ハイドンのオラトリオ「四季」(PROMS)

2007年7月23日、ロイヤル・アルバート・ホールにて。

Joseph Haydn: The Seasons

出演
Sally Matthews (soprano)
James Gilchrist (tenor、Toby Spenceの代役)
Jonathan Lemalu (bass-baritone)
Handel and Haydn Society of Boston
Roger Norrington (conductor)

PROMSに初登場のHandel and Haydn Society of Bostonという団体は古楽器管弦楽団と合唱隊で構成されていますが、創立がなんと1815年というアメリカでも最古の演奏団体だそうです。NYフィルやヴィーンフィルよりも古いですね。ノリントンはその団体のArtistic Advisorをしています。知名度のせいか会場は5-6割の入りで、遠方から来た演奏者にとってはちょっと気の毒でした。

最初は管弦楽団のノリが悪くあまりいいアンサンブルではありませんでしたが途中からどんどんよくなって、そのノーブルな音に魅せられました。合唱は最初からすばらしい声とアンサンブルで惚れ惚れする美しさです。
独唱者もすばらしく、特にソプラノのマシューが好調で終始魅力的な声です。3月にマーラーの2番に出演したときと同じドレスでした。写真を撮っているとこういうこともわかってしまう。ついでに言うと昨年5月にフィデリオのコンサート形式に出演したときに比べるとちょっと痩せてスマートな顔立ちになっているのが好感を持てます。
テノールのジルクリストは声質が太めで、前半トビー・スペンスだったらなぁと思わせる歌唱がありましたが後半はとてもよくなってかなりの実力者であることを認識しました。バスバリトンのレマルはちょっとムラがありましたがそこそこの出来でしょう。

この曲は名前を知っていたものの聴くのは初めてです。春夏秋冬が各30分ぐらいの演奏時間で計2時間。字幕は出ないので手元のパンフレットを読むしかないのですが眠くなってきたので途中で放棄し、音楽だけ聴いていました。演奏のノリと関係あるかも知れませんが春の前半は特に眠くなるような音楽でやや面白味に欠けるかなという印象ですがその後半と、夏以降はとても楽しめました。秋が一番気に入りました。
写真はSally MatthewsとJames Gilchristです。
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by dognorah | 2007-07-25 03:28 | コンサート
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