余談: 「火の鳥」の演奏中にホール内にまるで巨大な換気扇が回るような雑音が数回にわたって響き渡り、ちょっと気をそがれました。誰がこんな雑音をと聴衆の皆さんもきょろきょろしていましたが、演奏後ホールの外に出て納得。道路の水浸しさ加減から尋常じゃない豪雨が演奏中にロンドンを見舞ったことがわかりました。このホールはドーム天井なので屋根に当たる雨の音が響いたというわけです。
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by dognorah | 2008-09-06 22:28 | コンサート
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