中心部のレストランはおいしそうで素敵そうなところがぎっしり軒を連ねているという感じでマドリード人の食い意地は相当なものと見受けました。もちろんシーフード専門店もたくさんあります。到着した土曜日の夜に知人達とレストランで待ち合わせしたのですが予約なしで行ったら振られてしまいました。それではあそこがあるということで移動したのですがそこも満員で11時半まではテーブルは空かないとのこと。やむを得ず空いているところならどこでもいいというスタンスでやっと席にありつけました。まあそこもおいしかったから良かったのですが。しかし土曜の夜の王宮に近い繁華街は新宿並みの人出で、欧州では見たことがない風景にびっくりしたものです。めったやたらと靴屋が目に付きましたね。値段はロンドンに比べて格段の安さ。知人によると品質も全く問題ないとのこと。 月曜は美術館が休みなので火曜日にティッセン=ボルネミッサ美術館(Museo Thyssen-Bornemisza)で開催されているモディリアーニ展に行ったら午前中前半に行ったにも拘わらず大行列でしかも今から入手できる入場券は午後2時15分以降のものということで、夕方の飛行機でロンドンに戻る予定の私は断念。それじゃ3回目の訪問になるけどまたプラド美術館に行くかと方向転換したもののそちらも最後尾が見えないくらいの大行列。このシーズンで平日だというのにどうしたことでしょう。10年前の2回目の訪問時はもっと気候がマイルドな秋に行ったのにすぐ入場できたことを思うとちょっと異常ですね。係員にこれは特別展ではなく常設展の入場客だよね?と念のために訊いたらそうだという。ということでこちらも断念。しようがないから近くのParque del Buen Retiroという公園(広いです)を端から端まで散歩して昼食用にバーを2軒はしごして今回のマドリード訪問はおしまい。今度はシーフードを堪能しに来たいです。 トップの写真はエジプトから贈られたDebod Temple(紀元前2世紀の作品)でAmonとIsisの神を祀ったものということです。王宮公園にありますが夜散歩していてライトアップが水に映えてあまりにも美しかったので撮ってみました。
by dognorah
| 2008-02-11 09:53
| 旅行
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Comments(6)
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助六
at 2008-02-12 09:11
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貴重な情報、続けて感謝です。
シーズン・オフだからとタカ括ってたもんで、プラドの平日の行列情報には慌てました。昨年10月末に新ウィングが開いてその後数日は記録的入場者数だったという報道はありましたけど、これは入場無料だったせいと思ってそれ以上気にしてませんでした。ちょっと驚きですね。 ベラスケス展は込んでるかもとも思ってましたが、サイト見ると予約券は結構残ってますしね。dognorahさんはロンドンのベラスケス展ご覧になってるでしょうし、出品リスト見ると何が何でもと言う内容とは思いませんけど、「織女たち」が特別展に入らなければ見れないのでは、私には選択の余地ありません。加えてロンドンの「鏡のヴィーナス」久しぶりに見れるのなら仕方ないかなと思ってます。何せ小生、自称「北方ルネサンス好き」ながらプラドに入ったことがないという大モグリなもので、是非入館したいものと思ってます。時間指定予約券は常設・特別それぞれ9ユーロとずいぶんお高いですが、検討中です。
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ザウ
at 2008-02-13 04:37
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うわー、美しい写真ですね!マドリードは友人が住んでいるのでたまーに訪れるのですが、この場所初めて知りました。今度行ってみます!
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dognorah at 2008-02-14 01:25
助六さん、切符はwebで予約購入しておかなければいけないなぁと今回痛感しました。
「織女たち」を特別展の方に移動するだけで更に入場料を稼いでいるわけですね。私はマドリードはまた行きますので常設展示で見たいと思います。
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dognorah at 2008-02-14 01:27
ザウさん、マドリードの夜は暖かい時期がお勧めです。今回はかなり寒かったのでティッシュペーパーをしょっちゅう使いながらの行脚でした。
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助六
at 2008-03-09 11:38
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お陰さまでプラドは時間と入口を検討、幸い予約なしで快適に見学でき満足でした。複製見慣れてる作品でも、ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデン「十字架降架」や、ベラスケス「女官たち」、ゴヤ「巨人」なんかには息を呑む感銘を受けました。同じ作家でもベラスケス「織女たち」、ゴヤ「黒い絵」なんかは意外に特別のインパクトは受けず、改めて人間の知覚って妙なものだなと思いました。ボッス「快楽の園」とかゴヤ「裸のマハ」とかになると、期待したような感動もない一方、絵の前に立って初めて分かる絵の放つ「妖気」みたいなものには納得が行き、やはり実物に触れるのは代え難い経験ですね。
今回は特にスルバランの静物に強い印象を受けました。パリに展観したことがあるゴヤ「ボルドーのミルク売り娘」は何度見ても感動してしまいますね。 ゴヤの「5月2日」「5月3日」は現在修復中で見れず、4月半ばからの特別展開始までに修復終了再公開となるそうです。 久しぶりのスペインでしたが、人・食い物・建築ともに大いに気に入り、また今度はオペラ絡みで再訪できればと思ってます。
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dognorah at 2008-03-11 10:21
プラドは思う存分ご覧に慣れたようですね。私はプラドに2回も行っていますが美術史的にはもぐりなのでロヒール・ヴァン・デル・ウェイデンやスルバランは全く知りませんでした。検索してなるほどと思ったので次回には見てみたいと思います。
実物に触れてもなんだこんな絵なの?と思うこともあり複製も罪作りな面がありますよね。
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