ロイヤルバレー「Jewels」(ドレスリハーサル)

2007年11月22日、ロイヤルオペラハウスにて。

Jewels: Ballet in three parts
Choreography: George Balanchine
Set designs: Jean-Marc Puissant
Costume designs: Barbara Karinska
Lighting: Jennifer Tipton
Conductor: Valeriy Ovsyanikov
The Orchestra of the Royal Opera House

1966年にニューヨークを訪問していたバランシンがマンハッタンの宝石店のショーウインドウを見たときにひらめいて創作したバレー。特に筋はなく、エメラルド、ルビー、ダイヤモンドと名付けられた3つのパートから成り、それぞれ異なった音楽を用いた。翌1967年にNY City Balletで初演された。1970年末になってロイヤルバレーで一部上演されたりしていたが、3部が完全な形で公演されたのは2000年と比較的新しい。
ドレスリハーサルとはいえ豪華メンバーによる公演ですばらしいダンスを楽しめた。

(1)Emeralds
Music: Gabriel Fauré
Tamara Rojo
Leanne Benjamin
Edward Watson
Ivan Putrov
Deirdre Chapman
Laura Morera
Steven McRae
Artists of The Royal Ballet

コスチュームは当然エメラルド色に擬似エメラルドをあしらったもの。心の中に響くような美しいフォーレの音楽に乗ってソロ、デュエット、群舞が踊られるが音楽の性格上激しい動きはない。ソロではロホの可愛くまとまったダンスに比べてベンジャミンはよりスケールが大きく好ましい。
写真は前列左からマクレー、モレラ、ワトソン、ロホ、プトロフ、ベンジャミンかな。
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(2)Rubies
Music: Igor Stravinsky
Sarah Lamb
Carlos Acosta
Zenaida Yanowsky
Artists of The Royal Ballet

音楽はストラヴィンスキーにしては割と古典的ながらリズミカルなので振り付けもきびきびした動きが主であるが一部体操を思わせる動きがあまり好みじゃない。その中でアコスタとラムのデュエットは流れるようなスムーズな動きでさすがと思わせるダンス。見応えがあった。写真は左からヤノフスキー、アコスタ、ラム。
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(3)Diamonds
Music: Pyotr Il’yich Tchaikovsky
Alina Cojocaru
Rupert Pennefather
Deirdre Chapman
Lauren Cuthbertson
Isabel McMeekan
Laura Morera
Valeri Hristov
Kenta Kura
Yohei Sasaki
Thomas Whitehead
Artists of The Royal Ballet

視覚的には白とクリーム色のコスチュームで前の二つに比べるとやや地味という印象であるが、やはりバレーはチャイコフスキーの音楽が一番しっくり来ると思わせる振り付け。スムーズさとメリハリが感じられる。コジョカルとペニファーザーの組み合わせは珍しいが、彼はサポートで手一杯という印象でコジョカルの相手にはちょっと役不足の感は免れない。でも、ソロの部分ではなかなか見せるダンスで、今後の成長が期待される。
写真はコジョカルとペニファーザー。
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by dognorah | 2007-11-23 22:03 | バレー
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