ムーティ指揮ヴェルディのレクイエム

2007年3月14日、Westminster Cathedralにて。
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演奏
Riccardo Muti: conductor
Tatiana Serjan: soprano
Olga Borodina: mezzo-soprano
Guiseppe Sabbatini: tenor
Petri Lindroos: bass
Philharmonia Chorus
Philharmonia Orchestra

ムーティの指揮はすばらしく、非常に質の高い演奏でした。旋律の流れ、テンポ、ダイナミズム、どれをとっても納得できるもので一心不乱に聴いてしまいました。4人の独唱者も立派な歌唱でさすがにムーティのおめがねにかなった歌手たちです。この中でサバティーニは昨年12月にロメオ役で聴いてとてもいい印象を持っていましたが今夜も声も歌も文句なしです。メゾのボロディナは数年前に「ボリス・ゴドノフ」で聴いてそのときはそれほど印象的ではありませんでしたが今夜は立派なもの。ソプラノとバスははじめて名前を聞く人ですがとてもいい歌手たちです。
この曲は2年前にセント・ポール大聖堂で聴いたことがありますが、こちらウエストミンスター大聖堂の方が残響が少なく、その分各パートがクリアに聞こえて音楽を鑑賞するにはより望ましい環境です。当分この曲のスタンダードとして私の心に残るでしょう。

ところでこの日会場に着いてみると十分早い時間であるにもかかわらず入り口で人だかりがしていました。行列に従って進んでみると、なんと警察官が大勢出動してセキュリティチェックをしているのです。金属探知ゲートまで設けられています。検査も徹底的で小銭入れの中まで見られましたよ。私は早めに着いたからなんの問題もなかったけれど、ぎりぎりに駆けつけた人はすごい行列のためなかなかは入れなかったはず。したがってコンサートは20分遅れで開始です。舞台のオケとコーラスが起立したのでいよいよマエストロの登場かと思ったら聴衆まで全員起立しました。勘の悪い私は目の前にチャ-ルズ皇太子が現れるまで事情を推量できなかったのでした。カミーラ夫人はいませんでした。
そういう事情から会場にはかなりのVIPがいたようです。私が気づいた有名人はエフゲニー・キーシンだけでしたが。
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by dognorah | 2007-03-16 22:36 | コンサート
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