マリンスキー劇場管弦楽団コンサート

2006年12月5日、バービカンホールにて。

Mriinsky Theatre Orchestra & Chorus
Valery Gergiev: conductor
Sergey Alexashkin: bass

プログラム
ショスタコーヴィッチ:交響曲第6番ロ短調
ショスタコーヴィッチ:交響曲第13番変ロ短調「Babi Yar」

今回同じ演奏者がは3日間にわたって2、6、10、11、12、13番の6曲を一気に演奏する。3月に切符を買ったときは上記の2曲は聴いたことがないという理由で選んだが、それをすっかり忘れて8月のPROMSで13番を聴いてしまった。従って同じ演奏者で2回もこの曲を聞く羽目になって、ちょっとがっかり。ゲルギエフ君、同じ年に同じ都市で2回も同じ曲を演奏するなよ。よほどこの曲に入れ込んでいるのか。演奏は、8月に聴いたものよりもっと暗い雰囲気なのは、バス歌手が違っているせいだろう。あの時は今日歌ったアレクサシュキンの代役でペトレンコが歌った。曲の雰囲気からするとちょっと明るすぎる、という感想を書いたが、今日の本当に暗い声を聴くとペトレンコの方が救いがあるという印象に変わってしまう(^^;
ということで、今回の演奏もとても立派なものではあったものの、初めて聴いたということもあり8月の演奏の方が感動が大きかったと言える。

最初に演奏された第6番はとてもいい曲だ。演奏もすばらしい。第1楽章のチェロがメインで奏でられるメロディのなんと魅力的なことか。演奏時間30分のうち半分以上がこのLargo楽章に費やされるが、終始静かで美しい。第2楽章以降はAllegroとPrestoなので結構賑やかであるが、第3楽章ではプロコフィエフの古典交響曲を髣髴とさせる趣だ。一分の隙もないアンサンブルで豪快に締めくくってブラヴォー!初演時はソ連共産党からそっぽを向かれて不人気だったようだが、彼らには第5番の方がふさわしいのだろう。交響曲としての形式上はともかく音楽的には第6番の方が遥かに上だ。

今日のゲルギエフ、昨年のPROMSのTV中継時に見た爪楊枝のような短い指揮棒を持ち、編成の大きなオケなのに指揮台を使わないで指揮するという変わったスタイルだった。
写真は第13番終了時のもの。
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by dognorah | 2006-12-06 21:16 | コンサート
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