ゾルターン・コダーイ生誕125周年記念イヴェント

2007年10月8日、ハンガリー文化センターにて。

ハンガリーの作曲家Zoltán Kodály (1882-1967)の作曲活動についてのレクチャーがあり、その後チェロとピアノによる演奏会で締めくくるというイヴェントに参加しました。
ロンドンのベラ・バルトーク・センターのディレクターであるÁgnes Köry女史によるレクチャーが始まると子供がノイズを出してうるさい。何でこんなところに子供を連れてくるんだよ、と文句を言いたくなる騒ぎよう。講師は時々シーッといって子供をなだめているが追い出す気配はない。暫くして分かったことは、その子供達は講師が特別にお願いして集めたハンガリー人の子供達だったのです。コダーイがハンガリー民謡を研究してそれを自作に取り入れたという話で、小さい子供なら誰でも歌う民謡のメロディを彼等に口ずさませたくて連れてきたのでした。道理で。お役目が終わったら親御さん共々引き上げました。レクチャーは時代と共に移っていく彼のスタイルを表現している管弦楽曲をCDで聴かせながら進み生涯を概観するものでした。普段滅多に聴かない彼の管弦楽曲もなかなか魅力的な作品と理解できました。
インターヴァル後チェリストとピアニストが登場して彼の室内楽を演奏。
Ágnes Kállay: cello
Katalin Csillagh: piano

プラグラム
・Sonatine
・First movement from Solo sonata for Cello op.8
・Adagio
・Movements from 9 piano pieces op.3
・Sonata op.4

c0057725_245175.jpg2曲目は無伴奏チェロ、4曲目はピアノ独奏で他はチェロとピアノによる音楽です。チェリストは2006年、ピアニストは2005年にそれぞれブダペストのベラ・バルトーク音楽院を卒業した若手(写真参照)ですが、すばらしい技量の持ち主で、迫力あるコダーイの音楽を堪能させてくれました。前回のここでのコンサートも女性チェリストの演奏でしたが、チェロを専攻する人が多いのでしょうか。そのときもコダーイのソナタ作品4が演奏されましたがチェロソナタの代表作なのでしょう。今日も朗々と鳴らされるチェロによる深く思索するような深遠な音楽に聴き惚れました。前回もすばらしい音楽だと思いましたが今日も同じ感想です。演奏は前回の方がより思索的という印象でしたが。

会場は100人足らずの聴衆でぎっしり。若い男性に声をかけられたものの誰だか思い出せずにいたら彼が「ほら、ロイヤルオペラのRingで」といったので思い出しました。4日間同じ席だったあの公演で彼は私の隣の隣に座っていたのでした。あのときの感想を述べ合いましたが、音楽好きは同じような場所に出没するものですね。
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by dognorah | 2007-10-10 02:08 | コンサート
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