ラ・ボエーム:アルバレスは絶好調

10月20日、ROHのリハーサル。

Puccini: La Bohème
Libretto: Giuseppe Giacosa and Luigi Illica after Henry Murger’s “Scènes vie de Bohème”

Conductor: Philippe Jordan
Director: John Copley
Designs: Julia Trevelyan Oman
Lighting: John Charlton after William Bundy

Marcello: William Dazeley
Rodolfo: Marcelo Álvalez
Colline: Alexander Vinogradov
Schaunard: Jared Holt
Benoit: Jeremy White
Mimi: Katie Van Kooten
Parpignol: Alan Duffield
Musetta: Anna Leese(Noccia Focileの代役)
Alcindoro: Robert Tear
Sergeant: Bryan Secombe
Customs Officer: Jonathan Coad

ROHでは毎年のように上演される人気演目ですが、私は4年ぶりに見ました。この舞台装置もかなり古色蒼然としていて、恐らく相当長く使っているはず。でも、よく出来ていて、第2幕のレストランなど実にうまく作ったなぁと感心させられる造りです。

アルバレスは6月のトスカでは食中毒にかかってちょっと痩せていましたが、もう全く元通り。歌の方は絶好調というしかない出来です。来年早々にマンリーコでまたお目見えしますが、このまま好調を維持してもらいたいものです。
ミミのクーテンもすばらしい声と表現力で、先日見た「ファウスト」のときより乗っている感じです。ゲオルギューはうかうかしていると追いつかれそうです。
ムゼッタにはNoccia Focileが予定されていましたが、具合が悪かったのかリハーサルから代役です。しかしこの代役アナ・リースがなかなかのもので、聴いている方の頬もほころびます。ちょっときつめのソプラノが柔らかく透明なクーテンとは対照的でこの役にはぴったり。演技も上手く、代役で急遽やるようなものじゃない充実振りからすると恐らくアンダースタディだったのでしょう。彼女は昨年9月にBYOで見たジュリエット役で注目したのですが、今年の4月にROHの2軍であるROH2でやった「羊飼いの王様」でも好演した人で、本日がメインステージでの晴の初舞台でした。100点満点じゃなかったでしょうか。これからもどんどん出てきてもらいたいと思いました。

マルチェロを歌ったウイリアム・デイズリーは歌は上手いと思いますが余裕のない声にはそれほど魅力を感じず、やや不満。

フィリップ・ジョーダンの指揮する管弦楽はテンポ、旋律の歌わせ方などどれをとっても非常によかったと思います。音楽的にはプッチーニを思いっきり堪能しました。
[PR]
by dognorah | 2006-10-21 08:01 | オペラ
<< イギリスにおけるホルバイン 訃報:木村尚三郎氏 >>