ユーロフスキー指揮ヴェルディのレクイエム

2008年4月26日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールにて。

ソプラノ:Barbara Frittoli
メゾソプラノ:Ildikó Komlósi
テノール:Massimo Giordano
バス:Ferruccio Furlanetto
合唱:London Philharmonic Choir, Philharmonia Chorus
管弦楽:London Philharmonic Orchestra
指揮:Vladimir Jurowski

ユーロフスキーが主席指揮者になって以来ロンドンフィルは充実した演奏をするようになった。今日も緻密なアンサンブルで力強い演奏。メリハリの付け方や表情の豊かさなどではムーティが一枚上と思うが今日の演奏も感動的名演と言えるだろう。余談ながら、LPOは今期来期のコンサートではプログラミングも魅力的で私はフィルハーモニアやLSOを凌ぐ回数の切符を買ってしまった。これもユーロフスキーがArtistic Advisorとして手腕を発揮している結果だろう。

歌手は4人とも有名歌手を揃えただけあってそれぞれすばらしい歌唱だった。ノーブルな高音を響かせたバーバラ・フリットリは2年前にリサイタルを聴いたときは結構太っていたが今年の2月にヴィーンでコジ・ファン・トゥッテを見たときはやや痩せたかなという印象だった。しかしきょうははっきり痩せたと認識できた。2年前にガラちゃん氏からフトットリと呼ばれたのがこたえたのか痩せる努力をしたのだろう。イルディコ・コムロジは3年前のセント・ポールでのレクイエムでも出演した人でそのときの彼女の美声は今でもよく憶えているが今日もすばらしい。テノールのマッシモ・ジョルダーノ恐らく初めて聴いた人だがイタリア人らしいきれいな発声で印象的だった。フェルッチオ・フルラネットは5年くらい前にROHで聴いたことがあるが豊かで美しく響く低音の持ち主だ。うまさに舌を巻く。合唱も美しくヴォリュームも充分。特に男声合唱のうまさは印象的である。

この曲を聴くのはこれで3度目と思うが通常のホールで聴くのは初めて。過去2回は共に教会だったがやはりホールの方が聴きやすい。今日はこのホールでは初めて舞台から一番遠いバルコニーのしかも最後列に座ったが音響的には特に問題なし(入場料£9)。すぐ前の席が空席だったので視覚的にはラッキーだったが、さすがに人の表情は遠すぎてよく分からないので双眼鏡を使った。

写真は右からBarbara Frittoli、Ildiko Komlosi、Vladimir Jurowski 、Massimo Giordano、Ferruccio Furlanetto。歌手は合唱隊のすぐ前という遠い位置で歌っていたがこの写真はアンコールで前面に出てきたときのもの。
c0057725_2311963.jpg

[PR]
by dognorah | 2008-04-27 23:02 | コンサート
<< 新作オペラ「ミノタウロス」 サリアホのオペラ「Adrian... >>