ベネズエラ人メゾソプラノのリサイタル

2007年6月6日、ボリバーホールにて。

4月にベネズエラ人画家の個展が開催されたベネズエラ大使館付属ボリバーホールは音楽会をやるときは階段状の立派な座席140席が展開される(普段は折りたたまれて壁際に立っている)。今日はベネズエラ人メゾソプラノのリサイタルで、満員の聴衆の前で欧州の作品とラテンアメリカの作品が歌われた。ホールは音響処理が的確になされていて大変聴きやすい。

出演
メゾソプラノ:Myrna Moreno
ピアノ:Diana Wright

プログラム
Pietro Paolo Bencini (1670-1755): Tanto Sospiero
Andrea Falconieri (1585/6-1656): Begl’occhi Lucenti
Maurice Ravel (1875-1937): Chants Populaires
・Chanson Française
・Chanson Espagnole
・Chanson Hébraïque
・Chanson Italienne
Francis Poulenc (1899-1963): Les Chemins de l’Amour
Carlos Gustavino (1912-2000): En los surcos del amor (Argentina)
Carlos Gustavino (1912-2000): Pueblito, mi pueblo (Argentina)
Agustin Lara (1897-1970): Arráncame la vida (Mexico)
Carlos Gustavino (1912-2000): Pampamapa (Argentina)
Federico Ruiz (1948- ): Quiero sembrá (Venezuela)
Waldemar Henrique (1905-1995): Abaluaié (Brazil)
Antonio Esteves (1916-1988): El Ordeñador (Venezuela)
Antonio Esteves (1916-1988): Polo Dliente (Venezuela)

歌手のミルナ・モレノはベネズエラ生れ、ロンドンの音楽大学RCMとヴィーンのアカデミーで歌唱を学び、グラインドボーンオペラなどにも出演したことがあるという。見たところ50歳ぐらいか。ピアノのダイアナ・ライトは専ら伴奏ピアニストでイギリス人である。

歌唱は上手く、中高音が美しい。低音から中音にかけて一部音域で濁ることがあり気になったが歌うにつれてそれが少なくなり、後半は全くなくなった。前半のイタリアとフランス歌曲は特段すばらしいということはなくまあまあという程度だったが、後半のラテンアメリカ音楽になるとまるで水を得た魚のように生き生きとした音楽が歌われた。やはり血は争えず、歌詞と音楽に共感できる部分が多いのだろう。聴衆もそういった国々の出身者が多いのか後半は一曲終るたびにブラヴォーが飛交う。
イタリアやフランスものも含めて普段あまり聴かない曲ばかり聴かせてもらって貴重なコンサートだった。ベネズエラ大使館に感謝。
写真は舞台照明が悪くて不鮮明であるが、向って右がモレノ。
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by dognorah | 2007-06-08 08:59 | コンサート
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