モーツァルトのオペラ「イドメネオ」コンサート形式

2008年5月14日、バービカンホールにて。

Mozart: Idomeneo, re di Creta
Opera seria in 3 acts
Munich version, with the addition of Elettra’s aria, ‘D’Oreste, d’Aiace’
Libretto: Giambattista Varesco after Antoine Danchet

Ian Bostridge: Idomeneo (tenor)
Emma Bell: Elettra (soprano)
Jurgita Adamonyte: Idamante (mezzo-soprano)
Kate Royal: Ilia (soprano)
Benjamin Hulett: Arbace (tenor)
Paul Badley: High Priest (tenor)
Charles Pott: A Voice (bass)
Opera Seria Chorus
Europa Galante
Fabio Biondi: conductor

イタリアの管弦楽とほとんどがイギリス人歌手による上演です。このオペラはまだ舞台では見たことがないので残念ですがまずはコンサート形式で体験です。


まず歌手陣は、イアン・ボストリッジとジュルギータ・アダモニテが終始安定したすばらしい歌唱でした。アダモニテはリトアニア人で唯一の非イギリス人でした。声は柔らかさと深みのある美声で私の大好きなタイプです。
エマ・ベルは怒りのエレクトラ役で張り切りすぎたのかスムーズさに欠ける歌唱で今までの彼女を知るものとしてはかなり意外な声でした。しかし幕が進むにつれてよくなり最後の捨て台詞的なアリアD’Oreste, d’Aiaceは迫力ある立派な歌唱で大きな拍手を貰っていました。外見も長い金髪の鬘などかぶっているので最初は彼女とは気付かなかったです。
ケイト・ロイヤルも絶好調というわけではなく持ち前の美しい声はよく出ているものの時折ヴィブラートが混じって聞き苦しくなるときがありました。彼女も少しずつよくなりましたが最後までヴィブラートが混じる状態です。
もう一人のテノール、ベンジャミン・ヒューレットはあまり歌う場面が多くないもののとてもいいテノールであることを印象づける歌唱でした。現在はハンブルク州立歌劇場に所属しているようです。
合唱は第1幕ではあまりアピールできる歌唱ではなかったけれど第2幕以降はまあ普通の出来と言うところです。
管弦楽はやはり第1幕前半では本調子ではなくアンサンブルはあまり良くなかったけれどそれ以降は楽器がホールになじんだのか持ち直してすばらしいモーツァルトとなりました。古楽演奏団体で指揮者がヴァイオリン片手にというスタイルは始めてみましたがビオンディは活き活きした音楽を作っていて好感が持てます。
ということで全体としてはかなり楽しめた公演でした。
下の最初の写真は終演直後のもので、左からFabio Biondi、Ian Bostridge、Kate Royal、Jurgita Adamonyte、Emma Bell、Benjamin Hulettです。
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次の写真は美女3人を写したもの。左からEmma Bell、Kate Royal、Jurgita Adamonyteです。
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by dognorah | 2008-05-15 22:27 | オペラ
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