バイロイト歌劇場について

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座った席はParkett(平土間)の最後列(前から30番目)。音響はややデッド気味で歌手の声が聞き取りやすい。耳障りな共振も感じられなかった。かなりよい音で響く。ホールは奥行きもあるけれどそれ以上に横に広い印象でびっくりした。席数は1910で意外と大きい。字幕は一切出ない。幸い今回の演目(ニーベルンクの指輪、トリスタンとイゾルデ、ニュルンベルクのマイスタージンガー、パルシファル)はすべてここ1年以内にどこかで見ているので筋的には問題はないが。
開始時間15分前、10分前、5分前の3回建物外側のバルコニーでトランペットのファンファーレが演奏される。(次の写真)
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ホールの中は非常に暑い。聞くところによると自動車のラジエーターみたいに水を循環させて冷やすシステムはあるものの現代的なエアコンというものはないそうだ。扇子を持って行って正解だった。夏なんだからタキシードというのはどうもね。その点女性はうらやましい。男性はほとんどタキシードまたはディナージャケットだが普通の背広姿も結構いる。中にはセーター姿、シャツ姿というのもいた。件のイギリス婦人なんかロンドンの街を普通に歩くような気軽な普段着だ。道理で彼女のスーツケースが小さかったわけだ。日本人男性でも何回も来ている人ほど服装はラフな気がする。座席は背もたれが低い上にクッションなしの木製なのでまず背中が痛くなる。私はおしりの部分にクッションがないと誤解していたので分厚いクッションを持参したが、背が低いので座高を高くするのにちょっとは役立った。
私のホテルからは劇場までバスサーヴィスがあった。行きは無料だがなぜか帰りは3.5ユーロ払うシステム。駐車場は劇場の裏手にありバスを降りてから2-3分歩かなければならない。帰りは各ホテルのバスが客を待っているが高級なところはバスに乗る前にスパークリングワインやビールをサーヴィスしている。かなりうらやましかった。我がホテルは出発前にロビーでそれをしているのだが暑い思いをして劇場から出てきたときの方がありがたいだろう。「ラインの黄金」は短いのでホテルへ帰ったらちょうど夕食時の9時。みんなレストランに殺到したので私はあぶれてしまった。仕方がないので町へ食べに行った。歩いて5-6分のところにある日本食レストランが一番近い。ウェートレスに「今日のヴァーグナーは早く終わったんですね」と言われた。彼女は結構日本語をしゃべるしオーナーシェフらしき男も「いらっしゃいませー」と流暢にしゃべるが味付けにあまりだしがきいていないので多分日本料理の基本を知らない朝鮮人か中国人夫妻の経営だろう。
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by dognorah | 2008-08-11 03:25 | オペラ
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