ロッシーニのスターバト・マーテル

2007年7月16日、ロイヤル・アルバート・ホールにて。
私にとって今年初めてのPROMSです。

演奏者
Janice Watson(ソプラノ、Emma Bellの代役)
Joyce DiDonato(メゾソプラノ)
Colin Lee(テノール、Lawrence Brownleeの代役)
Ildar Abdrazakov(バス)
Swingle Singers
Orchestra and Chorus of the Academy of Santa Cecilia, Rome
Antonio Pappano(指揮)

プログラム
Berio: Sinfonia
Rossini: Stabat mater

ローマのサンタ・チェチーリアが音楽監督のパッパーノに率いられての登場です。歌手にエンマ・ベルとジョイス・ディドナートの名前があったので行くことにしました。しかしベルは体調不良で降板しちゃいました。代役は先日「カーチャ・カヴァノーヴァ」で好演したワトソンですがレパートリーがちょっと違うんじゃないの?という心配をよそにすばらしい出来でした。彼女に限らず今日の歌手はすべて満足すべき歌唱で、「セビリアの理髪師」と「ヘラクレス」以来久し振りに聞くディドナートは相変わらず上手いし、南アフリカ出身のテノール、リーは甘くてよく伸びる美声でしたし、バスのアブドラザコフも艶のある声が魅力的です。

サンタ・チェチーリアというのは名前は聞いて知っていますが実演を聞くのは初めてです。最初の音からして「ああ、イタリアの音!」。なかなか上手いオケです。それにもまして感心したのは合唱団。ロッシーニのこの曲に対しては完璧な出来でしょうがポテンシャル的にはすごいものを持っていそうだという奥の深さを感じさせます。
ということで演奏者のレヴェルが高く、パッパーノの指揮もとても納得できるもので感動的な演奏でした。6-7割しか入っていなかった聴衆も大歓声でした。
写真は演奏中の独奏者。左から、Janice Watson, Joyce DiDonato, Antonio Pappano, Colin Lee, Ildar Abdrazakovです。
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しかし最初に演奏されたベリオの曲はいまいちよくわからず。アメリカでキング師が暗殺された事件を織り込んだ曲だそうですが、過去の作曲家のメロディがちょこちょこ出てきたりします。Swingle Singersも男声はナレーション、女性はスキャットが多い構成ですがこの曲に関してはそれほど魅力的でもありません。指揮者の前に8人が半円形に座り全員マイクを持って歌っていました(写真)。ナレーションは英語ですがあまり聞き取れず意味不明。
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今日はオーケストラ横の席でしたので上手く写真が撮れず、掲載したのはすべてBBC TVの映像を録画後キャプチャーしたものです。
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by dognorah | 2007-07-17 19:33 | コンサート
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