ヴィーンフィル演奏会

2008年2月23日、バービカンホールにて。

ピアノ: Yefim Bronfman
指揮: Valery Gergiev
演奏: Vienna Philharmonic Orchestra

Verdi: La forza del destino, Overture
Prokofiev: Piano Concerto No.2
Tchaikovsky: Symphony No.6

旅行のため一週間以上遅れての更新です。
最初の「運命の力」が力で押しまくるだけで中身のない演奏だったことに対して2曲目のプロコフィエフは音楽が一杯ですばらしい時間を過ごせた。ブロンフマンというピアニストは初めて経験したがテクニックも音も音楽もとても魅力的で30分間ずっと引き込まれっぱなしだった。第1楽章のカデンツァとは思えないような長い独奏部分は特に圧巻。この曲に関してはゲルギエフもヴェルディとは打って変わった詩情が感じられる指揮振りで、やはりこの人はロシアもので聴くべき人。プロコフィエフの音楽はこれまであまり熱心に聴いてこなかったのはそれほど魅力を感じていなかったからであるが、今日の演奏で目が覚める思いだった。
写真は演奏後のYefim Bronfman、Valery Gergievです。今日のコンサートマスターは久し振りに見るRainer Küchlでした。
c0057725_1948553.jpg

「悲壮」交響曲は以前Gergiev-LSOで聴いたときに比べて格段に良く、さすがヴィーンフィルという印象。間を充分取ってエネルギーをためる演奏スタイルはヴェルディでは単に空虚さを強調するだけだったものがこの曲では効果が高くゲルギエフ節も曲と良くマッチしている。あまり劇的に走ることなくロマンティックな美しさを際立たせていたのも良かった。洗練された演奏だったがその分情熱的な感情のほとばしりはやや押さえられていた。
[PR]
by dognorah | 2008-03-03 19:52 | コンサート
<< 「サロメ」公演 ヴィヴァルディのオペラ「ティー... >>