ヴァーグナー「神々の黄昏」コンサート形式(PROMS)

2007年8月12日、ロイヤル・アルバート・ホールにて。

出演
Christine Brewer: Brünnhilde (soprano)
Stig Andersen: Siegfried (tenor)
Sir John Tomlinson: Hagen (bass)
Alan Held: Gunther (baritone)
Gweneth-Ann Jeffers: Gutrune (soprano)
Gordon Hawkins: Alberich (baritone)
Karen Cargill: Waltraute (mezzo-soprano)
Andrea Baker: First Norn (mezzo-soprano)
Natascha Petrinsky: Second Norn (mezzo-soprano)
Miranda Keys: Third Norn (soprano)
Katherine Broderick: Woglinde (soprano)
Anna Stéphany: Wellgunde (mezzo-soprano)
Liore Grodnikaite: Flosshilde (mezzo-soprano)

BBC Singers
BBC Symphony Chorus
BBC Symphony Orchestra
Donald Runnicles Conductor

昨年4月にROHの舞台を見ていますが、演奏に関しては今回のコンサート形式の方が充実しているような気がします。
まず、ブリュンヒルデを歌ったブリューワーはすばらしい歌唱でした。ROHのリサ・ガスティーンは高音がややもすれば金属的に響くときがあってあまり好きじゃないのですが(5年前はそんなことはなかったのに)、ブリューワーは柔らかい美声が終始出ていて、弱音も低音も音程がしっかりした安心して聴ける歌唱です。昨年5月にやはりコンサート形式でフィデリオを聴き、感心しましたが、容姿(デブ)は目をつぶるからROHに出てほしい人です。
他の女声陣も概ねすばらしく文句のない出来でした。男声陣ではグンターを歌ったアラン・ヘルドがよく響く声で圧倒。トムリンソンももちろん文句なし。ジークフリートはROHのトレリーヴァンよりはましでしたが、やや声量的に物足りない感じです。合唱は上手かった。
今日はブリューワー、トムリンソンと共に一番拍手をもらったのは指揮のラニクルズでした。パッパーノの代わりにROHでリンクを振ってほしいと思いました。BBC交響楽団も彼への拍手を惜しまず、立つようにとの要請にも応じないで拍手し続ける場面もありましたが、いい音楽を作る人です。それに歌手への配慮もきめ細かく、歌っているときはオケの音量をやや下げるなどしていました。ジークフリートの旅立ちとか葬送行進曲では目一杯ヴォリュームを挙げていましたが、盛り上げ方も上手い指揮でした。

4時開始10時終了。インターヴァルは60分+30分。ここは字幕が出ないので、筋は知っているとはいえ長い台詞のところは細かいことがわからず、退屈な場合もあり、ちょっとコンサート向きじゃないなと思いました。
写真は、右下から左上にかけてTomlinson、Andersen、Runnicles、Brewerです。
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by dognorah | 2007-08-13 09:35 | オペラ
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