チョン指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団

2008年7月21日、RAHにて。今年のPROMS 6日目のコンサートでした。今月はこれを含めて3回しか行きません。8月は全く切符を買ってなくて、9月は5回行きます。

パイプオルガン: Olivier Latry
指揮: Myun Whun Chung
管弦楽: Orchstre Philharmonique de Radio France

プログラム
メシアン: L’Ascension (for organ)
メシアン: Et exspecto resurrectionem mortuorum
サンサーンス: 交響曲第3番

Olivier Messiaen (1908 – 1992)の生誕100年ということで今年はPROMSでも多数演奏されます。

最初の曲はオルガン独奏で、全4部で構成されている。第1部は中高音の不協和音の後低音で心地よい和音が奏でられるスタイルが繰り返されます。パイプオルガンでの不協和音はかなり顔をしかめたくなるようなエネルギーですが厳粛な気分にさせられます。第2部は中高音のおとなしい和音が響き、瞑想的。第3部は大音量の強い調子で演奏された後高音の弱い音で返答するような形式。最後は朗々と鳴らされ、納得という印象。第4部は再び瞑想的で静かなメロディが奏でられます。天を伺うような気持ちが感じられました。最後はディミヌエンドしながら静かに終了。宗教が強く感じられる曲です。

2番目の曲は18の木管、16の金管と金属製の打楽器群だけで演奏される一風変わった曲です。「私は死者の復活を待つ」というような宗教的な意味合いの題名が付いていますが純音楽として聴いても大変面白いものです。途中2回ほど全打楽器が一斉に大音響で鳴らす場面がありますがぞくぞくします。木管や金管の演奏もすばらしく、飽きることがありません。チョンは打楽器などが大きな音を立てた後は残響が充分静まるのを待って次の指示を出し、決して急ぎませんが正解と思います。大変楽しめました。

最後の曲はパイプオルガンの効果がすばらしくて私の大好きな交響曲です。暗譜で指揮するチョンは手慣れたもので、第2楽章のオケの美しさは特筆もの。オケもチョンをレスペ区としながら弾いている印象で、一丸となっている様子が好ましい。第4楽章の盛り上がりもすごくて終了後は大歓声でした。いい演奏会でした。
何度かステージに呼び戻された後短いスピーチの後アンコールにカルメン序曲で締めくくりました。
なお、この演奏の映像はしばらくの間BBCのサイトから試聴並びにダウンロードが出来ます。ダウンロードしたものは一定期間後に自動的に消えてしまうようですが。

写真は終演後の拍手に応えるチョン(TV画面よりキャプチャー)。
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by dognorah | 2008-07-24 18:51 | コンサート
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