ヤンソンス+コンセルトヘボー+ガランチャ

2月11日、バービカンホールにて。

メゾソプラノ:エリーナ・ガランチャ(Elina Garanča)
指揮:マリス・ヤンソンス(Mariss Jansons)
管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボー管弦楽団(Royal Concertgebouw)

プログラム
Hector Berlioz:Overture Le carnival romain
Claude Debussy:La mer
Luciano Berio:Folk Songs
Maurice Ravel:La valse

ベリオを除いてall French programmeですが、管弦楽の上手さには感心しました。多分に曲の性格による面もあるかと思いますが、洗練された上品なアンサンブルはなかなかのもの。ヤンソンスにはこういう面もあるのかと発見した次第です。ドビュッシーの「海」は秀逸な演奏で非常に楽しめました。La valseも一部の隙もない統率力で好演。

ところで、今日このコンサートに来た目的はガランチャです。随分地味で珍しい曲を演奏するもので、私は当然初めて聴く曲ばかりです。各地の民謡を題材にした11曲で(最初のUSAの2曲は民謡ではないらしい)、次の順に歌われました。

1. Black is the color (USA)
2. I wonder as I wander (USA)
3. Loosin yelav (Armenia) = The moon has risen
4. Rossignolet du bois (France) = Little nightingale
5. A la femminisca (Sicily) = May the Lord send fine weather
6. La donna ideale (Italy) = The ideal woman
7. Ballo (Italy) = Dance
8. Motettu de tristura (Sardinia) = Song of sadness
9. Malurous qu’o uno fenno (Auvergne) = Wretched is he
10. Lo fiolaire (Auvergne) = The spinner
11. Azerbaijan love song

大体において哀調を帯びたメロディが多く、ガランチャの深みと潤いのある声がふさわしい曲と思え、歌唱の上手さもあってなかなか聴き応えのある演奏でした。特に第10曲目など。彼女の調子は十全ではなかったにしろ相当戻っている感じです。
ただ全般に地味であることは否定すべくもなく終演後は一度しか舞台に呼び戻されなかったのは残念です。気がついたら拍手していたのは私一人(^^;
管弦楽は小編成ですがなかなか機知に富んでいて面白い。
写真は花束を受け取って退場するガランチャです。
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アンコールは2曲、カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲とベルリオーズのラコッツィ行進曲。両方とも聞いたことのある曲なのに題名が出てこず、終演後に会ったO氏から教えてもらいました。
今日はマチネーのため夕方の早い時間に終わり、canary-londonさんの音頭で私を励ます食事会を催していただき、楽しい会話でかなり元気をいただきました。とてもうれしかったです。参加されたOさん、Yさんともどもありがとうございました。
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by dognorah | 2007-02-14 05:40 | コンサート
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