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Windows XPの言語設定について

イギリスに限らず海外に住んでいる日本人にとって、PCを現地で購入せざるを得ない場合が多々ある。その場合、当然そのPCではデフォルトの言語は現地語である。イギリスでは英語である。しかしマイクロソフト社はWindows XPからはどこで購入しても世界各地の言語にも対応できるようなOSにしてきた。私もイギリスで何台かのPCを購入してきたが、コントロールパネルの言語設定をいじってちゃんと日本語の読み書きができるようにして使っている。

ところで、多くのPCメーカーはマイクロソフト社のOSと一緒にいろいろなソフトを一枚のCDに詰め込んでそれをリカヴァリーディスクとしてPCに同梱している。したがって、日本語設定をするときにはPCはそのディスクを挿入して必要ファイルをインストールするように求めてくる(ノートパソコンではそのCDの中身がHDのどこかに圧縮保存されていることが多く、そのときはPCが自動的に必要ファイルを探し出してインストールしてくれる)。

最近、知り合いがこちらで最新式のPCを購入し、言語設定をいじったのだがCDを挿入してもPCは必要ファイルを探し出せず、日本語の設定ができないという。そんなはずはないと私が行ってチェックすると確かに出来ない。リカヴァリーディスクの中身を見ると、ルートディレクトリーの中の日、中、韓のいわゆる東アジア言語用ファイルが入っているLANGフォルダーの中身が空っぽ!どうやらメーカーが意図的に削除したらしい。それで浮く100MBのスペースを使って他のアプリケーションを入れたのだろう。彼らはよもやそのファイルを必要とするユーザーがイギリスにいるとは考えなかったらしい。しかしマイクロソフト社はOSをこういう風に加工して販売することを許しているのであろうか。
仕方がないので、私は自分のPCに同梱されていたリカヴァリーディスクを持っていってそのファイルをインストールしてあげた。今は問題なく日本語が使える環境になっている。

ということで、こういうメーカーもあるのでに海外在住の日本人の皆さんは購入時には十分気をつけましょう。ちなみにそのPCを販売しているイギリスのメーカーはMESHというブランドである。少なくともこのブランドは避けた方がよろしい。
by dognorah | 2006-10-05 20:13 | コンピュータ | Comments(0)
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