「サロメ」再見

2008年3月6日、ROHにて。写真は指揮者Philippe Jordan。
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bibinga氏がバルコニーのボックス席を押さえて友人3人を招いて下さった中に混ぜてもらい、2回目の鑑賞となりました。このプロダクションを中2日で見たのに舞台の緊張感のせいでまたまた釘付けとなりました。
今回の席はオケピットを見下ろす位置で舞台はやや見にくいものの指揮者の動作がよく見えて音楽がよりダイナミックに体験できるという印象でした。ジョルダンの指揮は今日もすばらしかったと思います。

歌手では、ナラボートを歌ったヨーゼフ・カイザーが喉の調子が悪いのか前回に比べて声が荒れ気味でした。ヘロデ役のトーマス・モーザーは前半結構声が出ていて今日は調子がいいじゃないかと喜んだのですが「7つのヴェールの踊り」以降また前回のようにヴォリュームが無くなりやや失望。ヨハナーン役のミヒャエル・フォレは快調で前回より迫力ある声で大満足。その他の歌手達は主役も含めてほぼ前回と同じ。

演出では今日は「7つのヴェールの踊り」の場面をじっくりと見てみたのですが演出の意図はいまいち分からず。ヴェールは7つ脱ぐということはせず最初着ていたドレスを脱いでスリップ姿になるものの途中で華やかなレースのドレスを着てヘロデとワルツを踊るというようなシーンもあり、最後はそのドレスを脱いで再びスリップ姿になりオペラ終了までずっとそのままです。舞台上の動きは二人がいろいろな動作をする中、左から右へ次々と扉の開いた壁が移動していきます。その壁2枚で構成される部屋の数が7つ!最後の部屋に置いてある洗面台に張った水をサロメがじゃぶじゃぶとまき散らし、スリップも少し濡れてちょっとだけ肌が透けて見える状態になって終わり。最初の方では小さな女の子が持っているような人形を二人でキャッチボールしたりもし、途中部屋が移動している間それぞれのシーンに関連するヴィデオの投影があったりと結構細かいことをやっているので見ている側は飽きることはありません。なおダンスは振り付けらしい振り付けはなされていない印象です。一応Choreographerの名前は載っているのですが。
これ以外のシーンでも役者達がいろいろ意味ありげな動作をするというのもマクヴィカー節ですが、そういう点も含めて印象深い舞台です。
写真は左からThomas Moser、Nadja Michael、Michael Volleです。
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by dognorah | 2008-03-08 03:36 | オペラ
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