松原勝也+平井元喜ジョイントコンサート

2007年6月1日、ウイグモアホールにて。

ヴァイオリン:松原勝也
ピアノ:平井元喜

プログラム
J. S. BACH: Chaconne from Partita No.2 BWV.l004 for solo violin
Motoki HlRAI: Kotodama - Voices of Nature for violin and piano (world premiere)
BEETHOVEN: Sonata No.5 for violin and piano, Op.24 "Spring"
Ernest BLOCH: Nigun No.2 from Baal Shem - 3 Pictures of Chassidic life
Motoki HIRAI: Scenes from a Native Land for piano solo (2005)
Motoki HIRAI: Homage to Grieg for piano solo (1988/rev.1993)
Edvard GRIEG: Sonata No.3 in C minor, Op.45 for violin and piano

ヴァイオリンの松原さんは現在東京芸術大学の教授で、ピアノの平井さんはイギリスと日本で演奏活動をしている若手ピアニストであり作曲家です。二人とも演奏を聴くのは初めてですが大変楽しめました。
最初のバッハでまずヴァイオリンの音色の美しさと透明感に感銘を受けました。楽器を目一杯響かせるヴァイオリン弾きのお手本のような演奏で、最初予備知識なしで聴いて、この人は先生向きだと思ったら現職の教授でした(^^;
ヴァイオリンはどの曲も文句なしの演奏でしたが特にブロッホの曲は秀逸で本日最も感動しました。響きの美しさはそのままでテンションの高さを維持した高い音楽性はなかなか聴けるものではないでしょう。
世界初演の「言霊」は、チューニング時のような音から始ってお化けが出そうなおどろおどろしい音に引継がれたあと次第にいろいろなテーマが現れ時には激しく不協和音が掻き鳴らされます。楽しめました。
ピアノソロの2曲はいずれも親しみやすいメロディも出てきてわかりやすい音楽です。Homage to Griegは恐らくグリークのメロディを敷衍していくスタイルです。Scenes from a Native Landは最初低音のぼこぼこという音から始って乾いた高音や大音響のパートまで多彩な音が演奏されますがピアノ曲としては表現の幅も広くて私はこっちの方が好きです。
多くの日本企業がスポンサーになっているせいでしょう、日本人聴衆が多数を占めていましたが現地の聴衆にも十分楽しんで貰えたコンサートでしょう。

同じ内容で7月に日本でも公演されるようです。
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by dognorah | 2007-06-02 21:47 | コンサート
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