フィンランドのソプラノ、ヨハンナ・ルサネンのリサイタル

2007年11月23日、ウイグモアホールにて。

Johanna Rusanen: soprano
Ilmari Räikkönen: piano

プログラム
Toivo Kuula: Four songs
Oskar Merikanto: Five songs
Jean Sibelius: Three songs
Aulis Sallinen: Three ‘Dream Songs’ from the opera ‘The Horseman’
Richard Wagner: Wesendonck Lieder
Sergei Rachmaninov: Four songs

全く初めて聴く人。30代半ばと思われる。
最後の2作品を除いて他はすべてフィンランドの作曲家のもの。今ロンドンではあちこちでフィンランドの音楽を特集しているらしい。本日のテーマもSibelius and Beyondというもの。
そのフィンランドの作品では中低音域で声に何か布が被さっているというか声のスペクトラムが拡がっているような印象で、あまり好きじゃない声という印象だった。それがヴァーグナーあたりでややましになり(歌唱の出来という観点では高音のフレーズがちょっと苦しそうだったし、表現的にあまり感心しなかったが)、最後のラフマニノフでは完全に気になる点が払拭され、すばらしい歌唱になったのである。恐らくその状態が本来のものでしょう。ラフマニノフを得意としているのかもしれないけれど(確信に満ちた歌唱だった)、その声ならもっとずっと聴いていたいと思わせるものだった。やや太めの声で、スピント乃至ドラマティコというところか。ちなみにこのラフマニノフはいくつかの歌曲集から4つをピックアップしたものである。
写真は拍手に応えるJohanna Rusanen。前半はブルーのドレスに白いガウンだったけれど後半はこのように金のドレスに赤いガウン。
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by dognorah | 2007-11-26 07:14 | コンサート
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