ヴィーンフィル定期演奏会(2006/7年度第5回)

2007年1月14日、楽友協会大ホールにて。

指揮:Mariss Jansons
管弦楽:Wiener Philharmoniker

プログラム
ストラヴィンスキー:バレー組曲ペトルーシュカ(Petruschka)
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調作品88

あこがれのMusikvereinsaalで初めてヴィーンフィルを聴きました。いつもTVで見ている豪華なホールを目の当たりにして改めてその豪華さに感嘆。それにしては楽員が座る椅子や譜面立ては擦り切れた年代ものでしたが。ホール内座席数は立ち見を除いて約1700席で、意外に大きいホールという印象です。私の席は非常に悪い席でしたが電話でヴィーンフィルのオフィスに席を問い合わせたときはここしかなかったのです。舞台の上、オケの後方(Podium)なので、ペトルーシュカでは目の前に打楽器群がかたまり、指揮者の顔が隙間から見える程度の視界です。第1ヴァイオリン最前列は全く見えず、楽員が入場したときに今日のコンサートマスターが今年のニューイヤーコンサートでもコンサートマスターを勤めた人であることが分っただけです。

演奏はすばらしいものでした。ペトルーシュカでは打楽器奏者に対してキューを発するヤンソンスの指揮ぶりは興味深いもので鋭い眼光で各奏者を見据えて合図を送ります。ティンパニーの連打のときは真剣に数を数えている風で、絶妙なタイミングでさっと他の楽器を導入させる様は見ているほうも音楽に乗せられる感じです。

ドヴォルザークの演奏はスケールの大きい深みのあるもので、気宇壮大であると共に美しくも繊細、アンサンブルの密度も高く、大変感動しました。同曲のこれまでの最高の体験でした。同じスラブ人の作品ということもあって完全に曲に共感している様が見て取れました。ヤンソンスとヴィーンフィルが火花を散らしながら真剣勝負という趣です。いやー、凄かった。

終わってから廊下で楽屋に引き上げる第1ヴァイオリンのKさんとすれ違い、声をかけたところ昨年6月にロンドンで会ったことを憶えてくれていました。奥様も一緒だったので一昨日の「フィガロ」に出演されていたことを話題にしましたが、Kさんによるとこの定期演奏会(夜と昼2回ずつの4回)のために昨日と一昨日はヴィーンフィルのメンバーはオペラ劇場には出演しなかったとのこと。しかし、本日はこの昼間の定期演奏に加えて夜の「トリスタンとイゾルデ」も演奏するんだそうです。ハードスケジュールですね。

後の定期演奏会の予定を見たら3月末はティーレマンがブルックナーの8番を演奏するんですね。ものすごく興味をそそられますが他の予定が入っているので聴きに来るのは無理です。残念!
写真は拍手に応えて楽員に立つよう要請するヤンソンスです。
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by dognorah | 2007-01-18 21:51 | コンサート
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