ベルリオーズのオペラ「ベンヴェヌート・チェルリーニ」(コンサート形式)

2007年6月26日、バービカンホールにて。

Hector Berlioz (1803-69)
Benvenuto Cellini (1834-38) :Opera semi-seria in two acts and four tableaux

Gregory Kunde: Cellini
Laura Claycomb: Teresa
Darren Jeffery: Balducci
Peter Coleman-Wright: Fieramosca
Andrew Kennedy: Francesco
Isabelle Cals: Ascanio
Jacques Imbrailo: Pompeo
John Relyea: Pope Clement VII
Andrew Foster-Williams: Bernardino
Alasdair Elliott: Cabaretier
London symphony Chorus
London Symphony Orchestra
Colin Davis: conductor

序曲しか聴いたことがなかったこのオペラ、繊細さとスケールの大きさを持ち合せた聴きごたえのある音楽です。時に「トロイ人」を思い起させるような旋律もあります。物語は単純であまりおもしろくありませんが。
管弦楽と合唱はすばらしい演奏でした。ベルリオーズを得意とするコリン・デイヴィスという印象をさらに強める出来です。
歌手は、タイトルロールを歌うはずだったテノールGiuseppe Sabbatiniが降りてしまったのが痛い。彼が出るからと思って切符を買ったのに。代役のGregory Kundeは強く歌う部分では素敵な声を聴かせてくれるのですが、そうでないときはざらついたような嗄れたような声になってがっかりすることが多いのです。
チェルリーニの恋人テレサを歌うソプラノLaura Claycombは魅力的な声と歌唱に加えて見栄えのする美人で華やかさもあります。
もう一人、メゾソプラノIsabelle Calsは小柄の人ですがいい声をしています。
男声陣ではバスのJohn Relyeaが秀逸。同じバス役のBalducciを歌ったDarren Jefferyは声質はいいのですがもう少し声量がほしいところです。その他の歌手はまあまあという出来。
写真は左から、Gregory Kunde、Isabelle Cals、Laura Claycombです。
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by dognorah | 2007-06-27 08:51 | オペラ
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