ベッリーニのオペラLa straniera (コンサート形式)

2007年11月3日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールにて。

La straniera (The stranger)
Melodrama in two acts
Libretto: Felice Romani based on the romance L’Étrangère by Victor-Prévost, Vicomte D’Arlincourt
Music: Vincenzo Bellini

出演
Alaide (The stranger): Patrizia Ciofi
Il barone di Valdeburgo: Mark Stone
Arturo: Darío Schmunck
Isoletta: Enkelejda Shkosa
Il Priore degli Spedalieri: Graeme Broadbent
Il signore di Montolino: Roland Wood
Osburgo: Aled Hall
Chorus: Geoffrey Mitchell Choir

London Philharmonic Orchestra
David Parry: conductor

あらすじ
1200年頃のフランス、ブリタニーでのお話。モントリーノ公の娘イソレッタと婚約しているラヴェンステル伯爵アルトゥーロは結婚式当日になっても気が乗らない。それは別の女性アライーデに惹かれてしまったため。彼女の素性は分からず村人からはstrangerと呼ばれている。ある時アルトゥーロが友人ヴァルデブルゴ男爵とアライーデが親しげにする様を見てアルトゥーロは激しい疑念を抱き、剣でヴァルデブルゴに挑む。刺されたヴァルデブルゴはそのまま湖に落ちる。彼を殺したと思ったアルトゥーロはアライーデのもとに行き血に染まったシャツを見せて懺悔する。驚いたアライーデは、彼は自分の兄だと明かし、嘆き悲しむ。しかし実際はヴァルデブルゴは生きていて、アルトゥーロは必死に陳謝するがヴァルデブルゴは受け入れず、アライーデと共にイソレッタと結婚してアライーデのことは忘れるように迫られる。一旦結婚式を執り行うもののやはりアライーデのことが忘れられず、教会を飛び出して再びアライーデへの永遠の愛を誓う。そこへフランス王から、正妻が死んだので妾であったアライーデを女王とするニュースがもたらされる。自分の手の届かない地位に行ってしまったアライーデにショックを受けてアルトゥーロは自殺する。アライーデは自分の呪われた愛に慟哭する。

チョーフィは昨年6月のドンナ・アンナ以来で今日はよく声が出ていましたが、私はやはりこの人の声はいまいち好きになれないことを確認しました。しかし人気抜群でブラヴォーを一杯もらっていましたね。
アルゼンチン生まれのテノール、ダリオ・シュムンクはすばらしい。私の好きな声です。昨年9月に聴いたアレヴィーの「ユダヤ女」でも大変よかったし。
メゾーソプラノのエンケレイダ・シュコサはアルバニア人で過去にROHの脇役で何回か見ているもののちゃんとした歌を聴くのは今回が初めてです。声量があってきちんと歌う人。
バリトンのマーク・ストーン、バスバリトンのグレアム・ブロードベントもしっかりした歌唱で満足。普段はROHで脇役専門ですが。
合唱は初めて聴く団体と思いますがきめの細かい歌唱で印象的でした。管弦楽は第1幕第1場ではやれやれひどい音だなと思っていたらその後回復してまあまあの音になりました。でもロンドンフィルはやはり一流からはほど遠い。
指揮者のデイヴィッド・パリーも初めて体験しますが、オペラ慣れしているという印象で劇的なところが特に上手く、なかなかよかったと思います。

写真はPatrizia Ciofi。
c0057725_051013.jpg

[PR]
by dognorah | 2007-11-05 23:57 | オペラ
<< セーゲルスタム指揮フィルハーモニア管 Michael Clark C... >>