ザルツブルグ「オテロ」の評判

8月1日がプレミエだったこのオペラ、ムーティが振るというので前評判が高かったが、私は演出がStephen LangridgeということとデスデモーナをMaria Poplavskayaが歌うということに注目した。スティーヴン・ラングリッジはイギリスのテノール歌手フィリップ・ラングリッジの息子で、この4月にROHの新作オペラ「ミノタウロス」を演出して好評を博した人であり、マリア・ポプラフスカヤはROHのヤング・アーティスト・プログラム出身でROHでは結構厚遇を受けているものの私はあまり好きな歌手ではない。それにしてもムーティに選ばれたというのはすごい。ムーティは例によって今回のプロダクションをなにからなにまでコントロールしたという噂だから。

さて初日の評判だが、概ね不評のようだ(^^;
ムーティの指揮に関しては賛否両論で、すばらしい音楽だったというのもあれば、音が大きければいいというものでもなかろう、と冷たくあしらっているのもある。問題だらけのこの公演の責任はひとえに彼にある、とも。
演出はかなり厳しい批評に曝されているようで、演出不在で歌手達は人形のように突っ立ったまま指揮者ばかり見て歌っていた、など。衣装を着けたコンサートだったという手厳しいのもある。
歌手ではタイトルロールのAleksandrs Antonenkoが不評でかなりブーが飛んでいたようだ。ムーティがこういう歌手を受け入れたとは信じがたいとか、声量がないなどとも書かれている。その他の歌手は概ね好評で、ポプラフスカヤに関しては褒めているものもある。

会場はイタリア大統領をなどVIP達が大勢座っていたようだが、大きなお腹を抱えたネトレプコもシュロット(ドン・ジョヴァンニに出演中)と一緒に観劇していたらしい。

ということで注目の演出家ラングリッジは「ミノタウロス」のようにはうまくいかなかったようで残念。
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by dognorah | 2008-08-06 09:45 | オペラ
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