ニーベルンクの指輪・ジークフリート

2007年9月28日、ROHにて。
Second day of Der Ring des Nibelungen, in three acts
Music and libretto: Richard Wagner

Mime: Gerhard Siegel
Siegfried: John Treleavan
Wanderer (Wotan): John Tomlinson
Alberich: Peter Sidhom
Fafner: Phillip Ens
Woodbird: Ailish Tynan
Erda: Jane Henschel
Brünnhilde: Lisa Gasteen

前回の公演は2005年10月でした。
今回も歌手はすべてしっかりした歌唱でした。ただ、カーテンコールではリサ・ガスティーンに対して一部ブーも出ていましたが私には不満の原因がよく分かりません。
ジョン・トレリーヴァンはちょっとお太りになったようです。2年前でもジークフリートではよい出来でしたが、今回もとてもいい歌唱でした。それに加えて演技力が前より向上しているのがいいです。その調子で「神々の黄昏」でも頑張って欲しい。前回はさんざんでしたからね。
森の鳥役のアイリシュ・タイナンは美声のソプラノでなかなかよかった。前回のSarah Foxよりも上手い。

今回は2年ぶりにしても見るのが2回目ということもあり余裕を持って舞台を見ることが出来ましたが、最後にジークフリートがブリュンヒルデを覚醒させるというクライマックスがあるものの「指輪」の4夜の中では一番地味な楽劇だと思いました。主に筋の進行を説明するためにあるようなもので冗長さが感じられます。今回も演出は細かいところで変えていますが基本的にStory Tellerに徹した姿勢は変わっていません。

第1幕でWandererがミーメの住居に出現するところでは墜落した飛行機のコックピットにいつの間にか座っている設定になっているのですが、機械装置が上手く動作せずWandererの声はしても姿が現れない事故があり、ヘッドホンをつけた舞台マネージメントの女性がいきなり出てきて劇の進行を止めました。コックピットを覗き込んだり舞台下と連絡したりしていましたが解決せず、約5分であきらめてWandererの声がし始めるところから再スタート。結局Wandererは舞台袖から出現しました。ちょっと興をそがれましたがリハーサルも兼ねている公演なのでやむを得ません。
写真は左からJane Henschel、John Tomlinson、John Treleavan、Lisa Gasteenです。
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by dognorah | 2007-09-30 09:54 | オペラ
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