LSO演奏会

3月3日、バービカンホールにて。
出演
ピアノ:内田光子
指揮:コリン・デイヴィス
管弦楽:ロンドン交響楽団

プログラム
James MacMillan(1959-):The Confession of Isobel Growdie
Mozart:Piano Concerto No.21, K467
Tchaikovsky:Symphony No.4
James MacMillan:Stomp (world premiere)

1曲目は中世スコットランドの魔女狩りによる犠牲者の一人であるIsobel Growdieという人のレクイエム。弦による死を悼む雰囲気の合奏がしばらく続いた後管と打楽器によるちょっと騒々しい中間部を経て最後は再び弦が主体の音楽で締めくくられる。マクミランがスコットランドの史実を知って衝撃を受け、それを表現したもの。悪くない。

モーツァルトは1、2楽章はかなりゆっくりしたテンポで内田さんはちょっと乗り切れていない感じでした。第1楽章ではカデンツァが一番よかった。カデンツァが終わったとたん指揮をするように両腕をオケの方に向けて振ったのはECOとの弾き振りを思い出したか。第3楽章に入ってテンポが速くなると彼女はとても嬉しそうにデイヴィスのほうを見ていました。全体としてはいい音楽を提示してくれましたが、私ももう少し速いテンポが好きです。写真は挨拶する内田さん。黄色い上着は演奏前に脱ぐかと思いましたが脱ぎ捨てはありませんでした。
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チャイコフスキーはかなり洗練された演奏で、スマートな仕上げではあるものの私はこの曲に関してはもう少しロシアの土臭さが欲しいと思っています。弦の合奏がやや痩せた響きだったのも不満です。金管はよく鳴っていましたがオケ全体としてはパワーを感じません。

アンコールに、3日後に演奏する予定の曲が演奏されました。Guildhall School of Music and Dramaというバービカンホールに隣接した音楽大学の金管楽器奏者たちが加わっての演奏。実は本日はバービカンホールの開場25周年記念日で、その記念の一環としてのサーヴィスでした。曲は本日のメインプログラムであるモーツァルトとチャイコフスキーの作品からメロディを借りてきて敷衍したもので、あまりたいした曲ではないです。

終演後は25周年を祝うために出演者と聴衆にスパークリングワインが振舞われました。また、全聴衆に1cmぐらいの厚さのバービカンの歴史をつづったパンフレットと本日のプログラムが無料で配布されました。
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by dognorah | 2007-03-07 23:50 | コンサート
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