International Mahler Orchestra(IMO)演奏会

2007年6月12日、St John’s, Smith Squareにて。

指揮:Yoel Gamzou
ヴァイオリン:Guy Braunstein

プログラム
ベートーヴェン:エグモント序曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調
ブラームス:交響曲第4番ホ短調

このオケは2006年にロンドンで設立され、最初のコンサートは今回と同じ場所で昨年12月に開催されました。名前の通り団員は国際的で、フランス(14人)、ドイツ(6人)、ベルギー(2人)、スペイン(1人)、日本(1人)、イタリア(5人)、ルーマニア(2人)、ブルガリア(1人)、ベネズエラ(1人)、USA(1人)、UK(10人)の奏者で構成されています。大半は20代と思しき若い人です。
指揮者のガムゾウはイスラエル人でマーラーのスペシャリストと自認していて交響曲第10番を完成させるべく2004年から研究に取組んでいるらしい。やはり若くて20代に見えますがこのオケの芸術監督でもあります。
ヴァイオリン独奏のブラウンシュタインはベルリンフィルの3人のコンサートマスターのうちの一人で、3月に聴いたラトル指揮のベルリンフィルの演奏会でもコンサートマスターを務めていた人です。こういうオケと共演する独奏者としては大物ですが、イスラエル人ということで指揮者と繋がりがあるのでしょう。

演奏ですが、エグモント序曲はややアンサンブルの荒さが目立つものであまり楽しめませんでした。しかし次のブルッフの協奏曲はすばらしい演奏で私もブラヴォーを献呈しました。さすがにベルリンフィルのコンサートマスター、美しい音色で確信に満ちたヴァイオリン独奏です。オケもこの曲に限ってはアンサンブルもよく、抑え気味の演奏がとても気品があってしっかりと独奏をサポート。練習中にいろいろブラウンシュタインからアドヴァイスがあったのではと思われます。熱狂的な拍手に応えてバッハの何かをアンコールに弾きました。
最後のブラームスは弦が主体のパッセージではとても美しく納得のいく音楽でしたが、どうも金管が入ると荒れる感じです。ホルンはかなり音を外す場面もありました。しかしこの指揮者の力量は大したもので、そういう状態にもかかわらず十分楽しませてくれる指揮ぶりでした。最初にちょっと驚いたのは、さっきブルッフを独奏したブラウンシュタインが第1ヴァイオリンの最後尾に座ってこの曲も弾いたことです。しかも譜面をめくらなくてはいけないポジションで。飾らない人柄なんですね。

名前に反して今日はマーラーの曲が全くなかったのがちょっと残念でした。
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by dognorah | 2007-06-13 19:54 | コンサート
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