ゲルギエフ指揮ヴィーンフィル演奏会

9月14日、満員のバービカンホールにて。ルツェルン、ワルシャワと回ってロンドンへ来たVPOは今日が二晩目。来週はオセアニアとアジアへの演奏旅行らしいです。人気ブログで有名な第1ヴァイオリニストのKさん(6月にリサイタルを聴きました)も今回は前から2番目のポジションで弾いておられました。ゲルギエフは6月に一度、先月は3回も聴いたのでこれで5回目、さらに今年中にもう一回聴くことになっているという頻度の高さに自分でもびっくりです。やはりショスタコーヴィッチを記念の年にまとめて聴いておこうという意思が働いたせいかと思いますが。

プログラム
シューマン:序曲、スケルツォと終曲、作品52
ショスタコーヴィッチ:交響曲第9番変ホ長調、作品70
ブラームス:交響曲第4番ホ短調、作品98
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番(アンコール)

最初のシューマンを聴いただけで心地よい音にやっぱりヴィーンフィルはいいなぁと思いました。今月始めにベルリンフィルを聴いたばかりですがヴィーンの方が好みであることを再認識しました。

ショスタコーヴィッチの9番は実演では初めて聴きましたが、とてもバランスのよい構成で、彼にしては小規模ながらよい曲と思います。ゲルギエフの指揮も説得力あるものです。

ブラームスはさてどういう演奏をするかとしっかり聴きましたが納得の演奏でした。第1楽章の導入部もいい感じでしたが、後半の盛り上げ方はなかなかのもの。第2楽章は情感を盛り上げるしっとりしたもので豊かな音楽です。セクシーささえ感じます。第3楽章はダイナミックで力強い。オケの統制がよく取れています。第4楽章は速めのテンポで畳み掛けるような演奏。しかし中間部は木管にじっくり歌わせて切なさをたっぷり表現させ、終曲は再びダイナミックに盛り上げて壮大な終わり方。上手い演奏です。今のところ私の経験した4番では最良の演奏です。

アンコールのハンガリー舞曲は楽しく盛り上がる曲。やや土臭さを感じさせるものでしたが、こんな短い曲でも譜面をめくりながら指揮するんだなぁと妙なことに感心。なかなかアンコールをする気配がなく、5-6回ステージに呼び戻されてやっと演奏してくれましたが、ちゃんと第4交響曲の譜面の下に小さな譜面が用意されていたのでした。
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by dognorah | 2006-09-15 19:30 | コンサート
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