ドン・ジョヴァンニ初日

2007年6月11日、ROHにて。

一昨日のリハーサルに続いて初日を見ましたが、女声陣が不調で不満な公演となりました。ネトレプコの代役ポプラフスカヤは初めての本番での大役というプレッシャーからか大過なく通して歌えたリハーサルとは大違いで、声に潤いが無く第2幕の重要なアリアでは音を外すという失態まで演じてしまいました。
そしてマルティネスは、リハーサル時を100点とすれば本日は70点ぐらいの出来で、その時に魅了してくれた声の自然な柔らかさというものがなくなっているのです。どうもラ・トラヴィアータの時も初日で評判を落してしまったようなので初日に弱い人かも。ツェルリーナ役のフォックスは本日の方がよかった。男性陣ではシャーデが相変らずの好調、シュロットはどちらかといえばリハーサル時の方がきれいな声が出ていた。ケテルセン、ローズ、ハーゲンは本日の方がよく声が出ていたがマイク疑惑も感じられたので本物かどうかは疑問が残りました。
立て続けに2回見て演出はなかなかよくできているとは思いましたが、最後の部分でジョヴァンニが地獄落ちした後の処理がまずくてそこでオペラが終了したように見えてどうしてもいったん拍手が出てしまうし、残った6人が風圧で膨らんだ安っぽい白いカーテンの前で横一列になって歌うというのも見栄えが悪いし芸がない気がします。しかしみんなが引込んだ後その白いカーテンが上がってジョヴァンニが裸の女性を抱いているシーンが出て笑いを誘うのは後味がよくなってオペラ・ブッファにふさわしい終り方だと思いました。
写真は左からシャーデ、ポプラフスカヤ、シュロット、ケテルセン、マルティネスです。ドンナ・アンナ、ドンナ・エルヴィーラ、ドン・オッタヴィオの3人は頻繁に衣装を替えるのですが最後は一番つまらないデザインなのが残念です。
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by dognorah | 2007-06-12 23:15 | オペラ
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