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ROHのランチタイムコンサート

2007年4月23日、ROHのCrash Roomにて。

このコンサートに行くのはずいぶん久し振りです。歌手が出演の場合は人気があり、切符(当日の朝先着順で配布)の入手が困難な場合があります。今日もそうでしたが、開場間際に行列して何とか入場できました。本日は現在および過去のYoung Artists Programmeのメンバー4人によるコンサートです。いったい4人も揃えてどういう風に歌わせるのかと思ったらブラームスの4重唱だったのです。

出演
Kishani Jayasinghe: soprano (スリランカ人、現メンバー)
Lora Grodnikaite: mezzo-soprano (リトアニア人、現プリンシパルメンバー)
Edgaras Montvidas: tenor (リトアニア人、6年前に修了)
Grant Doyle: baritone (オーストラリア人、4年前に修了)

Susanna Stranders:piano
David Gowland: piano

プログラム
Johannes Brahms: Liebeslieder, Op.52 (全18曲)
Johannes Brahms: Neue Liebeslieder, Op.65 (全15曲)

歌手が4重唱なら、ピアノ伴奏も連弾です。4人の歌手と2人のピアニストを必要とする珍しい曲ですね。ずいぶん陰影に富んだ歌曲集です。歌手は曲によってソロ、2重唱、4重唱を取り混ぜて表現の幅を広げていますが、非常におもしろい曲であり演奏でした。各歌手ともよく声が出ている上に、アンサンブルもなかなかよく、かなり練習したのじゃないかと思われます。一人の歌手が歌曲集を歌うイヴェントはもちろんいいのですが、たまにはこういうコンサートも楽しいです。
by dognorah | 2007-04-25 09:31 | コンサート | Comments(2)
Commented by ロンドンの椿姫 at 2007-04-25 18:10 x
このランチタイムコンサート、dognorahさんがよく行かれるので、機会があれば是非一度とずっと思っていて、丁度良い日にお休み取って出掛けたのに、切符が売り切れと言われて、がっかりでした。甘くみたのがいけなかったのですが。でも、切符なくても待っていれば入れるかもしれなかったんですね。あ~あ! これをご覧になっている間、私はROHのカフェで不貞腐れてコーヒー飲んでましたよ。

聴きたかったのは、テノールのEdgaras Montvidasで、彼は、2002年にROHのトラヴィアータでアルフレードもやったことのある人です。インヴァ・ムーラの相手役でした。

実際に行かれたdognorahさんのレポートを拝見して、少し気が済みました。ありがとうございます。
Commented by dognorah at 2007-04-25 23:51
ROHでアルフレードもやったことがあるというのはすごいですね(代役だったのかしら)。それにしては最近見かけないようですが、バイオを読むとロンドン以外で活躍しているようです。
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