ガッティ指揮コンセルトヘボー

2007年11月30日、RFHにて。

ヴァイオリン:Vadim Repin
指揮:DanieleGatti
管弦楽:Royal Concertgebouw Orchestra

プログラム
シューマン: マンフレッド序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー:交響曲第5番

最初の曲は名前を知っていても普段はCDでも滅多に聴かないものですが、シューマンらしい地味目のロマンティシズムと緊張感の持続が感じられる曲で、小曲にも拘わらず力の籠もった演奏でした。
レーピンはいつものように無愛想で小手先で扱うように飄々と弾いていましたが、ヴァイオリンは瑞々しく豊麗な音で美しいオーケストラの音と共にうっとりさせるような非常にレヴェルの高い名演でした。オケは特にホルン首席奏者の完璧にコントロールされた音色に感嘆しました。これほど美しいホルンはちょっと聴いたことがありません。
チャイコフスキーでは全4楽章を切れ目なく演奏。第3楽章まではかなりゆっくりしたテンポでロマンティックさを強調していました。金管が美しいせいかトゥッティの時でも豊かな音量にも拘わらず耳にはとてもソフトな響きです。第4楽章では一転速いテンポでダイナミックになりましたがちょっとスケール感が失われたのが残念。でも全体としては満足すべき演奏でしょう。カーテンコール時にただ一人ホルン主席がガッティから祝福を受けていましたが当然のことで、この人にはブラヴォーを献呈しました。
今日のガッティは全プログラムを暗譜で指揮しましたが協奏曲まで暗譜で指揮した人は初めて見ました。この前見たのは昨年9月にロイヤルフィルを演奏したマーラーの8番でしたがそのときよりちょっとスマートになったような。
写真は拍手に応えるレーピンとガッティ。
c0057725_22231563.jpg

[PR]
by dognorah | 2007-12-03 22:23 | コンサート
<< ベッリーニのオペラ「ノルマ」(... ドニゼッティのオペラ「愛の妙薬」 >>